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ゲス男旅をする

忍成 修吾(おしなりしゅうご) と言う俳優さんを御存知ですか?

名前だけ聞くと、誰だろう?と思う人がたくさんいるでしょう。
顔を見ると、ああー、あの人!とすぐに記憶にある顔がヒットすると思います。

忍野

最近は、スカッとジャパン で時々見かけますが、悪役やナルシスト役が多く、クズ男、ゲス野郎を演じさせたらこの人が間違いなく上位入賞!と私は評価しています。
丹精な顔立ちで、イケメンなんですけど、意地悪な顔の表情がゲス男としてハマルのでしょうか。いずれにしても私の好きな俳優さんです。

そんな忍成さんが、NHK の  アサタビ と言う九州沖縄を旅する番組で、宮崎県の北部、九州山地のほぼ中央に位置する諸塚村を旅した時の再放送を観ました。

口数は決して多くなく、派手さもありませんが、深い山間の村に住む、素朴な人達のふれあいを通して、スクリーンやTVで見せる、ゲスな一面とうって変わり、爽やかで優しさ溢れる人柄を感じ取る事ができました。

あー!でも、それじゃあいかんのよね、それじゃあ。
グズ、ゲス、悪党は、ワルに徹して欲しいのが私の本音です。こういう爽やかな素の姿を見せられてしまうと、次にみる時、感情移入しにくくなってしまいます。スクリーンを観ていて、このゲスが、このクズが、と感情移入するはずが、これは役柄、素の忍成さんはすごく爽やかで優しい人、だまされるな!と思ってしまうのです。

だから、他人を演ずる俳優さんは、あまり旅番組やバラエティに出て素を見せて欲しくないのです。そういう企画は、お笑いやタレントと呼ばれる人達に任せて置いて、俳優は役者業に専念して欲しいのです。そして私生活もあまり公開しないで欲しいのです。特に、悪役と呼ばれる人達、例えば六平直政さんや、渡辺哲さん、相棒の刑事部長役の片桐竜次 さん、他も色々いらっしゃいますが、役としてではない番組に出て、視聴者に良いイメージを与えるのはいかがなものでしょうか?
ちょっと蒼臭いかな?

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