日記2

思うこと
人間を構成する身体と精神は密接に関係していることは自明であるが、優位なのは身体であろう。病は気から、などと言われるが結局のところ身体が外敵によって侵されたとき、人間は精神的ストレスを抱え込んで自らによる制御を失ってしまう。自分は今とても怠い。この頃の極端な気温変化によるものだけではないが、改めて自分の身体の弱さを知る。物を考えるのが本分な身分であるけれども、ボクは同時に強い身体を求めるべきだろう。

浮沈
せっかく(?)気分が沈んでいる状態なので気分について書いてみる。気分には浮き沈みがあってそれを感知することはできるが、それを自身によって操ることはできない。例えば気を紛らわせたり原因を忘れようと努めたりすることで一時的に気分が晴れることがあるかもしれないが長続きはしない。トラウマと不安と暗い感情は心の中、いやむしろそれらがごちゃ混ぜになった世界の中に人間は立っているからである。だから気分というのはマイナスが基準値であって0ではなく、そこからどれだけ上昇できるか・それをどこまで維持し続けられるかというのが肝要なのだろう。(もちろん0が一番良い状態であるというのは言うまでもない)

生産性
気分が底の底のそのまたさらに底にいる時、ボクは何も考えていない。かつては天井を眺めて数時間経っていることもあったし、今も無為に時間を潰しているなと思うのだが、はて、自分は何か人生に価値を見出すことができているであろうか。最近の自分は何に頭脳を使っているのだろう。いや、人生に価値という概念を持ってくること自体が誤りなんじゃないか。人生が無価値か非価値かは余裕ができたときに考えるとして、今のボクには生産性なんてこれっぽっちも無いことは明らかだ。事実、何もしていない。それなりに自分は生きているつもりだし、死んでいないことからも明らかだが、そのパワーをどこに費やすべきか。少なくともこういった日記ではない気がするが…。とにかく、今の状態では「刺身の上にタンポポを載せる仕事」でさえ極めて高貴なモノに想えてしまう。

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