ユーリ観た

最近、仕事の都合で『ユーリ!!! on ICE』を視聴したがいい作品だった。
「アニメ」と表すよりも、「エンタメ」と表したい。そう思わせるパワーを持っている。


あらゆる意味で“見せ方”が上手い。ドラマの切り方、キャラクター及びバックボーンの出し方、ストーリーの繋げ方。それぞれがいい塩梅だった。
1つシンプルに分かりやすい要素を挙げると、スケーティングのシーン。実際のフィギュアを見ているような画角だけど、伸びやかさや煌びやかさを表現する“アニメの嘘”を十二分に機能させるためにカメラアングルが異なっているね。少なくともあのアングルでフィギュアの中継を観た記憶はないし、観客席の角度ともまた別じゃないかと予想。あくまで、アニメでの見栄えを優先したアングルに設計したと見ている。
フィギュアファン2人が原案なだけに、ここの絵作りは相当のレベルだな。



キャラは、ヴィクトル、JJ、オタベックが面白い。
ヴィクトルは言わずもがな、あれはそもそも人として好きになるタイプ。
JJみたいなナルシストは応援したくなるな。

オタベックのプレーで興味深いのは、衣装もプログラムもハイソ感が漂うんだけど、「戦士」という秘めた本質が透けて見える点。

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