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「雨に唄えば」を好きな映画に挙げるヤツは

この映画を観た人だろう。

1952年公開。2024年現在からすると72年前の映画である。

そんな昔の映画がカラーであることを意外に感じるかもしれないが、1911年にはカラー映画が公開されている。
100年は遠いようで近いものなのだ。

不朽の名作であるこの作品を観た人で、「この映画嫌いだなー」となる人は少ないだろう。

そもそもミュージカル映画が嫌いな人は観ないだろうし、ララランドあたりから本作に入った人も、ダンスのクオリティの高さに舌を巻くだろう。

1時間43分のストーリーの中には無駄がない。
恋愛も議論もサクサク進んでいく。

一方、ミュージカルシーンは一切手を抜いていない。
ダンサーがワイワイおどるだけではない。
それぞれのダンサー・シンガーのパフォーマンスはかなりレベルが高い。

この作品が素晴らしいだけでなく、"不朽"というブーストがかかって脳に残りやすい。

よって、本作を観た人は好きな映画に挙げるのだろう。

ただ、本記事のタイトル画像を名シーンに挙げるヤツは多分観ていない。
頭に残るのは間違いなくタップダンスだからだ。(偏見)

あと、「三人で傘を持って踊るシーンが好き」っていうやつは完全に観ていない。
「レオンの髪型が可愛い」って言ってる嘘つきと一緒である。
ゲイリーオールドマンにはそんな嘘は通用しない。

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