GA4とUAの違いについて


2023年7月1日からUAからGA4に切り替わりました。サイト分析でUA/ GA4を使っていましたが、なぜGA4に移行するのか理由について、またUAとGA4でどこが大きく変化したのか、実際に使用してみた違いについて比較しながら記載していきます。

UAとGA4の違い

1. データ収集のアプローチ

・GA4: イベントベースのデータ収集に焦点を当てているため、すべてのユーザーアクションがイベントとしてトラッキングされる。
(ページビューだけでなく、ボタンクリック、動画再生、フォーム送信など、さまざまなユーザーアクションを含む)トラッキングされることにより、ユーザーの行動を詳細に理解できる。
・UA: 従来のページビュー中心のデータ収集。ページが読み込まれるたびにデータが収集され、主にトラフィックとページ閲覧に焦点を当てている。

2. ユーザー識別

  • GA4: GA4は、ユーザーを個別に識別し、デバイスやセッションに依存せず、同じユーザーが異なるデバイスやセッションでアクセスしても、それらの行動を結びつけることが可能。

  • UA: UAはクライアントIDを使用してユーザーを識別するが、異なるセッションやデバイスからのデータを別々に扱っている。

3. 予測分析

  • GA4: GA4は機械学習を活用して将来のトレンドやユーザー行動を予測する機能がある。これにより、戦略的な意思決定をサポートできる。

  • UA: UAは予測分析機能を提供していない。データはリアルタイムまたは履歴ベースで提供される。

4. データプライバシーとセキュリティ

  • GA4: GA4は、ユーザープライバシーとデータセキュリティに特に配慮して設計されており、GDPRなどの規制に適合したデータ収集と処理をサポートしている。(※閾値には要注意)

  • UA: UAもプライバシーとセキュリティに注意を払っているが、GA4のような強化されたプライバシー制限は行っていない。

5. イベントのカスタマイズ

  • GA4: GA4では、カスタムイベントを簡単に設定し、特定のアクションやコンバージョンのトラッキングをカスタマイズできる。

  • UA: UAもイベントトラッキングをサポートしているが、GA4のような柔軟性や多機能性はなく、自由度も低いと言える。

まとめ
GA4とUAは、時代の変化に伴い、より分析しやすいように変化していることがわかりました。GA4は、より詳細なデータ収集や、自由度高くカスタムでデータ分析が行えたり、データプライバシーへの対応を行っています。
GA4を現在使っていますが、カスタムでレポートを作成できるのがとても便利だなと思っています。今後も、GA4を使っていけるよう勉強していきたいと思います!

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