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チバリヨ_6号機唯一の神台

チバリヨを打っていると本当に良くできた台だなと思います。
項目を並べると、
・演出が面白いし曲も好き
・チェリーの細かい演出にも脳汁ポイントがある
・完走率が高い
など、他の機種よりも頭一つ抜けています。沖ドキduoも良台ですが出玉性能が劣ります。例えば、個人的には沖ドキduoの天国は完走できる気が全くせず、600枚出たら「一安心」と思いますが、チバリヨの天国で3連したら約33%で完走なので、600枚なら「少ない」と感じます。ちなみにチバリヨの2連は個人的には天国ではなく仮天国と思っています。

しかし、これだけでは他の機種よりも圧倒的に上である「神台」にはなれません。

チバリヨが神台である理由

チバリヨが神台である最大の理由は、
・期待値プラスのゾーン狙いだけのガチプロでも1日単位では普通に大敗

することだと思っています。別記事「収支報告でも書きましたが、私がチバリヨが全稼働の8~9割を占めていた時期の勝率は50%強しかありませんでした。朝一1500チェリー実践に関しては勝率はなんとたったの35.8%。朝一チバリヨ乱れ打ち稼働をヤメた理由も分かってもらえますよね。朝一に関してほぼ3日に1日しか勝てないんです。
(ちなみに、番長ゼロも良台ですがゼロモード100pt以上などのゾーンだけ打ってたら比較的安定して勝てて大負けはしにくいと思います。)
これは裏を返せば、
・一般の人でも1日単位では普通に大勝ちできる
ということです(まあ、トータルでは負けていると思いますが)。
私が見た範囲では、おじいちゃんが一撃4000枚オーバーなんて複数回見たこともありますし、おばあちゃんがあり得ないくらいメダルを山積みにしててトータル1万枚超えしていた台も見たことがあります。ただし、その後、そのおばあちゃんが勝っているところをほぼ見たことはありませんが・・・

上手なお店はチバリヨで高稼働を実現

このように、「一般の人でもそれなりの頻度で大勝ちできる」ということが高稼働には必須だと思っています。
ただし、高稼働にするにはホール側の努力も必要です。さすがに設定1では辛すぎてお客さんが耐えられません。私が朝一稼働をしていたお店(A店)を見てきましたが、平日のお客さんの飛び方が半端ないです。飛び具合は別記事「朝一チバリヨ_軍団を飛ばす方法で書いています。
一方、私が朝一以外で通う超優良のB店は設定の入れ方が上手いです。基本的に設定2以上ベース予想で、土日はあまり設定を入れませんが、ただの平日の設定の入り方はチバリヨ以外もかなり信用があり、設定6は必ずどこかに複数入れてくれる印象です。
でも、これだけだったら、「単に設定を入れて集客するだけでいいんじゃないの」と思うかもしれませんが、そんなに単純ではなさそうです。
貸出枚数は1000円46枚で同じ、チバリヨ台数は40台以上で大体同じなのですが、貯メダルと換金率に関する方針が全く違っていて、
・朝一稼働のA店:貯メダル使用無制限、換金率はほぼ等価
・超優良のB店:貯メダル使用上限1000枚未満/日、換金率は非等価

このようになっています。
別記事「チバリヨ_現金投資中の収支(戻り枚数)でも書きましたが、1000円46枚で現金投資している間は貯メダル使用と比較して設定が2つくらい下がります。従って、その間だけで言えば、設定4を使ってもお店が利益を取れますし、設定5はさすがにお店の赤字ですが、設定5ですら打ち手はほとんどメダルを増やせません。現金投資を続けてくれるなら、お店としては設定5を使ってもそんなに恐くないのです。
(※厳密に言うと、さらに非等価(換金率例えば96%)のお店で46枚貸現金投資すると、その間、貯メダル使用で完全等価のお店と比較すると、チバリヨの設定が3つくらい下がります。従って、B店ではチバリヨの設定5を使っても現金投資している間はお店が利益を取れるということになります。)
※貸出枚数や換金率が4%悪くなると現金投資中はチバリヨの設定が大体1つ下がる(機械割が2%下がる)という計算になります(※なお、持ちメダル使用中は換金率が96%に(4%悪く)なったくらいでは機械割換算はほとんど下がりません(例:設定4:機械割103.2%→103.072%、設定5:機械割105.3%→105.088%、設定6:機械割107.5%→107.2%など))
B店はこれを上手く利用していますね。チバリヨ稼働率も平日昼で6~9割と高く、平打ちのお客さんが9割前後を占めています。平打ちのお客さんはあまり台移動はせず、基本的に当たるまで打ち、その後も、今は仕様は大体理解していて、150G以内にヤメる人は少ないです。このように、平打ちのお客さんはたくさん現金投資してくれます。
私は極力「現金投資しない」方針で稼働していますが、他のお客さんがどれくらいの割合で現金投資しているか知りません。なんとなく分かることは「A店の方が若者が多く、ガチ勢が多い印象で、現金投資の割合が少ない」という印象です。さらにA店は換金率もほぼ等価ですから、設定を入れる余力が少ないことは容易に想像できます。それは私も分かっています。分かってはいますが、やっぱり私も「設定1ばかり入れるのは許せない」と思ってしまうんですよね。A店では散々チバリヨでひどい目に遭ってきたので、A店は本当に嫌いです。時給換算はしたことがありませんが感覚的には、A店の時給はB店の0.5~0.7倍くらいだと思っています。
だったら、「B店だけに行けばいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、さっきも言いましたが「チバリヨはガチプロでも普通に大敗」するのです。引きが弱いときは何をやっても勝てません。貯メダル使用上限があるB店だけだとすぐに現金投資になってしまって、それだとその間は設定が2つ(非等価も考慮すると3つ)下がってしまうので、戦えない、ということになってしまいます。
チバリヨは本当に良くできた神台だと思うのと同時に、B店もチバリヨの仕様に合わせてかどうかは分かりませんが上手く貯メダルとか換金率のルールを考えて設定を入れていて、この「神台」と「設定」の両方が揃うことで、高稼働が実現できているのだな、と思いました。

神台チバリヨで集客する方法

私が通う超優良のB店を例にします。
私の理解では、B店の基本方針は、「搾取せずに長い時間、平打ちしてもらう」です。これはチバリヨに限った話ではなく、ハナハナや他の機種でもあんまり設定1は使っていない印象です。長時間平打ちしていると出玉の波ができるので貯メダルのお客さん含めて頻繁に現金投資してもらうという作戦だと思います。さらに設定が入っていてちょくちょく勝てるので、お客さんもトータルでは負けてもそんなに負けた気がせずにまた打ちに来てくれます。
一方、A店は異なります。余裕がないので、特日などを除いて「常に回収傾向」です。チバリヨはたまに爆発するので以前はお客さんもそこそこいましたが、今は常連さんも少なくなって、ライバルのB店に流れています。
A店もネームバリューがあるお店なので、がんばればもっと集客できると思うのですが、たぶん限界なんだと思います。
B店は、今はそこまで設定を入れなくなりましたが、以前のチバリヨの設定の入れ方が半端なかったです。ただの平日でも普通に設定が入っていたのですが、特定の曜日だけは毎週「えげつない」且つ「こっちが心配になる」くらい設定を入れてました(チバリヨ40台以上全456,全56など)。こんなことをしてれば稼働も上がってA店の常連さんもB店にシフトしますよね。
ただ、これには先ほども書いたカラクリがあって、「現金投資」と「非等価」だとお店はそこまで赤字にならないんですよね。本当に上手だと思います。
地域にも依りますが、赤字覚悟で設定を入れ続けて、高稼働率をキープできれば、チバリヨほどお店側が利益を取れる機種はないと思います。チバリヨの鬼畜回収で-5000枚一直線の履歴も何度も見たことがあります。そんな台でも稼働があればお客さんは平打ちしてくれるのです。本当にホール側にとってもチバリヨは神台だと思います。

まとめ

チバリヨが神台であるのは、
・ガチプロでも1日単位では普通に大敗➡一般のお客さんが1日単位では普通に大勝➡高稼働を実現➡お店は設定を入れられる

こんな流れがあるからだと思います。
これを実現するには「現金投資促進」&「非等価」のお店でないと難しいのかな、と思いました。
46枚貸現金投資中且つ換金率96%だとチバリヨの設定が3つ下がるのと同じなので、例えばそれでチバリヨ設定5を打っているのと、完全等価で設定2を打っているのは、現金投資中は同じなんですね(厳密には現金投資中は完全等価で設定2の方が少し打ち手に有利)。これを見ると、貯メダル使用無制限&ほぼ等価のA店が如何に設定を入れづらいか自分でも良く分かりました。A店のがんばりも評価しないといけないですが、やはり一般の打ち手は目に見える出玉を優先しますので、A店よりも貯メダル使用制限&非等価のB店を評価することになると思います。
まあ、私は今後稼働地域を変える予定はありませんが、チバリヨが好きなので、全国的にチバリヨの稼働はさらに上がってほしいと思っています。
ホール側の方も騙されたと思ってチバリヨを多台数導入して初めは赤字覚悟で設定を入れ続けたら、稼働は上がると思いますよ。なぜなら、チバリヨは6号機唯一の神台ですから。

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