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ハンバーガーに背中を押されて

2024/02/12(祝)
朝から生理の暗い予感で起きる。
一年にこの気持ちを12回、それを何年も、下手したら十年単位で続けることの不健康さに気が滅入ったけど、冷蔵庫のなかの昨日買ったマクドナルドのハンバーガーに背中を押されてえいや!と起きた。

ハンバーガーをもりもり食べてその勢いで玄関の掃き掃除までやる。玄関の掃き掃除は家事のなかでもしかしたら一番好きかもしれない。なんかこう、背中がシャンとしますよね。

さらに気持ちを昂らせてバレンタインチョコフェアへ。去年初めてデパートのバレンタインフェア会場で高級チョコを買い当たり前に半分こして私も食べたところ、高級なチョコはこんなにも美味しいのかと恐れ入った。なるほど高いだけある。今年も、いざ。

会場についてキラキラしたチョコたちを物色。どうも私は箱に収められたその様に魅力を感じている節があって、箱を開けた瞬間のトキメキが想像できないものは即却下。高級でいかにもこだわりが感じられる店構え、箱も十分美しい、なのに、お母さんのお弁当みたいな白いギザギザのお惣菜カップにチョコを入れるセンスはどうなんでしょうか、など思いつつ、恐らくチョコ以外の価格がぐっと上乗せされた木箱入りのチョコを買う。
どちらが良いという判断は簡単にはできない。

久々に都会に出た昂りから帰り道で久しぶりにスタバに寄ってラテ、それもグランデサイズなどを買い、自宅に戻り読書。

ふと横を見ると猫が籐の穴ぐらにみっちみちに詰まってブーブーいびきをかいて寝ている。猫の寝顔を見ると胸がぶわっと幸せな気持ちで満ちる。私の相棒が平和な様子で寝ていて幸せだなぁと思いながらぽかぽかな気持ちで見つめていると、視線を感じた猫が迷惑そうに私の視界に入らないところに移動して寝直した。すみません。

寝る様子といえば先週だったか、オンライン会議中に同僚の1歳の子どもがグズリ始め、同僚が抱き上げたところ満足げな様子で同僚、つまり父親の髪の毛などにいたずらをし、そのまま腕のなかでうつらうつらしている様子を見て、うわーーーなんて人間そのままで生きていてなんて幸せな人生のフェーズなんだろうと胸を射抜かれた。

私は子ども時代に戻りたいと思わない人生(子ども時代が不幸だったわけではなく大人の自分がとても気に入っているので)なんだけれど、この時ばかりは愛される幼児期の幸せを目の当たりにして一瞬でもそこに戻りたいと思ってしまった。
私も眠くてもう仕事は店じまいですよと駄々こねてよしよしされて寝たいんですけどー。

夜は「ラジオでスラムダンク」という素晴らしい番組を聴いた。映画とはまた一味違う切り取り方で、企画したアナウンサーの方に全力で御礼。