書きたい

公演期間中ということにかまけて更新しなかった。仕方ない、と思いつつ、でもなぁ。もうちょっと下書きストックをたくさん作っとけば良かったな。

昨日?一昨日?も、思い立って熱を込めて書いた記事があったけど、もうちょっとあっためて公開しようと思って下書きに戻すつもりが消去してしまってへこんだ。結構だいじに書いたんだけどな。またいつか。

昨日ニュースZEROであいみょんさんの生の弾き語りをみて、いいなぁと思った。久々にiPodで聴いたらやっぱり改めて歌詞がこんなにまっすぐ届くものかと。血が通ってる。生きてる。

なんでもかんでも、小説でも演技でも詩でも、上手くて整ってて綺麗なものはつまらない。編集者とか、大勢の人に向けて大きく発信する人にはそれが大事で必要だと思うけど、個人的な好みの問題。
いびつでも、言いたいことをスッと言える人になりたい。自分の考えや思ったことを、なるべく装飾なくスマートに、そのまま伝えられる文章を書けるようになりたい。でも同時に、くだらないことや寄り道を削ぎ落したくはない。

「役者は、相手に鼻くそがついてた時に鼻くそついてますよって言えなきゃいけないんだよ。普段そこまで言わないことでもここでは言っていかなきゃ」と、今日のワークで言われたけどそれはそうだなーと思う。
語れる言葉が多ければ多いほど、自分の感情の引き出しが多ければ多いほど、いつか出会う役の幅が広がる。どんな人のどんな考えも否定しないで考えていいんだったら、自分だってそう。ほんとは何をどう感じてもいい。どれだけ周りに変わってるだの気持ち悪いだの言われようと、自分を否定する必要はなくて、それも私だ。

なにが書きたいんだろう。書いてどうしたいんだろう。
今一度考えてみてもなんとなくもやもやしてるけど、正直でありたい。わかりやすく綺麗、に負けたくない。泣き笑いの薄っぺらい演技よりも、もっとエグいところを知りたい。エグいだとかエモいだとか、今時の言葉に隠れている内側の細部にどんなものがあるのか知りたい。書きたい。

あいみょんさんのすごいところはそこだなぁ。エモい、の中身を、一番身近な感情から、状況から、心臓から引き出して書いてる感じ。

でも、ちゃんと良いなと思うこと。その歌詞・音楽に心が動くこと。
と、いうことは私も共感できるってことで、書けるかもしれないってことなんだよな。たぶん。


ていうか難しい言葉を覚えると、ややこしい感情をなんとなくそれに当てはめておけばそれっぽくなるからズルいよな。単純な言葉だけだって、語りたいことは語れるのに語彙に頼りたくはない。大人に頼りたくはない。思考停止ってそこで起きてる気がする。少し。


さいきん心の余裕がなかったら見事に手帳のページが真っ白。一週間で1ページ空白のページがあるウィークリーの手帳、なんでも思ったことやメモや感想を書くんだけど、全然考えられてない。げ。と思ったけど、今読んでる伝記がめちゃくちゃに面白くてやっと書く気になってきた。戻ってきた。いい文章は空想の時間をちゃんと与えてくれる。

と、いうことで思うことを思ったままにつらつら書いた。新しいパソコンのたたき心地が気持ちいい。

これから稽古場にいかなきゃいけない。遠い。明日はまた別件の本番。

余白で旅してちゃんと書こう。そのための旅をだいじにしよう。





アイスを買います