[2]社会人0年生|THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法 ダニエル・コイル 楠木健 桜田直美

はじめに

こんにちは。今回は「THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法」という本から得た知識をアウトプットしていきます。
みなさん、社会人になれば大小問わずチームに所属する人が多いかと思います。事業チームかもしれないし社内の野球チームかもしれないし、一緒に働く同期をひとまとまりでチームと呼べるかもしれません。そんな所属するチームをより結束力があり、最強にするためのノウハウをお伝えできればと思います。また、記事を読みながら学生時代の部活や体育大会など今まで所属してきたチームを振り返りながら比較していただくのも面白いかもしれませんね。それでは、いきたいと思います!

最強チームをつくる3つの条件

今まで最強と言われるチームには共通する特徴があります。それは、頭のいい人たちの集団や運動神経の人たちの集団ではなく「安全な環境をつくる」「弱さの開示ができる」「共通の目標をもつ」能力があることです。もちろん個々のスキルが高いに越したことはないと思います。ただ、チームを形成した時にチーム全体が持っている力を最大化出来るかは別の話です。チームで活動すれば1+1が2ではないという話は1万回ほど聞いてきたと思います。能力値が10ある人が、3人でチームを組んだとしてもチーム状況によっては10+10+10が30になります。それに対して、能力値1の人が3人集まってチーム力を最大化できれば1+1+1が50にも100にも成り得ます。後者のチームを形成するために3つの条件が必要だということです。
では、もっと詳しく条件を見ていきたいと思います。

「安全な環境」

ここから最強チームに共通する「安全な環境」について説明していきます。

帰属のシグナルとは

安全な環境をつくるためには、帰属のシグナルを感じられる環境であることが重要です。帰属のシグナルとは集団の中で「安全なつながり」を構築するような態度のことです。具体的な行動でいうと、「(物理的な)距離の近さ」「アイコンタクト」「エネルギー」「順番に話す」「気遣い」などが挙げられます。その中でも最も重要なシグナルは「他のメンバーとの交流を大切にする(エネルギー)」「メンバー1人ひとりの存在を認め、尊重する(個別化)」「この先も関係が続くことを示す(未来志向)」です。この3つのシグナルを合わせると「私はここにいて大丈夫なんだ(心理的安全性という)」と感じ、安全な環境が出来上がります。ここで大切なのは、短期的にシグナルを送るのではなく、一貫して送り続けることです。シグナルを感じ続けることで人は安心を感じ、人とつながっていると認識します。つまり、安全な環境に存在することは結束力が生まれることに繋がります。

正しいシグナルの送り方

帰属のシグナルが、最強チームをつくるために必要だということを先ほどお話しました。しかし、安心できる環境をつくるためには、周りを見渡せる注意力と、正しい時に正しいシグナルを正しい相手に送ることできるスキルが必要です。ここからはその能力を身につける方法をお伝えします。

○聞きすぎいるほどに聞く
強いチームに共通する特徴は、言葉のキャッチボールがリズム良く出来ることです。相手の話を遮り、会話のリズムが悪くなると帰属のシグナルが弱くなります。メンバーが話しているときは、相槌を打って聞き手に徹しましょう。

○しつこいほど「ありがとう」を伝える
言い過ぎだというほど「ありがとう」が飛び交うことが最強チームの特徴でもあります。その理由は、「感謝」という行為の本質にあります。感謝は、安心感、つながり、モチベーションを高める効果があります。感謝を伝えることは帰属のシグナルを送ることにつながり、チーム力を高めます。

○すべての人に発言機会を与える
リーダーがメンバーとのつながりを求め、すべての意見に耳を傾けることが重要です。リーダーが決定権を支配しメンバーが意見を言ったとしても受け入れないのは最悪です。メンバー皆発言権があり、俯瞰的に誰が正しい意見なのか判断できるチームである必要があります。意見を受け入れられないなら、発言することを躊躇するしそんな環境は安全だと思えないですよね。

○第一印象の効果を最大化する
新しいメンバーの初日を特別な日にするために心を配り、コミュニケーションの時間をつくりましょう。「私たちはチームだ」という強いメッセージ(心理的安全性)につながります。

○サンドウィッチ・フィードバックは避ける
サンドウィッチ・フィードバックとは、苦言や注意を褒め言葉で挟むテクニックです。人間は本能的に、ポジティブとネガティブ、どちらの内容を受容れるか判断します。同時に双方を伝えると混乱を招きます。また、ネガティブな内容を伝える場合は、直接会って対話しましょう。一方的に言うのではなく、双方のコミュニケーションであることが大切です。

○未来を約束する
現在の自分達と将来の自分達をつなげることが重要です。例えば、憧れの先輩社員さんに入社1年目の話を伺い、共有し、自分達と照らし合わせて数年後憧れの社員さんのようになることを想像する。入社して自分達の能力値で落ち込んこみそうになるとは思うけど、今の現状から将来なりたいチーム像へつながる可能性を見つけましょう。


「弱さの開示ができる」

ここから最強チームに共通するスキル2つ目のついて説明します。

最強なチーム作りに繋がる「弱さの開示」

結論からいうと「弱さの開示」は信頼を生み、最強なチームをつくることにつながります。その理由は、人は自分が弱いことを認め、1人でできないから助けが必要だと感じた時に、他者を信頼するからです。逆に、1人でやり遂げると自信持っている人を助けようとはなかなか思わないですよね。弱さを開示することは、自分が本能的に相手を信頼することと相手からの協力を仰ぐことにつながりチーム力を向上することにつながります。

弱さを開示できるチーム作り

では、どのように自分達の弱さを開示できる最強チームが出来上がるのか説明していきます。

○リーダーが弱さを見せる(1回ではなく何回も)
「弱さを開示できるチームになるためには、まずリーダーが弱さを見せることが重要になります。リーダーが1番頑張っているチームに所属していたとして、リーダーが弱さを見せないのに自分の弱さを見せるのは勇気が必要ですよね。チームのトップであるリーダーが弱さを見せるで、他のメンバーも弱さを見せやすくなります。それに加えて、リーダーにも助けが必要だとわかれば、自分の意見も発言しやすいですし心理的安全性にも繋がると思います。

○「価値のあることを言いたい」という衝動を抑える
弱さを見せられる環境をつくる上で「何を言うか」ではなく「何を言わないか」が重要となります。聞き上手な人は、今自分が主役じゃないことを理解し、答えを相手に出してもらうことに徹します。話を聞いてもらえる環境だと自分の弱さを伝えやすくなりますよね。

○指摘と個人攻撃の違いを理解する
フィードバックを与える際、個人攻撃に走ってしまうことがあります。具体的な問題点だけ挙げ、相手の性格や人間性まで話を広げないようにしましょう。「安心と帰属意識」を損失することになります。


「共通の目標をもつ」

最後に最強チームに共通する能力の3つ目について説明します。これまで長くなってしまいましたが、あと少しです。頑張りましょう。自分。

共通の目標をもつ必要性

チームとして共通する目標を持つことは、団結力を向上させます。共通の目標は判断や行動の指針となり、メンバーがバラバラに活動していたとしても、共通の目標を達成するために最善な行動や判断をし、足並み揃って目標に向かうことができます。これは会社でいうミッションやバリューですね。
目標を共有することは、自分もチームの一員なんだと実感し心理的安全性にも繋がるかもしれません。

目標を共有できる方法

では、どのように目標を共有できるのか説明します。(ラストです!)

○定期的に目標を確認する
定期的にチームで目標を確認することは長期的な目標であればあるほど重要になります。目標を決めた当初は「やるぞ!」と意気込んでいるものの、時間が経つごとにだんだん目標が薄れていくと思います。定期的に目標を確認し合い、その都度自分達には何が不十分で何をすべきなのか話し合うことは目標達成への正確性やスピードを向上させます。

○大切なことは測定する
本当に大切なことは、数値化することが大事です。私の場合、Noteを書く目的はアウトプット力を向上させるという目的、目標があります。1年後、数値化しない状態で漠然と向上したかどうか判断するのは難しいし、達成感もないです。なので、記事を書き終えるまでの時間と文字数をメモっています(まだ2回目の途中ですが)。数値化すると自分がどれほど成長したか一目瞭然ですし、達成感もあると思います。また数値化するとこで目標も明確になります。

○メンバーの指針になる行動にスポットライドを当てる
先ほどの「大切なことは測定すること」につながりますが、抽象的な概念をわかりやすく伝えることは、チームの目的意識を高める上で大切になります。数値化だけでなく、どのような行動が目標達成につながるか明確にすることで、自分の現在から目標達成への道するべとなり目標意識の向上につながります。また、後発的に「あの行動みんなもやるといいよね」と誰かが起こした行動にスポットライトを当てるのも効果的だと思います。


まとめ

今回は最強チームをつくるために必要な3つの条件について書いてきました。社会人として、もちろん個々の能力も重要ですが限界があります。
すでに私は、来年度から一緒に働く同期と「25卒を伝説の年にしよう」と意気込んでいます。自分だけでは不可能な大きな影響を会社に与えて自分達の力で会社を大きくすることを目標に掲げています。そのためには、最強な同期、チームである必要があるのでこれから1年かけて今回習ったことを実践していきたいと思います。みなさんも安全な環境下で、互いに弱さを開示し、共通の目標を持ってメンバーと仕事に取り組んでみてください。数年後想像を超える成長、成果を得られるかもしれません。
今回も長い文をお読みいただきありがとうございました。
少しでも皆さんの為になりますように。






書いてみた所感(自分用)

今回は、内容が行ったり来たりする本だったのでアウトプットするのが前回より難しいと感じた。前回より1時間以上かかってしまい悔しい。もっと自分の中で内容をしっかりまとめてアウトプットしよう。(3.8h)


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