中山大障害メモ

今年最後の大一番中山大障害。
今年はレジェンド・オジュウチョウサンの引退レースとなり、
例年にない盛り上がりが期待されます。
1頭1頭短評を作りますので、予想のご参考に。

アサクサゲンキ

19戦5勝 
中山コース 0-2-0-2
22小倉サマージャンプ1着
小倉サマージャンプを連覇し、能力は高いものがあります。
ただ、昨年の中山大障害は勝負所で後退し8着でした。
イルミネーションJSで2年連続2着ですが、勝ち馬とは
離されており、中山コースはちょっと不安があります。
距離もまだ短い方が良さそうな印象。
ただね、鞍上が不気味な平沢騎手。
溜めて溜めて直線に賭けるレースをしてくるかもしれません。
2着・3着なら十分にありそうです。

オジュウチョウサン

31戦18勝
中山コース 9-2-0-3
22中山グランドジャンプ1着
言わずと知れた障害界のレジェンド。
今回が引退レースとなります。
実績は疑いようはありませんが、前走の東京ハイジャンプは
いいところなく9着。久々に障害戦で掲示板をはずしました。
これまでも前哨戦で負けはしましたが、3着と大きく負けはせず、
本番でだいたい巻き返してきていました。
今回は果たして…。

ケンホファヴァルト

10戦2勝
中山コース 0-2-0-1
21京都ジャンプステークス1着
2020年の中山大障害では2着と好走。翌年の中山グランドジャンプでも
2着と好走しました。
その後は休み休み走り、今年の中山グランドジャンプでは4着。
行きたがる面を見せながらもしっかり好走しているので、
さすがにマーベラスサンデーの血だと思わせるところがあります。
ただ、好走は全部熊沢騎手とのコンビ。今回は小牧加矢太騎手との
コンビとなります。新人ながら、馬術界で磨いた確かな技術で
活躍をしています。ただ、重賞など他の騎手と同斤量となった時では
まだ好走がありません。これから活躍する騎手ではありますが、
初の大舞台でどこまでやれるでしょうか。

ゼノヴァース

8戦3勝
中山コース 0-0-1-1
22東京ハイジャンプ1着
障害入りして掲示板をはずしていない安定感があります。
デビュー初戦で中山コースはなかなか厳しいところではありますが、
3着と好走しました。
小倉で快勝し、新潟ジャンプステークスでも好走するなど、
コースを問わずに走れるのは大きな武器ですね。
前走の東京ハイジャンプは勢いのあるホッコーメヴィウスに快勝。
飛越は安定してはいましたが、東京の大生垣、大竹柵を飛ぶときに
ちょっと躊躇していたように見えました。
中山の大生垣、大竹柵を克服できるかがポイントになりそうです。

テイエムタツマキ

7戦1勝
中山コース 0-0-1-0
22秋陽ジャンプステークス3着
この馬も障害戦では掲示板を外していません。
新潟で初勝利、中京のオープン・秋陽ジャンプステークスで好走と、
左回り巧者に見える戦績ではありますが、デビュー戦は中山で3着、
小倉サマージャンプでも5着と好走し、コース問わずに走れるのは
いいと思います。スピードはあまりなさそうですが、最後は
しっかり伸びており、距離延長はプラスになるように思えます。
鞍上は今年重賞初制覇と活躍した黒岩騎手。
大一番であっと言わせるか、注目です。

テイエムチューハイ

11戦1勝
中山コース 0-0-0-1
22阪神オープン3着
中山コースはオープン1走で4着。ホッコーメヴィウスに
先着しています。
オープンでは3着が最高、前走の京都ジャンプステークスでは
6着と、苦戦が続いています。
スピード感はありませんが、飛越はしっかりしており、
距離延長がプラスになる可能性もあります。
九州産馬としては久々の大障害出走。1つでも上の着順を。

ニシノデイジー

3戦1勝
中山コース 初出走
22秋陽ジャンプステークス2着
障害入りしてからは全て馬券圏内。
平地オープンクラスの脚力は武器にはなりますが、
距離延長は不安です。

ビレッジイーグル

14戦2勝
中山コース 1-0-1-4
22ペガサスジャンプステークス1着
どんなレースでも先頭に立つことができるのは魅力ではありますが、
大障害コースでこれまで5着が最高。
頑張っているとは思うのですが、やはり有力馬に並びかけられるのは
展開的に厳しいところ。
それを振りきれるのであれば、前走は勝てているでしょうからねえ。
先頭でどこまで粘れるかといったところ。

ブラゾンダムール

10戦1勝
中山コース 1-3-1-1
22中山グランドジャンプ2着
西谷騎手がいろいろ教え込んだ成果が表れたのが
昨年の中山大障害2着。
今年の中山グランドジャンプではいったん先頭に立つも、
オジュウチョウサンに敗れました。
スタートはあまり良くありませんが、スタミナは豊富。
何となくブライトクォーツとキャラがかぶっている感じはあります。
西谷騎手はキングジョイ以来J-G1に手が届いていません。
戴冠か、ちょっと負けてしまうのか。

マイネルレオーネ

26戦4勝
中山コース 1-0-1-0
22中山グランドジャンプ3着
小さいからだながら、ラストは確実に伸びてきます。
今年の中山グランドジャンプでは直線で伸びてきて、オジュウチョウサン、
ブラゾンダムールに迫ってきました。
休み明けの東京ハイジャンプではいいところはありませんでしたが、
春同様、2走目で変わってくるかもしれません。
鞍上は大障害ラスト騎乗となる植野騎手。
なかなか大障害コースでは完走できない時期が続きましたが、
去年は春秋ともに3着。
ラスト騎乗で勝利というドラマは生まれるのでしょうか。

マッスルビーチ

7戦2勝
中山コース 初出走
22阪神オープン1着
オープン入りしてからも掲示板をはずしていない安定感はあります。
オペラハウスの孫ということでスタミナもありそうな印象。
勝負所でついていけるのかというのは気になるところですね。
テイエムチューハイよりもちょっと上という感じでしょうか。

クリスマスイブ決戦、全人馬無事完走を!

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