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【最終52位達成!】キリコちゃんを勝たせたい!!

どーもです、しむ/46です。今回は、キリコちゃんを使って、なんとか最終100位に入れたということで、記念に構築の変遷や、キリコちゃんの強み、各対面で意識していたことなどを残してみようと思います。
まず前提として、キリコちゃんはツンデレです。具体的に言うと、ツンツンツンデレくらいです。
その上、前までのキリコちゃんはデレてさえくれればそのまま勝ちに繋がりましたが、今は意外と確実な勝ちには近づきません。
そんなこんなで、意外と気分屋なキリコちゃんに振り回された方も多いと思いますが、この記事を通して少しでも、キリコちゃん愛好家が増えてくれることを願っています。

​1,構築の変遷と反省

さっさと最終的な構築のあれこれを知りたい!という方は読み飛ばしてください。

まずは新弾環境初期に使っていた構築から。

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前評判通りNを活かすため、2→4→6の動きを重視した構築になっています。速攻がきつそうと言われていたため、軽量でかつ様々な対面で使えそうなミリオンスピアなんかを採用していましたね。

この構築、結論から言ってしまうとほとんど勝てませんでした。ミリオンスピアとかいうふざけたカードを入れていたのもありますが、決定的だったのはNワールドでした。というのもこの時期、コントロール系統のデッキはおろか、MRCすらあまり見かけないような環境でした。Nワールドはたしかに強力ですが、キリコから変なタイミングで捲れてしまうと、相手にリソースを与えるだけの爆弾になってしまう。これはあくまでメタカードに過ぎないのだと学ばされた構築でした。しかしこの学びが、のちの失敗にも繋がりました。

次に、初めて1600を達成した構築

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これを使っていたのは環境が大きく変化した時期で、特にハンターの台頭が著しかったです。MRCもこの頃から徐々に数を増やしてきたイメージです。

前の構築と比較すると、受け札が非常に多く採用されており、ハンターへの高い殺意を感じます。また、Nワールドの採用が1枚に抑えられているのもポイントで、Nに強いトラウマを植え付けられてますね…。初動やキリコの枚数なんかも色々試していた時期で、ちょいちょい独特な採用枚数の枠もあります。

そしてこの構築こそが、前期最大のミスを生んでしまいます。最大のミス、それは、思い込みです。この構築、組んだ日はめちゃめちゃ勝てました。勝って勝って、負けてもすぐ連勝して..その上、本来この構築ではキツいはずのMRCにも勝ててしまいました。この経験が、この構築こそが最適解だという思い込みを生んでしまいました。この後、MRCが本格的に勢力を増し、全く勝てなくなる日が来るのですが、それでもNワールド採用に踏み切るまで時間がかかりました。運の悪さに逃げ続けました。ふざけんなよと何度も呟き、初手を何度もスクショしました。別のデッキにも逃げ、完全に勝どきを逃したMRCでレートをめちゃくちゃに溶かしました。

コントロールまで台頭してきてようやく、Nワールド採用に踏み切るのですが、これがなければ何度もレートを溶かすことは無かったな、と反省しています。ただ同時に、この時さまざまなカードを試せたから、強いキリコ像を思い描けるようになったのかなとも思っています。

最後に、最終日に使用した構築

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この構築のポイントを一言でまとめるなら、必要最小限、でしょうか。勝つために必要な最低限の枠を確保し、できるだけ多くの対面を見ることを意識しました。また最終日とは言っても、一日全部使える状況だったので、上ブレ重視、というよりかは安定重視の構築となっていて、初動も緑もできる限り多くしています。また、個人的に多色であることよりガチャの外れになることを嫌って、ジャスミン全抜きクサナギ4にしています。この辺りは好みになるのかな、と思います。
また、受けをオリサイではなくスクラッパーにしているお陰で、多色のクサナギを採用しやすいという側面もあります。

基盤の枠で抑えた枠は星域とエナスパで、逆に抑えなかったのはキリコちゃんです。星域とエナスパを抑えた理由は、一枚でも見えればNで使い回せるからで、逆にキリコは、何度もキリコで盤面を立て直す展開になった際、一枚しか見えていないとキリコにアクセスするのが大変なので抑えませんでした。ただ、星域に関してはNから引き込みたいカードでもあるので、4枚にしても全然いいと思います。その他の枠は後々触れます。

さて、この構築の総括ですが、割と良い構築に収まったんじゃないかな〜と思っています。最終日の終盤、実は結構上ブレが多かったのですが、それを抜きにしても有象無象対面やMRC、コントロール対面なんかは、狙い通り多少下ブレても勝ち切る事ができました。色々枠を削ったせいで試合中ケアすることが増え、精神がやられかけましたが、それだけの価値はあったのかなと。

最後に、これは構築とは関係ないのですが、最終日、思うようにレートを上げれず、他のデッキに切り替えようと考えたことが何度もありました。しかし、結果的に考えても論理的に考えても、切り替えなかったのは正解だったなと思っています。だってこの環境に存在するデッキ、正直全部難しくないですか??リソースが細いコントロールに正解が意外と分かりづらいMRC、生成レートが高いハンターなど、一日二日で勝てるデッキは正直無く、配信なんかを見ても、有名なプレイヤーがいつも頭を抱えています。
要は使い込みが結構出るんですね。この環境は特に顕著だと感じましたが、基本的にカードゲームは使い込みが結構出ます。”簡単に勝てるデッキ”が見つからない!というときは、一旦自分の好きなデッキを使ってみてはいかがでしょうか

2、キリコちゃんの強み

キリコちゃんの強みは主に2つ。
デッキパワーが非常に高い点と、Nワールドやスクラッパーといった現環境で強いカードを自然に採用できる点ですね。つまり、色々な対面を見れてさいつよってことです。デッキパワーってなんぞやって話もありますが、これを僕は様々なデッキに勝てる力と定義しています。キリコちゃんはキルターンが早く、ハンデスへの耐性もあり、意外と色んな受け札をケアできます。これらの性質から、有象無象対面を落とすことが非常に少なく、ランクマッチで、レートの低い方に負けてレートが..という事態に陥ることが非常に少ないです。
またスクラッパーに関して、一見ただのハンターメタにも見えますが、同型など、意外と活躍してくれる場面が多いです。Nワールドの相性の良さは言わずもがな。このように環境デッキへのメタも、パワーを落とさずに行えます。
これだけ聞くと強すぎだろ!って感じもしますが、実際に使ってみると、サファイアで安全に詰めれていた頃と比べると、器用貧乏感もあります。そのためか、サファイア入など、特定のデッキをより強く見た構築もよく見かけます。それも一つの正解だと思いますが、僕はこの器用貧乏こそが、キリコがさいつよたる所以だと考えています。
スマブラで言うとジョーカーのようなデッキで、練度が上がるほど、ケアできる範囲が増えていき、結果的に何かのデッキを強く見なくても、ほとんどすべてのデッキに対して有利に立ち回れるようになっていきます。キリコちゃんは繊細ですね。

3、各対面で意識していたこと

次に、各対面で意識していたことを、ざっくり解説していきます。有利不利はあくまで僕が対戦した感じでつけているので、あくまで参考程度に。

1,対MRC(有利〜ガン有利)

一時期、キリコはMRCに対して微有利程度しか取れない!Nワールドは意外とメタとして強くない!という意見を耳にすることもあったこのマッチアップ。結論から言ってしまうと、相当有利です。運が良いのもあると思いますが、僕は何度も対戦した上で、一度しか負けたことがありません。
まず、この対面で一番重要なのは、殴るタイミングだと思っています。僕が最終日に使ったようなリストだと、理想はNで墓地を戻し、永遠も立てて殴ることになります。しかし、意外とこの2つを両立することは難しいです。ではいつ殴るのか。基本的には非常に簡単で、相手の墓地が貧弱なうち、つまりNを立てたターンに殴る、これだけで良いです。
このとき、エナスパは遠慮なく連打し、ブロッカーを一掃できているとなお良いです。
理由は非常にシンプルで、相手の受けは基本的に墓地依存なので、墓地が貧弱なうちに盾を詰めておけば何ということはないからですね。唯一怖いのがプライマル・スクリームですが、一枚捲れたぐらいでは何も起こらないのです。
また、仮に除去トリガーを大量に踏んだとしても、Nでリソースを回復できているので、二回目のキリコなんかも狙いやすいのも強力です。
このように、何度もNワールドを投げ続け、ぶん殴る。これでMRCは基本お手上げです。
特にキリコは、仮にNの効果で追加のNを持ってこれなくても、キリコガチャで無理やり追加のNを探しに行けるのが強力です。
次に、Nはめくれなかったけど永遠は捲れた場合、墓地にMRCがいない+オーダーが墓地にないorインフェルノ・サインが採用されてなさそう
この条件に当てはまっていれば、ぶん殴りましょう。
これは、永遠から殴れば永遠を除去する手段がヤミノオーダーぐらいしかなく、返しのターンに永遠除去+MRC疾走をされることが無いからです。
デッドリーラブが採用されていることもあるので、エナスパを連打できていればなお良いです。
まとめると、
殴れそうなところを研究しとにかく殴る
・Nワールドでエナスパの残機を回復しながら連打する
この2つを意識しましょう!

2,対ハンター(微不利)


特に言うことはありません。初手と盾に祈りましょう。..と言ってしまいたい所ですが、意外と小ネタはあります。
まず、相手のプランを見極めること。相手が溜めたいのか、それともビートしたいのかを的確に判断し、溜めるな、と思ったらスクラッパーやエナスパは極力キープしましょう。
次に、キリコに依存しないようにすること。キリコでひっくり返す以外勝ち筋がないなら仕方ないですが、イカズチや永遠が立っていて盤面が安定しているのに、勝負を焦ってキリコを立てるのは絶対に止めましょう。キリコからNブロンズブロンズのような捲りをした時点でほぼ敗北です。
最後に、イカズチを有効活用すること。マナにいるイカズチは見落としがちですが、キリコや永遠までの1ターンを稼ぐ際、非常に強力な役割を果たします。
まず、イカズチ単体で一面処理+後続のSA一体までケアの2つが行えます。下手にエナスパ使うよりよっぽど強いです。次に、シューティングホール単体なら、処理順的に破壊されません。これが結構強いです。

プレイに関してはこんな感じですかね。構築に関して、受けは基本的にオリサイよりスクラッパーの方が、溜めプランにも刺さる分強いと思います。
また受けの枚数に関してですが、基本入れても4枚ぐらいかな〜と思っています。めちゃめちゃ母数が多いわけでもないですし、トリガーが埋まっていなくても間に合う試合が一定数存在するので、意外と微不利に収まってくれるからですね。まあその辺りは環境を見てということで。

3,対コントロール系統(微有利〜有利)

コントロール系統は種類が多く面倒なのでまとめて解説します。
まず、基本的にドラヴィタは無視したほうが良いです。無理にアマテ→エナスパなどで除去すると、返しのミカドホールで絶望することになります。
また、ドラヴィタ下でもキリコさえ着地すれば、基本バルカディアスの種は除去できる上、返しでミカドを打たれても再展開できるリソースを確保できていることが多いです。
次に、対ドロマー以外はほぼハンデスを気にせず最速で動いたほうが良いです。これはNが強いのと、後半になるにつれバルカディアスがちらついてくるからですね。
そして殴るタイミングについてですが、対トリーヴァはリュウセイ+イカズチで殴るのが理想ですが、面が返されそうになかったらイカズチやリュウセイが無くても殴っていって問題ないです。対ネクラは、バルカの進化元をしばきつつ、ウルケアで1点か2点で刻んでいくのが理想だと思います。バルカの進化元は許してなりません。粛清です。
殴るタイミングに関してはケースバイケースなことも多いので、ぜひ色々工夫してみてください。
最後にトリーヴァのガガアルカディアスについて。これをケアするためにミランダを入れた構築も散見されたほど、キリコの仇と言っていいカードです。
ただこれに関して僕は、入れてない構築もある上に、意外と要求が高かったりするので、ある程度は割り切ることが大切だと思います。トリーヴァが相当流行らない限りは、ストレスを受け入れたほうが良いです。
一応除去のキープが少し重要で、小ネタですが、ジオザマン+ミランダでエイリアンを展開してきた場合、スクラッパーで一掃できるので、覚えておくと良いかもしれません。

4,対Nエクス(有利)

展開力の差を活かして押し切ることが結構多い対面です。ただデッキ名よろしく、エクスが多く採用されている場合が多く、また最近はバルザークの採用も多く、意識外のリーサルを組まれることが多々あります。まずはそこだけ意識しましょう。また、意識外のリーサルにも繋がるため、極力自分からNを投げないことも意識しましょう。申し訳ないですが、この対面は比較的経験が少なく、語れることもそんなにないのでこの辺で。

5、対キリコ(5分)

当然ですが、環境に存在するどの対面より運要素が強いです。しゃーなし。
一応足掻ける部分もいくつかあります。
まずはスクラッパーに関して。現環境ではお互いに意識すべきカードで、相手が甘えた面の展開をしてきた際、しっかりキープできていれば一気に追い抜くこともあります。また、相手から打たれることもしっかり意識し、できる限り2枚で6000以下になるような展開の仕方はしないようにしましょう。僕の構築はブロンズが多めに採用されているので、8マナからブロンズ→アマテラスを狙うのも強力です。
次に、星域を極力キープすること。このマッチアップはイカズチが非常に強力なので、キリコガチャ+イカズチで基本勝てるからですね。ただ、キリコから捲れたNでせっかくキープしたのにどっかに行っちゃうこともしばしば..。まあキリコちゃんはツンデレなので、しかたないですね。

4,最後に

いかがでしたでしょうか。
・殴るタイミングを常に考える
・キリコは結構プレイングが出る、捲り運に逃げない
この2つだけでも覚えていただけると、キリコちゃんも嬉しいと思います。
最後に、キリコはめっちゃ楽しくて、めっちゃ強いデッキです。ぜひ!使ってみてください!!

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