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オーガニックコスメは乾燥する?

オーガニックコスメブランド『slow and glow』オーナー、ドイツIOB認定オーガニック専門家の二見尚子です。

今回は「オーガニックコスメ」と「乾燥肌」についてのお話です!

時々お客様からご相談いただくのが「オーガニックスキンケアに変えたら急にお肌の乾燥がひどくなった」というもの...。実は私も以前、同じ経験をしたことがあります。そして当時はオーガニックの知識がなかったためにオーガニックコスメを使うのをあきらめてしまいました。

では本当にオーガニックは乾燥しやすいの?乾燥したらオーガニックをあきらめるしかないの?

答えは『NO』です!もちろん個人差はありますので、お肌に合わないこともありますが、オーガニックに切り替えた時の乾燥の原因のほとんどが『バリア機能の低下』です。

まずはオーガニックじゃないもの(ここでは石油系コスメと呼びます)とオーガニックコスメの違いを見ていきます!


石油系コスメとオーガニックコスメの違い

お肌の構造 (1)

石油系コスメのメリットは①短期間で効果を感じやすい②肌悩み別の集中ケアができる③コスパが良いなどがありますが、デメリットとして①成分によってはお肌の負担になることがある(安価な防腐剤や界面活性剤が使われていることがあり、それが肌のバリア機能を低下させていることも)

オーガニックコスメのメリットは①肌本来の機能(保湿機能、バリア機能など)を高めることが得意②自然由来の美容成分で肌への刺激・負担が少ないなどがあげられます。一方デメリットは①原料が高いため高額なものが多い②即効性がない③植物にアレルギーが出る方もいる


バリア機能の低下はどのように起こるの?

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石油系コスメがすぐにお肌の潤いやハリを感じられるのは、その成分のおかげ!肌の表面を潤い成分が覆ってくれるため、肌が自分で保湿することをさぼってしまいます。さらに石油系合成成分が皮脂膜を溶かし、いつの間にか肌本来のバリア機能が下がってしまいます

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一方でオーガニックコスメは使い続けることで、肌本来のバリア機能を高め自分の力で潤いを保てる肌へと育ててくれます。そのことでお肌が刺激に強くなり、トラブルの起こりづらい肌になるのです。


乾燥を感じる原因は?

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ずっと石油系コスメを使っていた肌は①肌本来の保湿機能が低下②バリア機能が低下しているため、突然オーガニックに切り替えると保湿機能が追い付かず、急に乾燥を感じるようになるという仕組みです!気づかない間に「インナードライ肌」になってしまっているのです。

このような仕組みから「オーガニックに変えたら乾燥するようになった」という悩みが出てきてしまいます!


あきらめないで!オーガニックへの切り替え方

ではどうすれば、上手にオーガニックに切り替えていけるのでしょうか?

1.徐々に切り替える

すべてのアイテムを一度にオーガニックに変えるのではなく、徐々に切り替えてみてください。例えば… まずは化粧水のみ、2週間くらいして乳液を、さらに2週間で美容液、洗顔、クレンジング... といった感じです。

2.ブースターオイルを使う

洗顔後、植物性オイルで軽くマッサージをして化粧水をつけてみてください!オイルがお肌を柔らかくして、化粧水の浸透を助けてくれます。

3.たっぷり使う

例えば伸びが良いクリームなどは少量で顔全体に広がるため、量を少なめに使う方もいらっしゃいます。一度クリームを浸透させたら、さらにもう一度たっぷりのクリームを浸透させてみてください。

4.湿度が高い季節に切り替える

空気が乾燥していると、お肌もさらに乾燥を感じやすくなります。乾燥を感じやすい秋~冬はさけて、春~夏にオーガニックを使ってみるのもひとつの手です!

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オーガニックライフを楽しみたい!と思いスキンケアからオーガニックに変えてみる!という方も少なくありません。そんな方たちが「オーガニックは合わなかった」と諦めてしまうのは残念です。もちろん、アレルギーなどでお肌に合わない方もいらっしゃいますので無理せずに、心地よく使えるお気に入りのオーガニックコスメを見つけていただけたら嬉しいです♪

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