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青い琥珀
生え過ぎた眉を剃る度に
高校教師の声がする
わたしの眉間に指当てて
「あなた、剃ったね」と皺寄せる
お互い気に食わないもので
眉間をオソロにしましたね
あの庭で、笑ってたんだよなあ
べったりついた「ティーン」の値札が
肉まで食い込んで痛かった
知らぬ間にあった帳簿の上で
笑えてたことを恥と思う
笑わなければ悔いると思った
頭も眉も、綺麗な金色になったあなたへ
それでもわたしは無明な頁を
ロケットペンダントに入れている
友達になれて良かった
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