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#宝塚記念回顧

タイトルホルダーの完勝でした。パンサラッサのハイペース逃げを番手で追走し直線では後続も寄せ付けない完璧なレースでした。
正直ここまで強くなっていたとは思っておらず驚きました。戦前は逃げなければ100%の能力を出せないと思っていたのでタイトルホルダーの力を完全に見誤っていました。

2分9秒7の日本レコード以上の衝撃を受けました。過去の名馬と比較する事は無意味ですが同じ先行脚質のメジロマックイーンやビワハヤヒデと同等かそれ以上の力を現段階で持っていると感じました。タイトルホルダーは逃げて更に良いタイプなので自在性では既に上回っていると思います。一戦でここまで自分の中の評価が跳ね上がるのはジャスタウェイの天皇賞(秋)以来かも知れません。

現役最強馬は完全にこの馬に替わったと見ていいと思います。次走は凱旋門賞直行との事ですが久しぶりに期待を持って観れるレースになりそうです。高速決着だったのでまずは無事に行って欲しいです。

2着は中団から差したヒシイグアス。普通なら勝っているレースで相手が悪かったとしか言い様がありません。距離はギリギリだと思いますが秋は短縮で天皇賞(秋)、香港CはGⅠ制覇の大チャンスになりそうです。年齢的にもラストチャンスになりそうなので後は体調だけだと思います。

3着は前が残る展開で最後1頭だけ追い込んだデアリングタクト。まだ良化途上だったと思いますがそれでも馬券内に入る辺りさすが3冠馬という所を見せました。馬券的にも今回はこの馬を軽く扱った事が敗因になりました。
本命を打ったディープボンドは4着。

これ以上ない最高のレースをしてくれたと思いますが時計が速すぎました。和田騎手の勝ちたい気持ちが表れた仕掛けも見事で本命を打った事に後悔はありません。また有馬記念でチャンスがあると思うので期待したいです。
裏本命だったマイネルファンロンはあわやの5着で直線はいい夢を見れました。次走は人気になってしまいそうなので買い時は全くわかりませんがまた人気が無い時に買いたいです。
最後はエフフォーリア。状態は万全ではなかったですが今回も見せ場なく6着。速いペースだと追走出来ず置いていかれてしまうという弱点は露呈してしまいました。馬の気持ちの問題もあり復活出来るかは微妙な所、展開が向かなかったにせよ昨年の年度代表馬なので2戦連続の掲示板外は言い訳出来ません。パンサラッサ、ジャックドール、そしてタイトルホルダーと速いペースで逃げる強い馬が揃う中長距離路線で今後も追走にてこずる所が改善しないようなら厳しい結果になるかも知れません。秋は輸送がないホームの東京、中山でのレース。復権なるかは神のみぞ知る事かも知れません。

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