10月2日になる前に、ブワァーします

色々と頭がグルグルして、やっぱり書き残しておこうという結論に至ったので、書きます。

【おことわり】
私は性被害の問題について十分な知識・見識を持っているとは言い難いです。また、「ジャニーズ全肯定派」でもありません。そして、推したちに対しては凄く甘いという自覚もあります。その上で、未熟な一個人が今思っていることの記録として読んでいただければと思います。

ジャニー前社長の性加害疑惑報道とそれを取り巻く意見について

前社長に性加害の噂があることは、ファンになってしばらくして知りました。
でも、まず現場に行ける機会があまりない私にとって、ジャニーさんを直接見ることもなく、「ジャニーズの皆さんから語られる人物」という、現実感・実体感のない人でした。
また、そうした「芸能界の噂」が本当かどうかを確かめる由もなく、しかも性犯罪なんて周りに悟られずに行われることが基本の犯罪なので、私たちには確かめようもありません。
そんな曖昧なものを「噂段階」で簡単に信じるのは無理があります。

私たちがファンでいることが加害を助長した、という意見があります。
私自身も今回の問題の初期にそこを悩んだのですが、今では違うとはっきり言います。
以前、この問題に触れたnoteにも書いたのですが、性犯罪は直接関わりがない人でも、どこまでも「加害者」「被害者」意識を拡げることができます。
直接関係なくても周りが精神的にダメージを受ける、卑劣な犯罪だと思います。
でも、直接犯罪が起きていたことを確かめられない、知らない以上、周りができることなんて、果たしてあったのでしょうか。
ましてや、私たちは仕事として楽しませてくれる彼らを応援する立場。
表向きなことしかどうしたって知ることができません。
むしろ、裏側のことを追及しろと言うのなら、それはそういうことを仕事にしている方たちの役目なのではないでしょうか。
私たちは、表で示されたことしかはっきり知ることができない立場だということを、きちんと表明しておきたいです。

それから、これも以前のnoteに書いたことですが、被害者からの申し出は基本的に事実として受け入れて対応するのが、性被害者への基本だと私は思っています。
その姿勢はこれからも崩さないでほしいです。
そこでこの姿勢を崩すと、今後別の場所で被害に遭った方が、声を出しづらくなってしまう。
社会的に大きく報じられているからこそ、その姿勢は事務所に守ってほしいと思っています。

一方で、被害者の方や関連報道について昔からのファンから指摘されている様々な矛盾点については、複雑な思いでいます。
というのも、これまで自分の推したちも、時系列を微妙に間違って出来事を記憶してインタビューで話していることがあり、記憶の齟齬の可能性も十分あると思うからです。
だからこそ、きちんとした時系列の裏取りは必要だろうと考えます。

また、週刊誌などではなく、きちんと司法を通してほしい思いもありますが、過去の性被害自体が証拠の提示がしにくいものだということはありますし、裁判となった時に「被害に遭ったけど公表したくない現役ジャニーズ」の方がいた場合に、法廷に出なくてはならない可能性もあります。（もちろんプライバシー保護がなされるでしょうが）
特に「被害に遭ったけど公表したくない現役ジャニーズ」の方がいた場合、匿名でも法廷に出れば当然様々な推測記事等が出回る可能性があり、そうした点でも「司法に頼る」のは双方にとって難しいところがあるのかなとも思っています。

CM更新見送りの件について

CMの件については、私はそれぞれの企業の考えや事情があるでしょうし、そもそも加害疑惑を認めた事務所の発表を受けてのことですので、あくまでも事務所側の落ち度への対応です。
もちろん、個人的には聞いてて色々と思う意見もありますが、事務所が認めた以上、企業側の判断を責める気には私はなれません。

一方で、過剰な顔隠し等はやりすぎだと思いますし、それ以外の事象に関してもファンが警戒したり必要以上に反応したりする状態をつくり出していることは、どうかと思います。
便乗してジャニーズの悪口を言う人たちも、失礼を承知で言いますが、本当に馬鹿だなと思います。
「悪いやつはとことん叩いて良い」という、いじめの気質ですよね。
ジャニーズの所属タレントの皆さんは、被害者や被害者に近い存在である可能性が高く、もし本当に被害者が現役タレントにいた場合、その方は被害者として守られることもなく、加害者に勝手に加えられてより苦しむことになります。
本当に人権を大事に考えているのか、そんなその人の本性とか持ってる筋が、見えてくる気がします。

ジャニーズWEST改名意向の件について

昨日、大阪のローカル情報番組で、淳太くんが生放送で改名について考えていることを明らかにしました。
賛成・反対、両方の意見を目にしました。

私は、賛成です。
それは、ジャニーズWESTが考えて出す結論を信頼しているからです。

1つ、ファンの個人的な見解として言いたいのは、彼ら自身がきっと1番改名することについて辛い思いをしていることです。
彼ら自身が望んで「ジャニーズ」という名前を入れてもらったグループ名。
この夏のサマーソニックでも、サマソニの中の1番大きな会場で、「Johnny's WEST」と書かれたホッケーユニフォーム風の衣装を彼らは堂々と着ていました。
彼らのステージを観た皆さんから「ジャニーズ凄い」という声を沢山SNSで見かけました。
そうやって、彼らはジャニーズの、ジャニーズWESTの力を、外の世界に届けることに成功していました。

そうやって、自分たちが「ジャニーズ」であることに誇りを持っていた彼ら。
王道のジャニーズ路線ではなくても、表現を磨き、技術を磨き、その努力は真っ当で、アイドルとして真っ直ぐです。

神ちゃんが、ジャニーズWESTという名前にプライドを持ってるとブログで語ってくれたのは、本当に本心だと思います。
だから、変えることはきっと本望ではないはず。
でも、変えようとしているのは、「それで傷つく誰かがいるのは嫌だから」。
彼らは、自分たちが辛い時も「誰かが笑えるように」「元気でいられるように」そうやって行動してくれるのだと、私はコロナ禍でひしひしと感じました。
コンサートでも、「どの席のお客さんでも楽しめるように」考えて機構などを使っているのが実際に見てよく分かったし、ファンの声もなるべく聞こうとする姿勢もずっと感じています。
だから、改名を考えてることは、彼らのそうした「自分よりもまず相手」という視点と、考えとして合っていると思います。

本音を言えば、このままジャニーズWESTでいられるなら、ずっとそうさせてあげてほしかったです。

事務所に望むこと

まず当然のこととして、被害者への補償。
それと同時に、現役所属者を守ることを望みます。
今回は性被害が大きく取り沙汰されてますが、私はそれ以外にも「本人たちの意向を無視した方針転換（斗真さんたちへの半ば無理矢理な俳優班への転換、WESTが7人でデビューのはずが勝手に4人でデビューに変えられたこと）」のようなパワハラまがいのやり方等も含め、所属者を大事にしてほしいと思います。

ただ、少なくとも現在、斗真さんやWESTを取り巻く仕事環境は良いと感じています。
斗真さんは作品の撮影や上演が重なるのが苦手で、なるべく重ならないように配慮されているのが分かりますし、近頃はFC動画やインスタグラムの写真・動画にも力が入れられています。
WESTも音楽チームがメンバーの音楽面の良さをよく理解していますし、マネージャーチームとの連携が取れているのも、SNSチームがメンバーを温かく表現してくれているのも伝わっています。
だからこそ、良いところは会社の体制が変わってもなるべく維持してもらうことも望んでいます。

世の中に言いたいこと

私は、応援したい「推し」に出会うのは、本当に運命だと思っています。
色んなタイミングがたまたま重なって推しに出会い、その人に心を救われたり、その人のおかげで元気になれたり、様々な形で自分の人生に彩りを添えてもらっています。
「ジャニーズファン」をバカにされるのは、昔からずっとなので、もう慣れてます。
それでも私が周りに「芸能人で誰が好きなの？」と聞かれて「生田斗真」「ジャニーズWEST」「私はジャニーズオタクなんです」と言えたのは、私が推したちに心を支えられ、推したちの仕事振りに何度も心を動かされてきたからです。
私はジャニーズファンでいられて、ずっと幸せです。
もちろん、苦しいことも辛いことも沢山あったけど、それ以上に、推したちに気づかされたこと、元気づけられたことが上回っています。
そんな彼らへの感謝の気持ちをこれからも持ち続けたいし、私が彼らが提供してくれるエンタテインメントを楽しむことが、私のできる唯一の恩返しなのだとも思っています。

誰かが「好き」と言っているのには、その人なりの理由があり、その人にとっては、人気があるかとか、有名とか、そういったことは全て関係なく、大事な存在です。
「人権が〜」と言うのであれば、ぜひそうした人の思いにも、心を寄せてもらえればと思います。