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#3 客観的な自己評価の必要性

前回は起業を目指す皆様が今から知っておく、変えておくべきマインドセットについて書きました。今回は客観的な自己評価の必要性について書いてみます。起業するにあたり、客観的な自己評価ができるというのは大きなメリットとなります。

ここからはそのメリットについて具体的に書いてみます。

スキルと能力の把握が可能になる:
自分のスキルと能力を客観的に評価することで、自分の得意な分野や経験を正確に把握することができます。ということは、起業の際にどのようなサービスや製品を提供するのかを明確にすることができるということにつながります。また、自分の弱点や不足している部分にも気づくことができ、それらを克服するための計画を立てることができます。

競争力の分析が容易になる:
起業は競争の激しい環境で行われることが多いです。冷静な自己評価を通じて、他の企業や競合者と比較して自身の強みや優位性を明確にすることは、提供するサービスや製品がどのように他と異なるのかを把握しやすくなり、どうやって発信、アピールすべきなのかもはっきりしてきます。さらに自分が持つ競争力を把握することも可能となり、市場での生存と成長を促進するための適切な戦略を立てることができます。

リソースの最適化:
自己評価を通じて、自身のリソース(時間、財政、人的資源など)を客観的に評価することができます。起業はリソースの制約の中で行われることが多いため、自分がどのようなリソースを持っているのかを正確に把握することで、自分が持つリソースを最適に活用するための計画を立てることができます。

目標設定と成長:
自己評価を客観視することで、現在の能力やスキルと望む目標までの距離やギャップを把握することができます。自分の現状を見つめることで、どのような成長が必要なのかを理解することができ、自己評価を基にした目標設定を行い、その目標に向けて成長するためのアクションプランを作成することも可能となります。

パートナーシップや投資家との関係:
自己評価を行うことによって、自分のビジネスにおける役割や責任、強みや弱点を明確にすることができます。これは、パートナーシップを組む際や投資家との関係を築く際にも非常に重要です。自己評価を通じて自分のビジネスの魅力や成長潜力を客観的に評価することは、投資家を引きつける上でもとても重要です。投資家は事業のポテンシャルを見極めるために、起業家の客観的な自己評価を求めることも多々あります。


客観的な自己評価のメリットを書いたうえで、どうやったら客観的な自己評価ができるのか。その方法を私なりに書いてみます。

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