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【web3週報④】TON

こんにちは

Skyland Venturesの愛川です。一橋大学の3年生です。

最近web3の勉強を始めたので、その一環として(できるだけ)毎週web3の気になったプロジェクトを紹介していこうと思います。

前回の記事:

Telegramとは

Telegramはロシア発のチャットアプリで、LINEのようなものです。
日本ではあまり普及していませんが、ロシアやインドネシア、マレーシアなどでは普及しています。2024年5月の時点で9億人の月間アクティブユーザーがおり、日本7.5個分くらいの人が毎月使っています。

日本でもweb3の界隈にいる人たちはTelegramを使って交流しています。

TONとは

TONはThe Open Networkの略で、インターネット上で使えるブロックチェーンシステムです。
もともとTONはTelegramによって作られたプロジェクトでした。資金調達の際にゴタゴタがあったりなどありましたが、Telegramと統合されているということがTONの最大の魅力です。

ちょっと使ってみた

TONでできる主なことはwallet・ミニアプリ・Telegram広告プラットフォームです。

1. wallet

Telegram上でwalletのbotを追加して、STARTというボタンを押すだけでwalletの作成ができます。

Telegramのアカウントをすでに持っていれば、この画面を至るまで3秒くらいしかかからないです。UXとしてめちゃくちゃよい。
送金も早いし手数料もほぼかからないです!

2. ミニアプリ

現在の時点で826個のアプリがTON上に存在します。wallet、DEX(分散型の取引所)、ゲームなどの種類があります。その中で気になったものを遊んでみました。

これはTon Potatoというゲームで、ポテトを売るゲームです。

じゃがいも屋さんとしてやっていこうね

TONcoinで土地を買ったりポテトを育てたりします。ポテトの売買でみんなはポテト富豪を目指しているようです。

3. Telegram広告プラットフォーム

Telegram Ad Platformという機能があり、TONcoinを支払ってチャンネルに広告を出したり、TONcoinで広告収益を貰うことができます。

CPM(Cost-Per-Mille、広告が1000回表示されるたびに広告主が支払う料金)の50%がチャンネルオーナーにTONで還元される点が他の広告プラットフォームと異なる点です。

激アツポイント

マス層にweb3が広がる可能性

現在、web3の世界はとても小さくてクローズドであると思っています。「web3が来る」と信じている人、ビリーバーは日に日に増えていますが、リテラシーが高くないと入りづらいこともあり、いわゆるweb3オタクの人たちが小さく集まって盛り上がっているのが現状です。
しかし、TONのおかげでマス層にweb3が広がる可能性があると私は思いました。TON上で提供されるサービスの特徴はアクセスがしやすいことと速いことです。9億人の月間アクティブユーザーがいるプラットフォームからすぐにweb3にアクセスできることは、マス層にweb3が広がる大きな一助になると思いました。

最後に

CRYPTOLAND HUNTERSというTelegramのコミュニティがあります。
200人以上のメンバーが参加している大きめのクリプトコミュニティです。
web3に興味がある人であれば、初心者も玄人も皆歓迎です。以下のリンクから入れます。

参考にさせていただいた記事です。
TON: Next-Generation Web3 Traffic Gateway — Ecosystem Layout and Track Opportunities | by Future3 Campus | Medium
TON App — dApps and apps on The Open Network Blockchain
TON Potato: a game in Telegram: how to play? How to earn in TONPotato? When is $POT listed?
Telegram Ad Platformとは?TONで広告収益の50%を分配 (nft-hack.jp)


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