DIY

カナダで過ごした1年間を終え、僕はこの春高校三年生になろうとしていた。僕の大学入試は一般の人と別で夏〜冬に入試が行われるいわゆる、AO.推薦入試のためまわりのバイト、遊びにふけている新高校三年生たちを尻目に勉強を始めなければいけない大事な春休みなのである。
ところがいったいどういうことなのだろうか。やる気という文字を英語でYARUKIと表記しても頭文字のYすら出てこない。もちろん、僕が志望している大学は今の高校からではどれほど逆立ちをしたっていけないだろう。誰に聞いても同じ答えが返ってくる勉強しろ!!!!!  だ
知っている。自分が1番知っている。
四月だって英語資格を取るための試験があるし、勿論5月も6月もある。どう考えてもやるべきだ。 そこで、僕は自分の勉強机を新しくするところからはじめることにした。
………………

緑を基調とし、シンプルかつ日本国民1億2000万人が知っているあのフレーズお値段以上… でおなじみのニトリだ。
僕は瀬戸市にあるニトリまでチャリで弱虫ペダル(みたことはない)で1時間半かけてきた。 それくらいこの致命的な問題に対して本気であるということを知ってほしい(
中はこんな感じになっている
家族連れ、これから同棲を始めるであろうカップルなどで賑わっていた。元々僕はIKEAとかの家具屋を見て回るのはすごい好きなのだが生憎そんなことをしている時間はなかった。予算4万円というちょっとの中でできるだけ自分の部屋との色合い、大きさ、配達予定日などを考慮しその日中に決めたかったからである。
2時間ほど経過し、店員さんとの相談の上数ある机の中から1つの机を見つけ出し、その日のうちに何とか購入することができた。弱虫ペダルを引いて帰路に着く頃には日が暮れていた。我ながら自分の行動力は凄いと思った1日だった。
後日、配達のおじさんがトラックからどでかいダンボールを運んできた。昔からDIYというものに憧れをもっていたので実は自分で机を組み立てるのはすごい楽しみでわくわくしていたのだがいざ自分でやるとなるととても難しく、写真を撮る余裕もないくらい時間がかかった。
ここまで大まかに流れを説明したが完成したテーブルがこんな感じのものである。

初めて机を作るという作業をしたが、電球の色までこだわったおかげでなかなかのものが出来たと自負している。名古屋グランパスのサインはなぜ置いてあるのかわからないが、少しだけ勉強のやる気が出てきた気がする。

春休みを友達と遊んだり過ごすのもすごい好きだがこんな感じで家で何かを作るのもいいなと思った日だった。🔆🔅


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