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1ヶ月で1000単語覚え、語彙力テストで上位0.5%に入る英語の学び方。【英語力は影香力(エイカリョク)で決まる!】-前半-

1ヶ月で1000単語覚えてください」という課題を与えられたら、あなたはどうするだろうか?


英単語10個を覚えるのに苦労する人もいれば、1000個単位の暗記が苦ではない強者もいる。それが王者かと思いきや、中国語、スペイン語、ロシア語の単語も苦労しないで覚える超人もいたりする。


ほとんどの人はこの現実を見て、こうため息をつくだろう。

・彼らは生まれつき脳の構造が違うからだ。
・彼らは私より若いからだ。
・彼らは私より学歴が高いからだ。
・彼らは経済的に恵まれていて、語学学校に通えるからだ。

などなど


そして自分にはできないと思うようになる。が、私はこう断言するつもりである。

英語学習には2種類しかない。
味わうか、味わわないか。


つまり、脳の構造や、年齢や、学歴や、経済力は英語力を決定的に決めてしまう要素ではなく、

英語力は味わえるかどうかで決まっていると言いたい



この、英語を味わえる力を私は「影香力(エイカリョク)」と名付け、


本記事は英単語を10個覚えるのすら苦痛な人が、どうすれば1ヶ月で1000個くらいなら覚えられるようになるか、について原理から説明していく

今まで表に出たことがない勉強法の解説なので、画像を多めにした結果少々長くなった。皆様を前人未到の境地にお連れしたいと考えているので、是非最後まで読んで欲しい。最初の2章を本記事で、残りの2章を次の記事で書いていく(後半へのリンクあり)。


ここに古い本が1冊置かれている。次の内、どれを選べば正しい文章になるだろうか?


ハイ、秒殺ですよね!?


(3)と(4)、読まなくても、分かりましたよね?

ひっかけクイズだろうかと疑わない限り、答えはもちろん(2)ボロボロだ。

ボロボロと聞いて新品の物を思い浮かべる日本人はまずいないだろう。


次の場合はどうだろう?

「ボロボロではなく、ピカピカだぞ!」と違和感しか感じないはずだ。


が、中には違和感を感じることができない集団がいる。日本語を学んでいる外国人達だ。彼らなら、先ほどの本の問題に苦戦するし、この車を「ボロボロの車です」と教われば、先生の言うことならと信じて疑わないだろう。辞書を引いて、やっとその先生が嘘を言っていることに気づくのだろう。


これがネイティブと、非ネイティブの差だ。


日本人は、ボロボロという言葉を、心からボロボロだと感じ、使っている。


言い換えたら、日本語のネイティブである私達は直感的に、

単語の意味は大体発音どおり


ということを理解している。


一方でまだそう感じることができない日本語学習者は、「ボロボロ=old」と覚えるしか方法がない。が、こう覚えてしまうと、下のような言い間違いが平気で起きる。


ボロボロという単語は、年老いているという意味では使われない。なぜならボロボロという単語に使われている音が指すものは、古くなって不安定になった状態だからだ。だから、壁が風化した場合はボロボロだと言える。心が崩壊しそうな時もボロボロだと言える。皮膚が乾燥してダメージを受けた時もボロボロと言える。しかし単に年老いている場合には使えない。



つまりこうだ、


日本人にとっては、ボロボロという単語の発音のイメージと、意味が一致している。


そして、単語の意味だけを暗記した外国人はこうだ。


ここから、単に単語の意味を覚えれば使いこなせるとは言えないことが見えてくるだろう。

日本語も英語もどちらも、言語であることには変わりない。ゆえに、これは英語の学習にも当てはまる。


会話の中で的確な単語を、的確なタイミングで放てるようになるには、「音通りの意味だな」と思えるレベルで単語を学習する必要がある。

【第一章まとめ】

私達日本人が古い本を見て「ボロボロだ」と思える理由も、「ボロボロ」を「年をとった」の意味で使わない理由も、音と意味の繋がりを理解しているからに他ならない。無意識レベルで「発音通りの意味だな」と思えることがネイティブと非ネイティブを分ける。これは英語学習にも応用でき、英語を学ぶ時、音と意味の繋がりを意識して学べばネイティブレベルで英語を運用することが可能になる。意味の暗記では英語の上達は見込めない。


一体何が、ボロボロを「古いから崩れそう」という意味にしているのか?一体何が、発音通りの意味にしているのか?


その鍵となるのが日本語にある「音色(オンショク)」という概念だ。


例えば、「黄色い声」と言うように、私達は音と色と感情を結びつける文化がある。

ではなぜキンキン声は、青や赤ではなく、黄色でなければならなかったのか?


それは、、、

黄色がそのイメージに合うオーラを出していたからだ


ここからこんなことが言える。

色がオーラを出すように、
音もオーラを醸し出す。
そのオーラは感情と結びつく。


これは超重要な概念だ。
・日本人が「キンキン=黄色」と感じる唯一絶対的な理由だ。
・なぜ日本人が無意識にネイティブレベルの日本語を話せるかの理由だ。
・日本語初級者をネイティブレベルに変えてしまう、魔法のレシピだ。
・英語に悩むアナタを、二度と英語に悩ませなくする魔法のレシピだ。


私はそんなオーラのことを、影香(エイカ)と名付けた。影香と名付けたのには理由がある。オーラは目で見ることができない。目で捉えられないがそこに存在していると分かるものは「香り」であろう。また、単語の裏=単語の影の部分から香り出ているオーラだからだ。

これを英語で言えば、

Scented shadow (香りのついた影)となり、

余分なひらがなを削ぎ落として「影香」と名付けた。



「ボロボロ」にも影香(音のオーラ)があるから、意味通りの発音になっている。

「ボ」の音からは鈍いオーラが出ている。それがゆえ「ボンクラ」「ぼんやり」という頭がはっきりしていない様子を表す言葉に使われる。「ロ」の音からは丸いオーラが出ている。例えば「まろやか」「コロコロ」など。この丸いイメージを更に発展させよう。川の尖った岩も、年月が経てば水に削られて丸くなる。そして先の尖った鉛筆も、使うほど丸くなる。だから、

「ロ」の音には「丸い」だけではなく、二次派生的に「古い」というオーラがあると言える。

この「ボ」「ロ」それぞれが持つ音のイメージを足し合わせれば、「ボロボロ」がなぜ古いという意味になるのが腑に落ちると思う。


見方を変えれば、単語の音を聞いて意味通りのイメージを浮かび上がらせるのを補助している存在が影香だ。


図ではなく言葉で表すならこうだ。


ここで香りの知覚の仕方について考える。アナタが部屋の中で不審な匂いを感知したとしよう。きっと「何だろう?」と考えるはずだ。そして、その匂いについてあれこれ考えを巡らせ、何かが焦げた匂いだと気付き慌ててキッチンの様子を見に行くだろう。

このように、匂いは「存在に気づく」+「深く考える」というプロセスを経て知覚される。

一言で言ったら、「味わう」だ。

ここから英語学習の決定的なヒントが見えてくる。影香も、

「音から出ているオーラの存在に気づく」+「単語が意味通りの音だなと思えるまで色々な角度から単語を眺めてみる

というプロセスを経ることで知覚される。これもやはり「味わう」だ。

ネイティブと非ネイティブの差は、音通りの意味だと思えるかであった。

だから、

英語学習には2種類しかない。味わうか、味わわないか。


と私は断言できるのだ。


影香は音のオーラのことであったので、

影香力とは影香(音のオーラ)を味わう能力のこと


だと言え、さらに、

その言語のネイティブ、あるいは

ネイティブレベルに近づくほど影香力は上がる


とも言えるだろう。

影香力を鍛える方法は第3章で見ていくが先に、

アナタの英語学習に影香を取り入れることによる2つの圧倒的な変化について述べていく。

1つ目は、単語と自分の心が結びつくので会話の中の反応速度が上がることだ。単に意味を脳で記憶している状態ではなく、全身・全心で記憶している状態と言っても良い。

2つ目は、単語の意味を忘れても発音から意味を思い出せるということだ。思い出したい時に思い出せるので、脳の記憶容量の節約になる。

音と記憶を結びつけるのが単語学習の勝ちパターンだ


筆者の英語学習においては以下のような変化があった。

1.語彙力テストで上位0.5%以内に入れた。

・英語語彙テスト2016。語彙数21450。上位7.5%
・英語語彙テスト2017。語彙数28750。上位0.39%
・日本語語彙テスト2017。語彙数35760。上位0.16%

単語を忘れようにも忘れられないのだ。もし忘れても、音から意味が予想できてしまうから語彙テスト(4択)は楽勝だった。

誰でもできるので遊び感覚で試してみてほしい。

2.RもLも分からないレベルだった私→2年足らずで悲願の海外の大学院入学できるレベルになった

オーストラリアの大学院で、世界ランキング50に入っている。入学にはIETLSという難解な英語の試験を突破する必要があったが、RもLも分からない英語レベルから2年間の学習で突破した。もちろん入学したからには、卒業もした。日本の大学時代も院時代も専攻は食品科学で、味に関する化学だったことが影香を味わう勉強法を編み出したきっかけになったと思う。


目標の英語力は一人ひとり違うので、読者の皆様全員が、大学院レベルの英語が必要だとは思っていない。だから影香を意識した勉強を2年続ける必要はないが、もし1年だけ続けた場合でも相当の変化を期待できるはずだ。たとえ、英語力ほぼ0の人でも、半年だけ続ければ日常会話には最低限困らない語彙レベルには上がっているだろう。

もちろん、私はその2年でいきなり「影香」にたどり着いたわけではない。半年くらい色々な試行錯誤をしたので実際の勉強期間はもう少し短くなる。

次から紹介するのは、試行錯誤を繰り返し、たどり着いた勉強法なので、無駄がない勉強法だ

【第二章まとめ】

音と感情は結びついており、それが単語のオーラとして出ている。このオーラを影香と呼び、単語の意味と合うようになっている。そして、それを感じられるかがどうかが、ネイティブと非ネイティブを分けている。それゆえ、英語学習の時は影香を意識することで絶大な効果を期待することができる。例えば、語彙テストで上位0.5%に入れたり、2年足らずの学習で英語の初心者が大学院留学レベルまで英語力を上げることができる。

記事が長くなっていはいけないので、具体的方法の記述についてはこちらに書いたので、是非興味がある方は読んで欲しい。


いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。