25歳だった私へ

ごめんね。
あなたの思い描いた26歳ではなかったかもしれません。


飲食業からアパレル業へ転身。
あなたがかっこいいと思った人は
あまり良い人ではありませんでした。

過食嘔吐は止めることが出来ました。
とっても凄いことです。

地球が逆回りするくらい凄いことです。

夜の仕事も復帰します。
容姿にとても悩みますが、
今のあなたが素敵だと言ってくれる人が
沢山います、嘘ではないです。


体調がとても悪くなります。
肝臓と膵臓が悲鳴をあげてしまいます。

毎日、毎日水に溺れたような
苦しい日々が続いてしまいます。

とても苦しいです。

好きになった人は
私のことを道具のように思っていました。

悲しい気持ちと
思うように動かない身体と
苦しい職場に悩む夏を過ごします。

暑くて、狂いそうでした。

あるとき、とてもほめ羅っる日々が来ます。

苦しい日々が報われるような日々です。
でもあなたは、怖くなります。

罵詈雑言、体調不良の中でも
少しでも頑張って乗り越えようとしていたことは
確かだけれど、逃げるように過食をしていて
いつも胃が痛くて、痛くて痛かった。

でも、仕事ぶりは評価され始めます。

嬉しいことですよ、受け止めてください。

いつの間にか、暑い夏が終わって
入院したりしている間に
寒くなり、雪が降る寒くて涙を流す毎日の冬が来ます。

声が出なくなって、掠れた声で
好きな歌が歌えなくなってしまって
もうこれほどにない悲しみに暮れます。
精神薬も増えてしまいました。

ぼんやりしながら
あなたはまた新しい昼職に身を転じますが
1か月でまた入院してしまいます。


今日は退院して一週間目です。
一年を振り返って、謝りたい。

25歳の今頃の私は
一年後の今日の私に期待をして
楽しくいると思ってワクワクしながら
青い空を眺めながら休憩時間を過ごしていましたね。
2回の入院。肝炎とケトアシドーシス。

誰にぶつけようのない
自分のせいではない、そういう病。

病と向き合えずにこの文を書き、
少しでも納得したいと思っています。

声は出るようになりました。
歌もバッチリ歌えます。
太りましたごめんなさい。
インスリンはちゃんと打ちます。
仕事に行きます。
ものは大切にしましょう。
私のために会いに来てくれる
お客様を大切にしましょう。
やめないでいましょう。

続けてください。継続して力を発揮してください。
認めてもらえずに苦しんだ気持ちは
バネになりますから、逃げないでくださいね。


私は、あなたが頑張っていたことを忘れません。
25歳のあなたは人生で一番苦労していました。
26歳の私は、あなたがいてくれたから
27歳の私を楽しみにいられるんです。


31日、誕生日会をしてもらえるみたいなので
とても楽しみなんです。
去年とは違う誕生日になりそうです。


ごめんね、これから頑張るからね。
27歳の私に、25歳のあなたからも
26歳の私の分もごめんねって伝えてください。


毎日どん底だけど這いつくばってでも
いい人生取り返していこう。

お母さんもびっくりするような
輝かしい日々を。

ありがとね、これまでの私。


これからは体も、心も大切にしていくからね。


愛されるは間違ったことじゃないからさ。


少しでも、あなたの選んだ悲しい選択が
報われるように私が頑張るから。

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