play possum = #危機+ #習性+ #死んだふり 【新生・物語のある英語vol.36】ブログ構造改革の一環で、新しいレイアウトでの登場。
こんにちは、単語プロデューサーの Slovarです。
物語のある英語第36回目は、直訳すると「タヌキを遊ぶ」になる「Play possum」を推していきます。
新生・物語のある英語とは
言葉は人によって作られた。だからその過程には物語があって味がある。
辞書には載っていないその物語の裏話をハッシュタグ3つで表し、なぜそのタグがつくかを解説していく連載です。
1.「#危機 」「#習性 」「#ふり」が付く理由
アメリカに「キタオポッサム(英名:Virginia opossum)」という、ちょっとおもしろい習性を持つたぬきがいます。このタヌキ、敵に襲われるなど危機に瀕すると、逃げる代わりに、死んだふりをするんです。ある意味逃げるより勇気がいるかも...なのですが、相手の賢さを試しているようにも見えます。俗に言う、舐めプレイ(挑発するつもりで相手をしてあげる)だとも言えるでしょう。そんなことから、play possumで「寝たふりをする」という意味で使われるようになりました。
ちなみに、タヌキは英語でpossumと言います。ポッサム、なんだか太っちょでかわいい名前ですよね。
2.他の使い方
元々が、死んだふりという意味なので、「もちろん死んだふりをする」という意味もあります。
上の例文にあるように、命を狙われた時に、とっさに死んだふりをして、敵が去るのを待つという状況の時に使えます。
授業中に先生に当てられそうになった時、先生の注意があなたから離れるのを待つために、使えるかもしれません。逆に先生の注意を引いてしまうかもしれないので、使い所は慎重に!
FoolというのはApril fool (エイプリルフール)のフールです。通常、「バカ」という形容詞で使われますが、そこから転じて、「相手を騙す」という意味でも使うようになりました。例えば、
Don't be fooled by his appearance.
(彼の外見に騙されてはいけない)
や、
Tim was fooled into believing that he'd won a lot of money.
(ティムは大金を手にしたと思い込まされた)
などのように使います。
3.ワンランクアップ表現
辞書は答えを与えてくれるだけで、好奇心は刺激してくれない...という現実に悲しみを覚えたので、皆さんが今の英語力+1できるように、ワンラックアップ表現リストを作ってみました。ご自分のレベルより1つ上のランクの表現をぜひ調べてみてくださいね。
新生・物語のある英語ということで、レイアウト、構成を変えてみました。ここはこうした方が良いなどの、ご意見がありましたら気軽にお知らせくださいね
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。