(レポート特別編)BBガールズ Live Show 2020 "LA BRAVA" 京都ミューズホール 2020/2/9

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記念すべきBBガールズの京都MUSE HALLでの初のワンマンライブの日を迎えた。なんと筆者は前説を任されていたのだ。BBガールズのライブをまだ観た事のない観客も多く来られるという予測もあり、要点を3つに絞って伝えた。

「声援」「人生はミラーボール」「境界線はいらない」

『たじー!カナー!とどんどん声援を送る』『BBガールズ!の部分を皆で歌う』『ラララ ラララでタオルを左右に振る』この3点が守られさえすれば初見の方にもわかり易く、安心してライブに入って行けると思っていたからだ。中でもCRYさんの力もお借りして実際に再現しようと試みた「人生はミラーボール」のCメロ「BBガールズ!」の歌声がCRYさんだけでなく、既にライブを知ってる観客からもベストタイミングで飛んだ。「(そう、)それです!!」と私も思わず観客に向かって返していたのだった。この辺りの心配は全く要らないようだ。

あとは開演のその時を待つのみ。ESPでのパームトーン劇場でもお馴染みのわくわくするSEが流れる。SEの段階にも関わらず手拍子が起こる。いかに観客の興奮が高まっているのかが見て取れた。「Fai La Brava」のドゥーワップが流れる。いよいよだ。幕がサーっと開き、はんなりディスコボールシャワーの4人が一斉に姿を見せた。

Gt:たかし Gt:まっすん Ba:カジ Dr:ふるじゅん の面々。

当然、普段より格段に迫力に満ちた「もっとオールドファッションド」の前奏。掛け合いを見せるギターの16ビートカッティング。最初に登場したのはカナだ。キラキラのジャケットにギラギラのメタリックな青のスカート。大きな舞台用の戦闘服である。髪には青い花。観客の「カナー!!」の大声援。両手を振って客席に一礼。そしてブレイクでのワンハンド演奏で定位置に腰を下ろした。

ベースとドラムのリズム隊がアンサンブルに色濃く加わる。続いて「たじー!!」の大声援。笑顔でたじが登場した。お揃いのギラギラの衣装。スカートは赤系、黒い髪飾り、インナーにはLA BRAVAのお馴染みのTシャツ。歌が始まる。明快な握り拳のアクション。いつものハーモニーにグルーヴィーなバックの演奏がオープニングを引き立てた。

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早くも「人生はミラーボール」の冒頭のフレーズ。BBガールズそのものを歌ったテーマ曲のような存在のナンバー、この2曲目のセットは大正解だ。たじの高音は絶好調、カナもグリスダウンを多用しながら軽快にコーラス、「Are you ready?」で客席を指さす2人。「あなた次第~!」からバンドは贅沢なジャズのスウィングを見せた。ふるじゅんの繊細なシンバルワーク。冒頭で挙げたCメロ部分に差し掛かる。たじが「いくぞ!」と煽った直後の「Ah~!」でマイクを観客に向けた。「BBガールズ!!」の大合唱、突き上げられる指。いきなりライブが最高潮に達したように盛り上がる会場。歌の終わった後奏は倍テンポのアレンジ、たじがタンバリンを手に取ってリズムを打ち出す。すっかり客席は熱狂の中にいた。

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耳慣れたフレーズがカナのピアノで奏でられ始める。「凄い」と噂に聞いていた「それはウソじゃない!?」のバンドバージョンが始まったようだ。ドラムは4分打ち、ギターは16のクリーン・カッティング。後日談で本人達は「『ダサカッコいい』を極める」と言い放っていた自慢のアレンジ。ダンス&ファンク!しかも高速の!と変貌を遂げまくった同曲に客席はヤラれまくっていたに違いない。この疾走するビートを風で感じるように歌う、たじがクールに映った。スキャットもバンドの躍動感に溶け込む。カナのサウンドも80年代のクラシックなシンセサウンドに、後半の間奏でハードなワーミーギターのようなテルミンサウンドを派手にキメるパフォーマンスで魅せた。

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「カモン、カジさん」「カモン、ふるじゅん」とたじが呼び込み、ベースとドラムのリズム隊が順にアンサンブルの下地を作る。この「クランベリージャム」も元々打ち込み要素の強い曲にも関わらず、16ビートの強力なバンドアレンジが施されていた。16のギターカッティングはモジュレーションの音がキュンキュン響いている。先ほどよりもクールにさえ映るたじの高音は、重厚なサウンドの最上部に軽く乗っている。サビで指先を遊ばせた後にターンを決めた。所々、ギターのまっすんがサイコな音をカウンターで入れている。カナは終始控えめなサウンドながら、CメロCodaのたかしのエモーショナルなギターソロと絶妙なバッキングの掛け合い、ラストの同パートでまっすんのスリリングなリードへと代わった後、ジャジーなソロをロングプレイでキメてみせた。

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MCの時間。ようやく普段のBBガールズの会話で緊張感のあった空気が和んだ。「(巷のパンデミックのニュースで大変な中集まってくれて)ありがとうございます」と2人が感謝を述べる。(この時期はまだ自粛要請まで出ていない時期だったので、ライブ開催において問題は何も無かった)

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「透明な水」。ピアノの美しいバラードも、初めて聴くバンドバージョンはスローファンクのようなうねり。16ビートアレンジが大好きなバンドだ、というその嗜好が伝わる。カナのお洒落なコードがまるでルパン三世の大野雄二バンドのよう。ギターのワウのフィルターは波のイメージか。この数曲ずっとクールに歌っている様子のたじが一瞬だけ、感極まったように見えた。カジのベースが後奏でカウンターメロ的な動きを見せ、流麗に締めくくっていた。

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ギターカッティングを見せるたかしにスポットが当たり「苦い林檎酒」が始まる。バンドバージョンは更に16ビートで展開してその姿を見せた。この曲に合わせたかのように照明が赤く照らしている。その陰影の中でたじがクールさを保ったまま、所々感情を高揚させて流れるようなメロディを艶っぽく歌い上げる。カナのジャズオルガン的なソロもクールに奏でられて、ラストにはインプロ的に高音へ移動するフレーズになった。ラストに待ち構えたたじの至高のスキャットは、MUSEの照明やスモークを纏って遊ぶ姿にも見えた。

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ドラムの前奏とカナのグリスダウン。「ひらいたトランプ」のシャッフルの16にカジのスラップのベースが加わって、一層ファンキーなグルーブで圧倒された。「タン、タン、タン」の前のプルのアタック音がサウンドを支配する。ふるじゅんのキックにサムピングもピタリと合い、オートワウのギターカッティングが絡まり合う。インプロ的なソロも含めカナの冷めたトーンがよりクラシカルに映えた。この中盤、クールを押し通したようなたじの歌唱が、ラストのフェイクからようやくエモーショナルに高揚する。後奏のリードギターのたかしの元で楽しそうにスキャットを続けるたじ。「顔で弾く」ような感情剥き出しのたかしのソロはハーモナイズドチョーキングで恐るべきカッコよさの中、ナンバーを締めた。

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MCで「(MUSEの客席の)意外と後ろまで見える」とカナ。アルバム「LA BRAVA」発売後長い時間を掛けて到達したMUSEのライブに、焦りは無かったというたじ。「牛乳パックの賞味期限の表示が2月9日を超えてて(そこで何となく気付く)」という強心臓ぶりだ。結成・活動8年を振り返って「(今はすっかり仲良しでも)クラスメイトでおっても友達ならへん」というお互いのキャラクターの違いを補い合い、シンクロさせ、アーティストパワーを蓄積させて、その積み重ねでこのライブを迎えたのだ。

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「そんな間柄で、傷つけたり喧嘩したりもあったけど『ごめんね』と、『ありがとう』の気持ちを込めて」とたじが語った。新曲「ダメなところも」。この大舞台で初披露となった。美しいピアノのみの伴奏のこの曲はたじ作詞、カナ作曲。たじがジャケットを脱ぎ、スポットを浴びて優しくウィスパーで語り掛けるように歌い始める。詞のエピソードの中で「ありがとう いつも」と普段口に出来ない言葉を、美しいメロディに乗せていた。カナのピアノもたじの言葉を美しく支え、サビでは重厚にコードを響かせていた。先ほどまでのバンドパフォーマンスとは打って変わり、「2人だけの世界」で会場を包んでいた。

ギターのまっすんが、AMラジオのようなローファイサウンドでジャズのフレーズを奏でた。「離れてもそばにいて」。静けさの中、たじがウィスパーボイスで少し甘えたように歌う。1番が終わるとカナがエレガントなピアノで加わった。ふるじゅんのナイーブなシンバル、たかしのボトルネックプレイ、途中からウォーキングベースの展開を見せるカジ…極上のジャズがステージ上で展開されている。至極贅沢なBBガールズのスローナンバーであった。

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たじとカナが一旦退場する。その極上のスロージャズの雰囲気のまま、はんなりディスコボールシャワーによるインストゥルメンタル「クランベリージャム」が始まった。ボサノヴァ的なアレンジが施されている。まっすんのリッチなトーンのギターがオクターブでメロを奏でて、甘いひとときを演出。中盤からたかしもジャジーでクリーンなリードを流れるように奏でて応戦する。ふるじゅんのドラムはCメロCodaからスネア、タム、ライドシンバルを複雑に絡めてプレイ。

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リズム隊のスリリングなイントロでインストが2曲目に入った。「上腕二頭筋に登らせて」という、2018年のパームトーン劇場での特典CDとなっていた幻のナンバーだ。カジのサムのスラップは中盤からディスコティックなオクターブのサム+プルの展開へ。まっすんのメロもよりソリッドな、リードサウンドでアンサンブルを支配。たかしのソロ・リードはスリリングにファストフレーズをド派手にキメていた。ハイボルテージなふるじゅんのドラムは後半で倍のテンポになる。宛ら爆風スランプの「Runner」のようなイメージだ。

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インストの終わり間際に再び現れたたじとカナ。大声援が飛ぶ。衣装はあのGIGアカデミー賞でも着られていた大胆な和装にチェンジしていた。カナが青紫系で菖蒲のようなイメージ。肩出しのたじは赤紫系でアザミのようなイメージか。2人の髪には花。このいでたちにミスマッチなほどのポップな「恋してオムレツ」が始まった。たじのアクションと動きをシンクロさせるバンドメンバー。カナが上段のキーボードで「ドレ♭ミファ~ ♭ソ♮ソラ♭シ~」のお馴染みのリードフレーズを奏でている。肩を出した部分の衣装の袖をたじが所々ひらっと舞わせた。カナのアクション3部作も動きは大きく、声も通常より張りながら、特に「イェイ!」の元気一杯のピースサインがこの曲の明るいイメージに華を添えた。シンプルなリズムの中でふるじゅんのウッドブロックに加え、スネアとライドシンバルを行き来する右手もダイナミックであった。

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たじによるメンバー紹介。「オンドラムス、ふるじゅん!(客席から:ふるじゅーん!)」「オンベース、カジさん!(カジさーん!)」「えっ、メガネかけてたっけ?オンギター、たかし!(たかしー!)」「もう一本、オンギター、まっすん!(ゆういちー!)」「皆大好き、BBガールズのキーボード&コーラス、カナちゃん!(カナー!)」そしてマリオの1upフレーズを弾いたカナが「皆もっと大好き、たじちゃん!(たーじーまー!)」

たじが「インストかっこ良かったね!」「お着替えが間に合わんかった」「でもどうしても着たかってん」と先ほどまでの舞台裏を語る。スケジュールの話しの途中で「かなこめっちゃ色っぽない?どうしよ(笑)」と急に話すたじ。「フー!!」と歓声が飛んだ。「親族観てるからやめて」と照れるカナ。

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暗転して、バラード「泡のないグラス」が始まる。美しく悲しいピアノバラードは2番のAメロになると、いつも聴こえる琵琶の不気味な音色がギターのサイコなディレイサウンドによってアレンジが施されていた。感情をぶつけすぎず、悲しい物語に吹く夜風のような余韻を残すたじの歌声。ドラマを演出したカナのピアノのラストはオクターブ上の、満天の星空の情景浮かぶどこまでも繊細なフレーズを響かせていた。

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砕けた心を優しく包むように「夜明けの月に」が始まる。先ほどまでと一つながりの美しい星空のようなメジャーセブンスコードのピアノ。まっすんはアコースティックギターをストロークする。通常ピアノに徹するカナのキーボードには尺八のような音色もシミュレートされていた。ふるじゅんのスネアのリムの音。愛情を込めたたじの歌声にカナのハーモニーが美しく寄り添う。癒しのひとときにすっかり心酔していた。

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イントロのタムのドラムが倍のレングスの中、たじとカナが拳を構える。「風のファンタジスタ」が始まる。中間色的なサウンドでもうねりを感じさせていた。たじが自慢の高音で歌い上げた後、サビで観客の拳がビートに合わせて突き上げられる。間奏を前に風を掴むようなアクションを一瞬見せるたじ。楽しそうな表情でピアノソロを奏でていたカナがブレイク・サビの「引き寄せて」で拳を下ろす。ミディアムテンポのナンバーながらライブの臨場感に圧倒的に満ちていた。

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攻撃的なたかしのギターのイントロ、もちろん「平成ガール」の始まりだ。たじ作詞作曲の疾走感溢れるロックナンバー、カジのベースは宛らジョン・ポール・ジョーンズのように16ビートで転がってゆく。たじが高音でキャーンと聴かせた後のギターソロ前の「ギッター!」は椎名林檎へのリスペクト&オマージュだそうだ。そのコールに見事に応えるようにたかしが、7連符も含めたような怒涛の高速ソロフレーズを叩き込んだ。「LOVE LOVE LOVEマシーン~(Wow ×4)」「It's Automaticに癒された~(It's Automatic)」「もっと中まで入ってもいいよ~(突き動かしてよ)」のCメロの、たじとカナの掛け合いもこのステージではっきりと聴かせていた。その後の1/2テンポの所で力強くコードを弾くカナがヘドバンを解禁!(カナはヘドバンで目まいが起こるらしく、長らく封印していたのだ)ラストでは更にクラッシュするようなピアノとテルミンサウンドが炸裂。音の衝撃そのもののような照明が眩くフラッシュしていた。

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イントロフレーズの前に4分打ちのダンスビートをふるじゅんが叩き、ウッドブロックも乾いた音を鳴らす。カナのお馴染みのピアノフレーズ。「ガーディアン・エンジェル」も原曲のニューウェーブ・テクノ感を振り払うようなバンドバージョンの力強いアンサンブルだ。ギターの16のカッティングは所々ディレイフレーズが。すっかりエモーショナルに歌い上げているたじの左手のアクションには、この大胆な衣装が映える。カナのキーボードソロは後半のアグレッシブな畳み掛けで大胆不敵にキマった。たじによる「カナー!!」の紹介で大歓声が起こった。

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たじのカウントアップは無く、カナのピアノの中低音のお馴染みのフレーズ。「まだまだGIRLでいいかしら」が始まる。BBガールズのデビューシングル曲がここで登場。手を叩きながらピョンピョンと跳ねているたじ。Aメロの歌に呼応するような、たかしのジャジーなカウンターフレーズはまるでエリック・クラプトンのよう。サビのたじのアクションに観客もシンクロ。そして16ビートのまっすんの刻みと絡むようにカナのピアノソロ。再び「カナー!!」とたじがコール。カナも「皆ありがとう、最高!!」と声を上げて最後のフレーズをグリスダウンさせた。ラストのバンド全員でのカデンツは怒涛のボルテージ。カナのピアノは壊れんばかりに打ち鳴らされ、弦楽器隊もラウドに、ふるじゅんは千手観音のようなかき回しプレイ。たじの「Foo!」でクライマックスは終結した。

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たじが「次で最後の曲となります!(え~~!!)」お約束の掛け合いだが特にこのステージは冗談抜きで名残り惜しく思えた。それほどのこの日のパフォーマンス、その一瞬一瞬の積み重ね。濃密かつ純度高く磨き上げられたこのライブもラストナンバーを迎えようとしている。

「今日が大切な日だというのは皆さんが教えてくれた」「ここを終点にしてしまわない」「かなこが色仕掛けして来る」(たじ)

続けたMCのたじの「楽しんでくれましたでしょうか?」で拍手と歓声が沸き起こった。「愛してるよ」にはカナも「ちょっと皆戸惑ったやん(笑)」、そして「これからもBBガールズよろしくお願いします!」

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「陽だまりの鳥」。特別な感動が存在する美しいバラードがこのステージを締めくくる。バンド編成でこの曲が演奏されるとなるとどうなる?…と筆者は思い巡らせていた。カナのピアノが空気を生む。深いリヴァーブで囁くようにたじが歌う。「あなたの背中が 浮かんで消えた」で1番を終えると、この日だけのスペシャルな間奏が情景を映すように響いた。カナのピアノはこの曲の世界だけでなく、BBガールズのこれまでの物語の、思い出のアルバムをめくりながら語り掛けているようだった。最後の大サビに差し掛かる。たじの歌声にカナのコーラスはアルバム・バージョンのメロディで美しく溶け合った。「そんなにステージで感極まらなかった」と後日談で語った2人だが、ここにはその感情が出ていたのではないだろうか。更に特別な間奏が加わってたじのスキャットが空間を彩った。その彩りのようなブルーの光がバックから照らし、曲も終わり、ライブの終演を告げようとしていた。

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しかし当然ながら、鳴り止まないアンコールの拍手。はんなりディスコボールシャワーの面々が先に戻って来て定位置に着いた。最後の曲のイントロが2人を残して始まった。

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遅れてやって来たたじとカナ。たじの手にはあの「BBガールズ LA BRAVAタオル」がある。一旦足元に置くと「アンコールありがとうございます!!」に再び歓声。「インターネットラジオ曲fm GIGで出会い、(様々な)発信をして来ました。そんなネットを通じて何処までも飛んで行ける、そんな『境界線はいらない』でお別れしたいと思います、今日は皆さん本当にありがとうございました!!」と、たじが力強く語った。サビの「ラララ ラララ」でたじが手を振り、カナがコーラスを取りながら笑顔で客席を眺めている。一斉に振られるタオル。大サビになると会場全員で歌っていた。その様子を筆者は振り返って確認したのだ。広げられて左右に揺れるタオルたち。観客1人1人の笑顔。ここに映った風景が今日の、そしてこれまでの歴史の全てのように思えた。

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フィナーレはこのMUSEの広い舞台の前列に、BBガールズの2人とはんなりディスコボールシャワーの4人、総勢6名が横一列で並び、カーテンコールに深々とお辞儀した。

甚大なエネルギー、技術、可能性、集中、自然体、コミュニケーション、結束、ユーモア、魅了、そして愛…

様々な要素が溶け合い、最高の舞台の最高のパフォーマンスとして昇華する、その全てを目の当たりにした素晴らしいライブだった。言葉だけでは語り尽くせない。論理で立証しても野暮な程の、余りにも大きな意味の「塊」がそこにあったのだ。

夢は終わらない。2020年末12/26には、再び京都MUSE HALLにこのメンバーで集結する。1年経って更に大きくなったBBガールズがまた更なる新曲を引っ提げて、このステージに帰って来るのである。

この日見た夢。そして夢の続き。BBガールズのより鮮やかな栄光への道のりの、その第二章は既にこの場所でスタートを告げていたのだった。


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