圧迫面接をする

以前圧迫面接についてやや肯定的に書いてしまったので補足です。

圧迫面接はする側の人員に精神的なリスクがあるということも書いていましたが、面接される側にとっても通常そういったパワーハラスメント的なことが行われていると会社を誤って評価する要因ともなりえます。

まず、圧迫面接とは時に人格攻撃などの非倫理的なストレスを人に与えることすら前提とした、非人道的ともいえる社会的なテストといえます。このようなテストにおいては必ず、試験後に、いわゆるそれがテストであったことを伝える必要があると思われます。合否にかかわらず、圧迫面接的なものであった場合、面接後に被試験者にそういったテストであったことを伝えできれば握手などをして意図を説明する責任はあると思われます。

海外のいわゆるドッキリなどでも同性愛者に対する差別に対して人がどう反応するかや、人種差別への対応などを見るかなり非倫理的な社会実験ともいえる番組などもありますが、必ず受けた人をつかまえて内容を説明し、時には演技で差別的な対応をした演者と握手などを交わして自らの行為の正しさや過ちを確かめ合っています。

ちなみに圧迫面接後に、内容を説明して本当はそういった人物ではないという意思表示をすることは、詐欺師などもつかう心理学的な効果ではありますが、悪印象の後の好印象を与えることで面接企業のイメージをよくすることもできると思うのです。また、そういった面接に対するフォローが一般化したときに、面接後にフォローがなければ、その会社はパワハラが通常行われていることが推測できるようになるという利点があります。

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