特例子会社の実習を辞めた

前回受けたパーソルダイバーズのショックからくるメンタル不調を引きずったまま、次の特例子会社の職場見学へ足を運んだ。

【職場見学】
8月上旬、とあるビルの一室に入ると何をやってるかわからない、ごちゃごちゃしたフロアが目に入った。ここに毎日通うのかが第一印象。
商談スペースに通され管理者Aから簡単な説明を受け、セキュリティのかかった作業フロアに案内される。

聴覚過敏がある私は普段、イヤホンで音楽を聴きながら街中を歩いてる。人の声が1つの雑音の塊ではなく、1つ1つ違う音として感じとり突き刺さってしまい疲れてしまう。

フロアに入ると従業員全員から挨拶された。急に大きな声に驚き恐怖で震えが止まらなくなった。さらに管理者に命令されて動いているロボットのようにも見えた。気持ち悪い、、。

パソコン画面で仕事内容を見せてくれる従業員がいたが近寄れない。何か質問はあるかと言われるが怖くて頭が真っ白になる。
とにかくこの場から早く逃げたかった。

ここは入力業務メインで改善しようと誤字脱字チェックのためシステムを作れば、自分たちの仕事を奪うことになるよ!とも言われた。
確かにそうだが、言い方が嫌だった。
お前の余計な良心でみんなの仕事を奪うんだよと言われてるように聞こえた。

被害妄想かもしれないが、一般枠ではとにかく残業が多かったため、上司に怒られないようにダブルチェックを容易にし完璧なデータを提出する努力をしていた。

真逆の世界に唖然とした。動揺もした。
こんな空間には耐えきれない。

しかしこの時の私は感情を押し殺し、いい子を演じた。そうやってずっと生きてきたせいか無意識のうちに良い一面を見せようと無駄な努力をしてしまう。

話は進み実習をする流れになった。
その前に実習前面談というものがあり、日程については後日連絡があると言われた。

【実習前面談】
8月下旬、実習前面談に行くと前回とは違う管理者Bが出てきた。いきなり「プロフィールシートを出していただけますか」と言われる。
同行者はもちろん私も知らされておらずキョトンとした。

結論から言えば職場見学時に対応した管理者Aが支援センターに作成の依頼を忘れ、面談日が来てしまったとのこと。

そんなことは知らずに管理者Bはイライラして口調も強め、これでは話にならないを繰り返す始末。内心、話にならないのなら終わりにしませんか?と言ってやろうかと思ったがグッと堪えた。

その後、管理者Aから事情を聞かされ態度が一変。急に申し訳なさそうに大人しくなり優しい口調で話始めた。マニュアルは完備しているという説明に「そういうご配慮とても助かります」と言った調子で終始冷静に対応した。

もちろん私も人間。カチンとくることはある。だけど子供の頃から感情を隠すことに慣れ、これが当たり前になってくれたお陰で「ふざけんな、クソババア」と思ってたことを隣にいた同行者にも気づかれなかった。
話をしたら相当驚いていたが、、、。

ただ我慢は禁物。その夜から体調が悪化。
適応障害でダウンした時と同じ症状(激しい動悸や不安、不眠)に加え、下痢や胃の不調などの身体症状が先に出て、最終的に現実逃避や全てを終わらしたいところまで。

推し活楽しんでるからそれだけはやめて欲しいな🥺

【今回辞めた理由】
・管理者2名の会社でも情報共有ができていない
(私自身、口頭では言った言わないが発生するため必ずメールで証拠を残すようにしていた)
・先方のミスにも関わらず一方的に責められたこと
(人間誰だってミスをする。もしかしするとこちらの連絡ミスかもしれませんが、、という心遣いは最低限必要だよね)

一番大きな理由は体調不良だけど、上記2点がなければ回復したらぜひお願いしたいと返答してたと思う。
自分のスキルを活かしたいけど、入力のみで我慢しなくてはならないのか、、と揺れる気持ちの中、実習を通して自分に合うのかも確認するには最高の機会だと前向きに思ってただけにとても残念。

職場見学はそんな職場の雰囲気だけでなく、管理者の対応も見られるのがいいところ。

気になるところがあれば実際に自分で感じてみるのが一番なんだと思った。

【今回の訪問先】
株式会社エイジェックフレンドリー


さて私はどこに落ち着くのか。
まだまだスキルアップを楽しみながら会社に貢献したい気持ちが強い。

障害者だからルールに縛られた箱に閉じ込められる必要はない。とにかく束縛が嫌い。
最低限のルールとスキルを活かせる環境でのびのび働ける日が来ることを願う。

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