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「薩摩の風に送られて」ご紹介№004「第二章・①天下取りの夢~奥州の独眼竜「伊達政宗」の野望

豊臣秀吉の死により、日ノ本が再び揺れた。
中央では、徳川家康と石田三成が主導権争いを始め、
西では九州の雄「薩摩島津氏」が再び九州制覇に乗り出した。
そして、東の奥州においても、乱世の機運が漂い始める。
最上家、上杉家をはじめ、奥州の諸大名が他の動向を伺う中、
奥州の独眼竜こと「伊達政宗」が野望を秘めて蠢動。
重臣「片倉景綱」に諫められたものの「政宗の天下取りの夢」は、揺るがなかった。

第2章 奥州の独眼龍を読む

政宗の両腕「伊達成実」「片倉小十郎景綱」以下、留守政影、屋代影頼、鬼などの精鋭が集う中、伊達家中における重臣会議が始まる。
二股膏薬として揶揄されることもある政宗らしく、そう簡単には、手の内を明かさない。
まずは、徳川家康の東軍に付き、裏では、奥州統一を目論む。
どちらに転んでも、都合の良いよいように手を打つのが政宗という漢である。
そして、奥州統一の初戦として、陸奥の南部家を選んだことにより、奥州に風雲急を告げる。

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