WacomOneが発表されました

Amazon価格で39800円

安くても6万円してたWacomの液タブがついにこの価格帯に降りてきました。Wacomの液タブということで一定の需要はあるだろうけど、7世代iPad+ApplePencilや中華液タブがこの価格帯で長いこと商売をしており需要を刈り尽してしまっていて遅きに失しているのではないか?と思いました。

一部Android端末に対応

スペックはメーカーのホームページを参照していただくとして、ぼくの目を引いたのはこの一文です。

対応機種はSamsung GalaxyS10+やHuawei P30など、正直なところまだまだ数は少ないです。どうしてこの2社の製品なのかというとSamsungのDeXやHuaweiのPCmode(※1)という機能を利用するかららしいです。

(※1)どちらもAndroid端末を外部ディスプレイに接続することにより、パソコンのようなGUIでマルチタスク操作が可能になるモードです。
Android Q(Android10の開発コード名)のβ版でも同様の機能が搭載されていたということなので、今後この機能がAndroid標準となれば対応機種が増えることが期待できます(※2)

(※2)USB Type-CコネクタがAlt-mode(USB Type-Cポートからの映像出力に対応)に対応していることが前提です。(USB Type-CのAlt-modeへの対応は任意なのでType-Cだからといって対応するとは限らない点に注意)

この製品の本当の狙いは?

冒頭ではこの価格帯の液タブはもう出遅れなのではないか?としましたが、エントリーモデルでありながら新たにAndroidに対応ということでもっと別の層を狙った製品なのでは?と考え直しました。

具体的には、最近の若い人たちはスマホは所有していてもPCを所有してないことが多く、液タブを買う=PCを買うことになり実質的な金銭負担は液タブ本体価格よりはるかに大きくなってしまう。

こういう層に対してAndroidスマホがあれば額面通りの負担で液タブ生活を始められますよ、という提案なのではないでしょうか?

今はまだ対応端末が少ないので何とも言えませんが、対応状況しだいで面白くなりそうな製品です。というか対応端末の充実具合がこの製品の展望に大きく影響するのではないでしょうか?

ちなみに、ぼくはXperia1/5あたりは対応するのではないかと予想しています…このカシオミニを賭けてもいい

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