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「薩摩の風に送られて」ご紹介№007「第4章・①九州大乱~島津忠長が率いる先鋒隊が飫肥城へ出陣

関ヶ原に、東西の主力が対峙したとの報を受けた島津忠恒は、日向肥沃五万石の伊藤祐兵攻めを着手する。
先鋒は、島津家知勇兼備の将「島津忠長」である。

島津忠長が率いる先鋒隊が飫肥城へ出陣
因縁の敵である伊藤家と因縁の城「飫肥城」。
飫肥城は、島津家と伊藤家との間で熾烈な争奪戦を繰り広げた城であった。
のである。

島津軍は、いつもと変りなく少数で突っかける。
伊藤勢が城から討って出ると、挑発を行い退却。
これを繰り返すこと数回。
小競り合いに終始していた戦闘も、大きく状況が変わる。
忠長は、敢えて引いたのであった。
これが世にいう島津家のお家芸「釣り野伏せ」である。


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