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【ジビエレザー】なめし処理が終わり、無事届きました!

こんにちは、ともこです!

荷物が届いたんです!!

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このシリーズは、ふと思いついた「ジビエレザーブランド作り」という目標に向けてたまに頑張る一般人の日記です。

※この記事には、生きていた鹿から取ったばかりの「皮」の写真が出てきます。苦手な方はお気をつけください。

早速荷物を開けます!

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きた〜!あの日の鹿さんたち!
こんなフワフワのレザーになって帰ってきました!

やわらかくて、意外と厚みもしっかりしてる!
何より、原皮の時と比べて面積が広がっている感じがします!

広げると、尻尾の穴や、私が間違ってあけた穴、
工場で干されていた時のピンチ痕が。

あの鹿がこの姿に変わったんだな〜と実感できて
感慨深いです。

蘇るあの日の記憶。

みぞれの降る中、鹿さんからもらったばかりの生の皮から
お肉や皮下脂肪をこそげ落とした思い出。

(▼鹿の"皮"画像出ます。閲覧にご注意ください)

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生々しすぎたのでモノクロにしてみました。
夫に見せたら「逆に怖い」らしい・・・


肉がついたままの皮は、なめし代が高い

今回、なめし工程は専門の『やさしい革』さんにお願いしました。
(▼の記事で、やさしい革さんを選んだ理由をつらりと書いています。)

「ラセッテーなめし」という、人にも環境にもやさしい方法で加工してもらいました。

それで、革の加工代のことなんですが・・・

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皮1枚あたりの加工工賃が1,000円安くなるらしい!

これはきちんと処理せねば〜、ということで、
庭先でお肉を削ぎ落とすことに。

しかも3枚。

3枚ぶんの原皮処理大変だった

実は、猟師さんから初めての鹿皮をもらったあの日。
実家の父もまた、鹿を(2頭)仕留めていたのです。

1ヶ月以上、父を「鹿はまだか」「鹿はまだか」とゆすり続けた甲斐があったというものです。

猟師さんのところから帰宅して、
冷え切った体をシャワーでホカホカにすべく
ベショベショの靴下をえいやと脱ぎ捨てた直後、
父からLINEが届いたのです。

いまだかつてない即レスをして実家に向かい、2枚の原皮を回収しました。

まさかの、1日で3枚の鹿皮をゲット。

原皮は生ものですから、腐らせないよう、即日発送が理想です。

早く皮下脂肪落としてヤマトさんに持っていかねば!
しかし、その週いっぱい雪かみぞれ。
これ以上の水濡れはよくない・・・

しかたなく、ビーチ用の日除けテントを庭先に広げます。

3頭ぶんの皮下脂肪をこそげおとすのには、かなり骨をおりました。

それぞれに野山を駆け巡り、畑からお野菜を拝借し、
ご近所のお猿やタヌキと競い合いながら蓄えた、皮下脂肪。

皮に穴をあけないよう、脂のかたまりをていねいにはぎとりました。

獣皮用のナイフもありそうなのですが、もちろん普通の包丁。
ビーチ用のテントの下で、包丁を振り回している自分の姿がちょっと面白かった。

テントのおかげで、あまり濡らさずに処理ができたので
その日の晩にクール便で発送できました。

結局なめし料金はいくらだったの?

代金は、現物を職人さんが確認してから確定します。
原皮処理がうまくできていれば、1枚5,000円。
そうでなければ、6,000円。
または受け入れ不可。

原皮発送からだいたい2週間で、請求書が届きました。

単価は・・・

ゴクリ・・・

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5,000円!
やった〜!

3枚の合計で20,000円ちょっとでした!

ちなみに『やさしい革』さんの利用が初めてだったので、1枚は「試作革」扱いになります。

色は一番自然なベージュ。

カラーバリエーションは全10色で、全てやさしい染料で染められます。

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ベージュがとても気に入ったのですが、
他の色もかわいいですよね・・・。楽しみです。

まずはこの革で、ジビエレザー試作品第一弾を作ります!

まちおこしに詳しいともだちに聞いたところ、
「ペンケースやポーチがおすすめ」とのことだったので、

ひとまずポーチを作ってみます。
ワクワク〜

このシリーズは、ふと思いついた「ジビエレザーブランド作り」という目標に向けてたまに頑張る一般人の日記です。
<ざっくりこんな背景があって、ブランド作りを思いつきました。>
・地元で鹿がバンバン増えて、野菜を食べてるらしい。
・獣害を減らすことか、農業を盛り上げることか、地元の何かに貢献したい。まだ何ができるのかわからないけど・・・
・猟銃を趣味にしてる父がもうすぐ職場から定年退職するから、せっかくなら親子で何かやりたい。
・ダウン症の弟がいて、ものづくりが好きっぽいので、よかったら手伝ってほしい。
・地元が好き。

採算合わなそう・・・考えなくては!

ではまた!

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