見出し画像

sleepy room 2023 ep.20 KCの倒し方を探して… その2

KCの倒し方をさがして その2

KCはランゲームの強いチーム苦手?

時々見かける意見ですが、『KCはランが強いチームが苦手だ』と…
先週の考察で名前の挙がったIND、TENはランゲームが得意なチーム。
LACはパス主体だが優れたRBがいる、BUFはパス投げまくるがQBも走りまくる。たしかにランがカギを握っているようにも見える。
Mahomesが出てこなければいい、ランゲームが得意なチームは攻撃時間が長くなって勝てる。
果たしてそうでしょうか?

Mahomesが2022まで負けた全試合

下の表『2022シーズンマホームズ』と『2021シーズンマホームズ』を見ればわかるようにランゲームが得意なチームがランゲームをして勝っている試合は意外と少ない。連続でKCの試合を見るとわかると思いますが、得点効率がいいときのKCは勝ち、そうでないときは負けるか負けそうになる(さらっと核心的なことを言ったような気がしましたが…それはまた後程)

Google先生に聞いたところMahomesは平均2分30秒でTDをするらしいです。(注:おそらくこのデータはTDじゃなく得点だと思いますが…)
そんな男にタイムコントロールがどれほど効果をもたらすのか?少ない攻撃チャンスもモノにする可能性が高いし、逆に対戦チームはじっくり時間をかけてもTD取れないと自分の首を絞めることになる。それに現在NFLの試合では、サイドラインを出ても2Qと4Qの終盤以外は時計は動きます。特にランゲームにこだわる必要はない。ショートパスつないでもタイムコントロールはできる。

データから弱点をさぐる

2022シーズンマホームズ
PTDはパスTD、RTDはランTD、TTDはインターセプトやファンブルリカバーなどのターンオーバーからのTD、TOPは30:00以上ならKC有利、以下ならKC不利、KC最短TDドライブはKCのTDドライブで最短時間を表記で、P=プレイ数、yd=プレイで進んだヤード(反則で進んだヤードは含まず)時間はドライブにかかったクロック上の時間。FGも同様

去年のMahomesの全試合を見てみよう
1ポゼ差の試合は黄色、KCが負けた試合は水色、KCがTime Of Possession長い試合はグリーンに塗り分けました。
確かに負けている3試合はTOP不利ですが、大差で勝っている試合もTOP不利なこともあり、ない必ずしも重要な項目ではないような気がします。
INT比もプラスでもマイナスでも勝つときもあれば負けるときもあるみたいですし、Fumbleも同様。
ただしTurnover ratio(ボール奪取数-ボール奪取された数)がマイナスではKCに勝つことはそうそうない

そして意外なことに、去年レギュラーシーズン1ポゼ差の試合が17試合中10試合でそのうち負けたのは3試合でした。ちょっとしたことですべて落としていたら7勝10敗だった可能性もあった。
ポストシーズンも全て1ポゼ差、いつ敗退してもおかしくなかった。
KCの戦力が圧倒的だと思っている人が多いと思いますが、じわじわと包囲網は狭まっているのかもしれません。

まぁそれでも1ポゼ差には大きな壁があることは承知です。しかし超えられないほどの大きな壁ではないと思っています。

一昨年のデータ

2021シーズンマホームズ
PTDはパスTD、RTDはランTD、TTDはインターセプトやファンブルリカバーなどのターンオーバーからのTD、TOPは30:00以上ならKC有利、以下ならKC不利、KC最短TDドライブはKCのTDドライブで最短時間を表記で、P=プレイ数、yd=プレイで進んだヤード(反則で進んだヤードは含まず)時間はドライブにかかったクロック上の時間。FGも同様

ちなみに一昨年もレギュラーシーズンで1ポゼ差の試合が9試合あり4試合を落としている。大差で負けている試合が2試合でした。
これを見ると包囲網が狭まっているというより、KC強くなってる?

しかしデータを見ればネガティブ要素もないではない。
KC戦力の去年と一昨年の変化で大きかったのはTyreek Hillの移籍でしょう。彼の離脱で戦力は落ちなかったのかというと確実に落ちている。
Time Of Possesionの低下やKC最短TDドライブの低下がある。fumbleとlostの数が増えている。これはHill離脱の影響だと私は考えます。
そこで来週はKC攻略のカギになるかもしれないWR陣について考えてみます
その3へ つづく

ポジティブライオンズ

Amon-Ra St. Brown16

書くことが無いのでAmon-Ra St. Brownについておさらいです。
彼がドラフトされたのは2021ドラフト4巡112位です。彼より先に16人のWRが指名されていて、彼は16人の名前を暗記しているそうです。
The Brady 6 みたいなものですね。

Amon-Ra St. Brownは彼より先にドラフトされたWRをぶったおす!と心に誓っています
2シーズン終えた、St. Brown16とSt. Brownの途中経過を見てみましょう。

St. Brown 16

じゃん🎶
出場試合数  2位タイ
キャッチ数✨1位✨
獲得ヤード   3位タイ
TD数     3位タイ

素晴らしいし頼もしい🎉しかし彼は満足していないでしょう。
全員ぶっ倒してSBリングを手にするその日までは…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?