【ウマ娘】スコーピオ杯2022の育成と感想


概要

京都・芝2200m外回り、季節は秋、良馬場で天気は晴れという条件で行われた2022年のチャンピオンズミーティング・スコーピオ杯。
11/13 12:00~11/15 11:59でラウンド1
11/15 12:00~11/17 11:59でラウンド2
11/18 12:00~11/19 11:59で決勝ラウンド という日程。

今年までリアル競馬は、改修工事している関係で京都競馬場で本来行われるレースは、阪神競馬場など他の場所で開催されていたが、終ぞチャンピオンズミーティングで再現することはなかった。1回くらいあっても面白かったのになぁと思う。
ちなみにリアルのエリザベス女王杯は、ジェラルディーナを信じられずに負けました。こいつオールカマーと同じことやってんな。

環境の詳細はGameWithさんのページを参照。

終盤突入がコース内唯一の下り坂地点となるため、「直滑降」を持つ先行脚質が全体的に有利。最新のグランドライブ育成で強いスピードサポートカードのアグネスタキオンが、先行・中盤位置上げの金スキルである「アンストッパブル」を持ってくるので中盤力も強く、環境の中心となった。
固有加速スキルとしては、いつも通りセイウンスカイ、メジロライアン、メジロドーベルが強い。

そして何と言ってもクリスマスオグリキャップが強い。
3回の回復スキルを使用すると発動する速度加速複合スキルが固有スキルなわけだが、1423m地点で発動する「スリーセブン」をトリガーにして固有スキルを発動させると、1470m地点から始まる終盤に加速した状態で突入できる。先行脚質ならそれに加えて「直滑降」でさらに加速する。
追込脚質なら下り坂で発動する回復スキル「下校の楽しみ」があるので、トリガーとなる回復スキル候補が増え、固有スキルの安定発動確率が増す。また、終盤最高速度が前方脚質よりも高いため、差し切りやすくなる。あと、サポートカードのミスターシービーが、追込・中盤位置上げの金スキルである「強攻策」を持ってくるので中盤力も強い。

というのが今回のチャンミの環境である。

チーム編成

使用するキャラクターとして、好きな声優が担当しており固有も強いセイウンスカイ、単純に強いクリスマスオグリキャップまで固定で、あと1枠をどうしようかと悩んでいた。
ついでに、チームとしての統一感も欲しいので、何かしらのコンセプトが欲しかった。

ナイスネイチャ(序盤のみ採用)

最初に採用したのはナイスネイチャ。
下り坂が少ない今回のコースは消費体力を抑える下り坂モードが出ず、スタミナの要求量が距離の割に多い。なのでスタミナデバフが強いのだが、デバフと言えばナイスネイチャなので採用。

1回目の育成でそれっぽく完成したのでそのまま使用。
ステータスもそこそこなので、「八方にらみ」が前方に届かないということはなかったのだが、あまりデバフが効いている感じがなかった。
速度デバフである「束縛」や、「先行ためらい」「追込ためらい」あたりまで取れていれば良かったと思うのだが、そこまで頑張って使いたいわけでもないので途中から交代。

編成のコンセプト(序盤)

コンセプトは、「鬼頭明里の親友」チーム。完全に中の人ネタである。

鬼頭明里の親友チームのみなさん
セイウンスカイが共通衣装なのは私の性癖です

鬼頭明里とは、セイウンスカイの声優。鬼滅の刃で禰󠄀豆子役を務め、私の推しである。

オグリキャップの声優である高柳知葉は、鬼頭明里と声優養成所の同期で、誕生日が2日違いの同い年。『まちカドまぞく』でも共演している。3期まだですか。

余談として、こないだ知ったことだが、ウマ娘の初期構想ではオグリキャップ役は竹達彩奈だったそうである。竹達彩奈でも、所属事務所が同じ系列ということで仲も良く、昔は『あやなとあかりのにくのくに』という、ただ肉を食うネット番組をやっていた。これも後継番組まだですか。

ナイスネイチャの声優である前田佳織里は、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』で共演。ソロ活動も多いコンテンツだが、担当キャラが同じグループなので初期活動として一緒に活動していた。私服がダサい前田佳織里に鬼頭明里がお下がりをあげるなど交流も深い。この写真めっちゃ好き。

話が逸れすぎて本題を見失ったが、最終的な出走メンバーの説明をする。

セイウンスカイ

編成の肝。キミと勝ちたい。
逃げ脚質は、終盤加速スキルの「アングリング×スキーミング」の発動条件として、終盤突入時に先頭に立っていることが必要となる。そのため序盤・中盤で発動する速度スキルが重要なので、固有でそれができる水着・マルゼンスキー(以下水着マルゼン)とバレンタイン・ミホノブルボン(以下チョコボン)を継承親とした。
因子は、前述の通りスタミナの要求量が多いことから、かなりスタミナに寄せたものを作って使っていた。

当初使っていた自前因子

何回か育成して、セイウンスカイの成長率がスタミナ10%/賢さ20%のため、スタミナをそもそも盛りやすいこと、「円弧のマエストロ」だけでなく賢さ・ミホノブルボンの連続イベントで貰える「勢い任せ」や、グラライ育成なら確実に貰える「前途洋々」などの回復スキルが充実しているのでそこまでスタミナが要らないことに気付き、因子を作り直した。

チョコボンは自前、水着マルゼンはレンタル

チョコボンの赤因子が中距離ではなかったのが残念だが、そこで時間をかけても仕方ないので妥協。合計すると、スタミナ3、パワー12、賢さ2、中距離8の因子になった。地固めが少ないのは気がかりだが、気合で何とかするものとする。

サポカ編成はこちら。

序盤加速スキルの「先手必勝」をくれる賢さ・ミホノブルボン、火力が高く「コーナー回復」をくれる(こともある)ミスターシービー、グラライ環境で強いライトハローとアグネスタキオン、逃げスキルをくれて火力も高いマルゼンスキー、「円弧のマエストロ」をくれてスタミナと根性を盛れるスーパークリークという編成。
クリークは自前で持っているのが2凸しかしておらず、初期絆がないためフレンドから固定レンタル。ここが3凸以上していたらレンタル枠はライトハローかアグネスタキオンだっただろう。

最終的に完成したのがこちら。

とにかくスピードが盛りにくい。成長率がないキャラをスピードサポカ2枚で1500まで盛れたのが個人的に奇跡レベルで、中距離Sと地固め継承までできたので完成とした。
不満な点としては、スキルの不十分さ。「逃げコーナー」と「中距離直線」がなく、最低でも後者は欲しかった。しかも、マルゼンスキーのイベントが完走せず、「トップランナー」が取得できなかった。そのせいでスキルptが余るという異常事態が発生し、普通なら取らない「末脚」や「先行ためらい」を取っている。
あと、スタミナももう少し欲しい。実際のチャンミでは、デバフを数発当てられると最後スタミナ切れを起こしてしまっていた。とはいえ、そんなに起こることでもないので、これはそこまで大きな不満ではない。

チャンミ成績はこちら。

先行環境と言われ、逃げが少なく、単逃げとなるレースも多かった中で約4分の1勝っているのは良かったのではないだろうか。
ただ前述の通り中盤スキルが乏しいので、大逃げ・サイレンススズカがいる場合に、終盤突入までに先頭を取り切れないことが多かった。

オグリキャップ

安定して強いので、チームとして最低限の勝率を確保するためにもそれっぽく作れれば良いな~という軽い気持ちしかなく、モチベは低め。なので、適正Dから追込に変更して必要なスキルが出るまで粘り…、みたいなことをする程のやる気は起きず、先行でそのまま採用。思い入れも特にないので、セイウンスカイのような長々とした解説はしない。

因子はこちら。

グラスワンダーは自前、トウカイテイオーはレンタル

これを書きながら気付いたのだが、どうしてグラスワンダーなのだろうか。他に作ったオグリキャップを見ると軒並みアグネスタキオンを継承親としているのに。しかも祖父母に通常オグリキャップがいる。もう意味がわからない。
青因子も、トウカイテイオーの方を見てもらえればわかる通り、パワーに寄せて少しスタミナという感じだが、グラスワンダーの方は賢さ5になっている。何故だろうか。色々と間違えているようにしか思えない。

サポカ編成はこちら。

ファインモーションは火力が高いので採用。マルゼンスキーは火力が高く、イベントでの絆ポイント上昇が大きく友情練習を早くから踏みやすいので継続採用。残りはこれまでの記述と同じ。

最終的に完成したのがこちら。

中距離Sがついて、スピードもそこそこなので完成、としたのだろうか。スピードの成長率が15%あることを考えると、1500弱は少ない気がする。どうしてこれを採用したのだろうか。
セイウンスカイと同様に、「中距離直線」と「先行コーナー」がないので中盤力がそこまでない。「決死の覚悟」と「絶対は、ボクだ」を取って最終直線で差し切るのを重視しているが、重要視すべきはそこではないだろう。
あと、全体的にスキルが少ない。どうしてこれを採用したのだろうか(2回目)。

チャンミ成績はこちら。

おおよそ「環境」とまで言われるキャラの成績ではない。そりゃあ採用ミスなんだからそうなんだろうけど。反省点はスキルの少なさとか育成における部分ではなく、出走メンバーの選定をしっかりしようねということになる。
ちなみに、最大の81戦出ていないのは、サポカ編成をクリークout根性・スペシャルウィークinとして試作したオグリキャップを15戦出走させたからである。出来も成績もイマイチだったので最終的には不採用。

アドマイヤベガ

後述するチーム編成コンセプトに合ったキャラの中で、今回強そうなのは…と考えた結果、後方脚質を採用しておこうという理由で採用。自前で「垂れウマ回避」を持ち、速度デバフスキルの「束縛」も持っていることも高評価。あと、育成したことがない中で興味があるキャラだったのも大きい。

因子はこちら。

ナイスネイチャは自前、メジロライアンはレンタル

ナイスネイチャは序盤に採用していたのと同一個体。意外と良い因子をしていたので採用。メジロライアンは固有加速スキル継承のため採用。

サポカ編成はこちら。

使い回しと思われそうな編成。説明は不要で良いだろう。

最終的に完成したのがこちら。

中距離Aであることを除いては、ステータスの見栄えは一番良い気がする。
「中距離直線」がないこと以外は中盤スキルもそこそこ揃っている。理事長の評価が足りず固有レベルが4なのは少し不満。
終盤上がって来れなかった時に備えて速度デバフスキルの「束縛」と「まなざし」も搭載。「右回り」も付いてオシャレ。
今回初めて育成して気付いたのだが、素の長距離Cが痛い。スタミナと回復スキルにものを言わせて菊花賞を取ることもできるが、相手がテイエムオペラオーとナリタトップロードなので普通に負けうる。何ならたまに皐月賞でも負ける。別に負けてもシナリオが進めばいいのだが、育成終了時に直接対決での勝ち数次第で「追込直線」やステータス上昇が貰えなくなる。
じゃあ長距離チャンミで適正上げつつ使うのかと言われると、それも厳しそう。固有が最終直線速度スキルで、先頭から離れているほど速度アップなので、長距離でそんなところにいる時点で勝ち目は薄く、他の追込キャラで良いじゃんとなるからである。色々と不憫な子。

チャンミ成績はこちら。

ラウンド2の2日目直前に完成して使っていたが、急造で中距離Aの割にはよく勝ってくれたのではないだろうか。

編成のコンセプト(最終)

コンセプトは、「プロ・フィット声優養成所出身」チーム。また中の人ネタである。

プロ・フィット声優養成所出身チームのみなさん

セイウンスカイ役・鬼頭明里、オグリキャップ役・高柳知葉は前述の通り養成所の同期。
アドマイヤベガ役・咲々木瞳も、養成所経営元の事務所であるプロ・フィットや、その後継事務所のラクーンドッグには所属していないが、この養成所出身である。ちなみに、私がメインでプレイしている艦これというゲームで占守と国後というキャラの声優を担当しており、アドマイヤベガとは全く系統の異なる声をしているので、興味があれば聞いてみて欲しい。

また、この養成所出身でウマ娘に出演している声優は他にもいる。
ライスシャワー役・石見舞菜香、ハルウララ役・首藤志奈、ミホノブルボン役・長谷川育美、シリウスシンボリ役・ファイルーズあい、マーベラスサンデー役・三宅麻理恵の5名。この内、現時点で育成キャラで実装されており、芝・中距離の舞台で現実的に採用できるのは、ライスシャワーとミホノブルボンの2キャラだった。
特にライスシャワーは、自前で金スキル「決意の直滑降」を所持していて強く、史実的にも今回の舞台の京都2200mは予後不良を起こした場所であり、そこで活躍させることは大きな意味があった。
しかし、スタミナ10%/根性20%の成長率は活かしづらく感じたことと、個人的に「庇護欲をそそるようなキャラ」が苦手なため不採用となった。

結果

実際の出走の様子は以下の動画。

セイウンスカイが3着、オグリキャップが4着、アドマイヤベガが5着となり、1着2着がそれぞれ別ユーザーのウマ娘だったため、ユーザー間順位としては3位となった。
全3キャラ総出遅れから始まったレースだったが、セイウンスカイは終盤直後まで先頭を取り切るものの相手のファインモーションに飲み込まれ、オグリキャップは回復スキルが不発し固有が発動せず。アドマイヤベガは申し訳程度の追い上げを見せただけに終わった。
反省等は各キャラの育成の部分で書いたものと同じ内容。

レース後のウイニングライブでは、センターを務める各ユーザーの最先着馬3人にオグリキャップがいないという珍しい光景。

マッチングしたトレーナーのみなさん、ありがとうございました。

おわりに

今回のチャンミは、グラライ環境が来て以降、育成のモチベーションが湧かなかった自分が久々に前向きに取り組んだものになった。結果は出なかったが、食わず嫌いの苦手意識があったグラライの立ち回り方を覚えられたのは良かったのではないだろうか。

次回のチャンミの舞台は発表されていないが、12月ということで恐らく有馬記念だろう。ダートは2か月前にやったし、長距離チャンミは3月のピスケス杯以来半年以上来ていない。そろそろやってもいいと思う。
出走メンバーは何となく考えており、新衣装・セイウンスカイと、キタサンブラックと、あと1枠。
新衣装・セイウンスカイは、向こう正面から終盤に突入するコースで強い固有スキルをしており、有馬記念や天皇賞(春)にピッタリ。ピスケス杯直後に実装されたので、「あと2週間くらい早く実装してくれよ」と思ったのを覚えている。
キタサンブラックも新衣装・セイウンスカイと同じような固有スキル。この2人で逃げて、隊列を縦長にしてくれたら、終盤に先頭に立っていた片方が逃げ切れる可能性が高まるだろう。
あと1枠だが、無難に強い追込脚質のキャラを採用したいという気持ちと、採用確定の2キャラに揃えて『虹ヶ咲』繋がりでナイスネイチャだろうという気持ちがせめぎ合っていて決められない。
確定2キャラ用の因子厳選や本育成をしながらゆっくり考えたい。

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