旅行とデジタル

僕が大学生の頃、まともなスマホを持っていなかった。

個別の機種をディスるわけではないが、Samurai雅という端末をしようしていた。

スマホが悪いわけではなく、SIM契約のやり方が悪かった。

なぜかSIMカードを刺さずにポケットWIfiにしたりとか、とかく通信環境が酷く、端末自体のバッテリーも弱かった。

大学一年生の頃は一歩外に出ると、学内・コンビニのWifiのみで通信していた。

だから、一人で旅行するときはアナログに頼るしかなかった。

分単位での旅程表をPDFに保存し、故障に備えて紙でも印刷し、場合によっては現地の人に聞きながら旅行していた。

一週間ほとんどスマホに頼らずに旅行することもざらだった。

今ではすぐに時刻表を調べ、口コミをみて、人気の店、料理、ホテルを選ぶようになっている。

これがダメなことだとは思わないが、快適のために一種の風情を犠牲にしているのかもしれない。

ということで、次の旅行はできるだけアナログにしてみようと思う。

完。