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クリエイターのシェアベースメント、akubi Inc.を作ったわけ。

なかなかにかかりましたが、やっと自社でもあるakubi Inc.を発表することができました。

目指したのはクリエイターのシェア・ベースメント。

フリーエージェントで活躍しやすくなった時代とは言え、感性のみで戦うにはまだまだ壁や足枷あるのが現状です。各制作進行は勿論、住所や経理問題、契約的な観点など、一人では抱えることのできない実務機能をシェアすることでクリエイティヴに専念できる環境を目指します。

時に鎖となる'運命共同体'を取り払い、あくまで背中合わせの仲間として、各エキスパート達が刺激し合える秘密基地。

現実の中でも、醒めない夢を持ち続けられる場所を創ります。

と、HPに書いたとおり、自分自身遠回りしながら手探り、やっと活動できる基盤ができ、仲間が集まったな、というのが今回のタイミングです。

フリーになる方は増えている風潮がありますが、なんでこんなめんどくさいことしなきゃいけないんだろう??という疑問が数えきれないほどあります。

正直、自分がステージに立ちながらそれらの戦いを一人でこなしていくは無理ゲーだなと思いました。いろんな仲間や関係者の皆さんに助けてもら、学ばせてもらいながら、なんとか1stステージをクリアした感覚です。クリアというか、赤坂BLITZが1stステージのラスボスのイメージです。

人間どん底に落ちた後、一瞬の熱量でクリアできたりするけれど、同じやり方で戦い続けるのは無理だなと本能的に感じました。

音楽を楽しく続けられる為にも、絶対に仲間が必要だなと。

物理的なきっかけでいうと、SuGを解散し、路頭に迷った後音楽活動を再開するにあたり、ファンクラブを作るには法人でないと不可能だったいといったところで、まず会社を作りました。

期限もあり、1ヶ月ほどで創立しなければいけない、かつsleepyheadの立ち上げもあったので結構追い詰められたのも覚えてます。

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MESなんかは、まさにバンド解散してだらだらと飲み歩いていたときに出会い、ラップバトルで仲を深め、互いの作品に共鳴し、sleepyheadの初リリース作品である闇雲のレーザー演出を引き受けてくれたが始まりです。

それ以降も、毎回東京のファイナル公演には不可欠で。彼らにしかできない光の創造性を魅せてくれます。いつか東京以外の公演にも帯同して、地方のみんなにも見てもらいたいなと思ってます。

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Ittiは元々クラブイベントで知り合った10年来の友達だったけど、最近の音楽を聴いてなんだこのクオリティは!と調べてみたら、イギリスのレーベルからEPを出していたり。山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)を迎え、3人んで最新曲endrollを作り上げました。

無機質なグルーヴがJ-POP的なメロディと合わさり、独創的な音楽性にたどり着きました。

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求愛行動はSNSで浅草のカフェのアートワークや、CDジャケット仕事を見てぜひコラボレーションしたいなと思い、カジノライブのテーマソングであるclap clapのMVアートワークを手伝ってもらったのが始まりです。

互いにTim Walker好きが共鳴し、少し毒を含んだ華やかさをプラスしてくれました。実際のウサギを使うアイディアも彼女からです。

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strings VYは昨年末のライブ共存半月@渋谷ストリームホールでVJを依頼するところからの始まり。たった1週間程度の制作期間でかなりの分量を仕上げてきてくれたことには驚きました。sleepyheadだけではなく神激ちゃんのMVも一緒に作ったりも。

ムービングやドローン、VFXも駆使した仕上がりに。しかもまさかの妹の同級生という奇跡に出会いでした。

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imaniとの出会いは確か、アーティストが集まる忘年会。でもその前にUVERworldのLIVEにコーラスとして参加していて、知り合う前に見ていたり。その後、バンド時代のコーラスを依頼し、sleepyheadでは酩酊のMVにも参加してくれたりしもします。

つい一昨日もある曲を一緒にRECしたので披露するのが楽しみです。メインの声を邪魔せずに包み込むようなコーラスワークを俺の声の足りない部分を補ってくれる印象があります。

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井上潤。通称じゅんさんは言ってしまえばただの遊び仲間です。Ittiと同じくクラブで遊んでた頃からの知り合いで、一昨年一緒にキャンプ行ったり旅行に行ったりする中で異常に要領がいいのを見て、これ仕事できるんじゃない?って予感からオファー。

この作品を創る時に、スタイリストを頼んだのが初仕事で、それ以降もライブやブランドのルックなど様々な作品を一緒に作りました。予感は的中で、センスだけではなく、スムーズな進行に助けられています。

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yujiとの出会いはもう高校生まで遡るのかもしれません。19から30まで約10年間バンドSuGのメインコンポーザーとして、相棒を務めてくれました。作った曲は数しれずすぎなので、なにを紹介していいか分かりませんが、個人的に彼の個性が遺憾無く発揮されているバンドキャリア最後の曲を。

不器用な性格に反して、器用な作曲家で、二人のドラマ抜きにしても今後一緒に音楽を作りたい仲間だと。というか、すでに一緒に曲提供をおこなっていたりするので、どこかのタイミングで世間に発表されて行きます。

と、初期メンバーに関して軽く紹介していきましたが。

なんだかんだざっくり言えば、寂しかったから、みたいなところなのかもしれません。

人は一人でも生きていけるけど、何もかも飽きてくる。切磋琢磨する仲間が居ないと、きっとそれで得たものは輝かない。

バンドにギター、ベース、ドラムなどの他のパートがいるように、分かち合う仲間が必要。

sleepyheadに限定して言えば、バンドでもソロでもなく、3D音楽プロジェクト。

だから、サポートメンバーや、レーザー、デザイナー、スタイリスト、VJ、コーラス、トラックメイカー、アートディレクターなどなど、ひっくるめてみんなが'メンバー'のような感覚だし、それを押し出して行きたいなと思ってます。

ステージ上だけで、音楽は作れないので。

お互いが助け合える土台を作ったらそれが基地になり、外部からも各プロジェクトの依頼が舞い込み始めたので、みんなで遊びながら学びながら、それぞれの夢を見続けられるようにスキルアップしていけたらなと思ってます。

事務所を手作り作っていったレポートもまた今度書きたいなと思ってます。

能動的に募集しているわけではないし、新人を育てる気はないです。まだま自分たちを高めていきたいメンバーなので。またリスペクトできる新しい仲間ができたら紹介していけたらなと思ってます。

これからのakubi Inc.を楽しみに!

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