物質主義過ぎからのUターン

縄文文化やカタカムナって素晴らしいと思う。
ただ、それが“日本だけが素晴らしい”っていう論調になっちゃうと、ちょっと待った❗️ってなる。

カタカムナが残っているのは凄いけど、世界にはケルト文化やネイティブアメリカンの文化だってある。
縄文が1万年も続いたのは、ひとえに地政学的な理由であって、ことさらに秀でていたからではないんじゃないのかなぁ。
日本が大陸にもっと近かったら、ケルト文化と同じ運命をたどっていたと思う。

カタカムナでは製鉄の方法まで伝えられているらしくてびっくりなんだけど、ヨーロッパにもストーンヘンジやらドルメンやらニューグレンジやらカルナック列石やら凄い石の文化があるし。

そんなケルト文化もルーツに入っているヨーロッパでは、日本のことをエコノミックアニマルと呼んでいた1980年頃から、すでに物質主義過ぎからUターンしていたと思う。
1998年にイギリスに留学した時には、スーパーや衣料品店の品揃えの少なさにびっくりしたくらい。「ここは先進国じゃないの?!」って。
私はどっぷりアメリカンな物質主義に浸かっていたから理解出来なかった。

イギリス人に「そんなに働くのは日本人とアメリカ人とドイツ人だけだよ」って言われたから、ヨーロッパの中でもドイツ人は違うみたいだけど。

エコノミックアニマルではないヨーロッパでは、大学まで学費無料とか医療費無料とか実現してる国もある。なんもかんも経済でまわす物質主義過ぎからのUターンってそういうことなんじゃないのかなぁ。

でも、働き過ぎの日本人は過去の話らしい。労働時間は世界24位だって。今や上位は中南米。
ブラック企業の話はどうなったんだ?日本社会から消えたんだったら嬉しい。二極化してないといいけど。。。

頂点の一部分の人たちだけが労働時間短くて、子育てとも両立できて共働き… 社会がそれにあわせて設計されたら、下の方の人たちには負担が大き過ぎることになる。誰も取り残さないように、物質主義過ぎからUターンして欲しい。

2022年12月15日追記:

SDG'sなら江戸時代の生活に学ぶところが大きい。でも江戸時代は世界が国際化する中で鎖国してたし、開国したら続かなかった。
争わない縄文は国際化した世界の中で鎖国せずにどうやって貫けるんだろう?

縄文やケルトやネイティブアメリカンの凄さって宇宙と繋がっている目線なのかも。鼻息荒い海外の人たち(今は国内にもたくさん) に宇宙と繋がって生きれば、争わないで調和できますよーって言いたいところなんだけど、どうやら物質的に脳が宇宙と繋がれない性質をしているのかも知れなくて。。。宇宙って言うと物理的に宇宙に出てっちゃう。宇宙を植民地にしようとしてしまう。

宇宙っていうか、自然と繋がるってことなんだけど。宇宙の巡り合わせを念頭に置きながら自然と繋がる。組み合わせの違いを尊重して、お互いのテリトリーを犯さない。そういうことが可能ならいいんだけど、人間、それで満足できるのかなぁ。それで満足できないから今に至っているはず。

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