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「伝説になったアマチュアの漫画」Road to Webtoon#3



Webtoon好きの読者に一言だけ聞こう。

Webtoonって、どうやってデビューするのか?

今の時代はWebtoonを連載できるプラットフォームも増えて、その収益性も高まったゆえにいくつかの共通認識が生まれているようにみえる。

チームプレイはもちろん、仕事の効率化を求めつつ、売れる作品を作ること。そうやってできた作品を連載できるとこへ持ち込むか、コンテストに入賞して連載のチャンスを狙うかなど、連載への道のりは人それぞれであり、かつ様々だ。

まずこのデビューのルートについては、韓国も昔と今でさほどの差はなかった。でも今回紹介する作品は、今の理屈では考えられない、ゆえに伝説になったあるアマチュア作家の作品である。

昔、韓国のWebtoon市場を支える一つの登竜門:チャレンジマンガ

チャレンジマンガのリスト。視聴回数が50万を超える作品も見える。 (出展:https://comic.naver.com/challenge)

「チャレンジㅡマンガ」を聞いたことはあるだろうか。

今まで数えられないほどの作品を生み出した連載枠のことだ。

(2014年基準、チャレンジマンガに活動していたアマチュア作家の数は139,789名)

チャレンジマンガはNAVER WEBTOONの歴史とともに存在してきた。20年ほどの時間がたった今も昔と比べてほぼ変わってなく、アマチュア漫画家の作品が非定期的に連載されている。以上のリンクに入った読者は、誰でもすべての作品を閲覧できるし、点数(星マーク)をつけることで作品を評価することができる。

チャレンジマンガの中、読者からいい評価を得られた作品はベストチャレンジマンガに昇格される。ベストチャレンジマンガになってからも定期的に連載ができ、かついい評価を得られた作品は正式連載を狙ってみても良いだろう。一番理想的なルートでいえば、本社のNAVER WEBTOONと連載契約を結ぶこと。もちろん、別にNAVERじゃなくても他のプラットフォームから連載の提案が入ることもある。

何にせよ、経歴も経験もないアマチュアWebtoon作家においてチャレンジマンガという枠は機会の場所であり、いい作品を常に求めているプラットフォーム側としては未来のヒット作品を発掘できる出会いの場所でもあるのだ。

Webtoon好きなら誰しもが知っているような作品。その大多数がチャレンジマンガで生まれる時代があった。

『ナイト・ラン』(2009)
『殺人者パラドックス』(2010)
『恋愛革命』(2013)
『外見至上主義』(2014)
『マスク・ガール』(2015)…

Webtoon好きなら名前くらいは聞いたかもしれない多くの作品が、このチャレンジマンガを通して生まれたといっても過言ではない。 Webtoonを作り出す制作会社が立ち上がり、チームで契約を結んで作品の連載を始めるのが一般化してきた今の時代。様々な事件の影響もあり(できれば、のちに取り上げてみたいが)、今はどんどん忘れられつつあるこのチャレンジマンガの存在を、Webtoon好きの皆さんには覚えてもらいたい。

では、今回紹介する作品は果たして何だろうか。


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