Day 1: INTERFACE from APIdays

2020年7月1日 19:05

オンライン開催のAPIカンファレンス。今日がアジアの時間帯のDay 1。US、ヨーロッパ、アジアの時間帯でそれぞれリプレイをしてくれるので非常にありがたい。しかも参加無料。

今見たらMike Amundsenを見逃してました。ショック。

見たものの内容メモ。

The Story of RPC / Mark Rendle

RPCの歴史。RPCが定義された頃から、WCF、gRPCあたりまでの歴史をじっくり解説してくださいました。

アーキテクチャの歴史。例えば冗長化するという発想はいつどんなトラブルがあったからで、どこが考えたとか、そういうのをひたすら説明してくれた。今日のテクノロジーまで。面白かったです、スライド欲しい。

OAuth 2の解説、2.1の概要と3の方向性について。

Resource Owner Password Credentials がなくなるそうです。あれは私もメリットが感じられなかったのでわかります。

3はBackwards Compatibilityがないそうなので、今後ブランチとして2.xと3が両方生きるのか、それとも3にどこかのタイミングで移行しなければいけないかは気にしていた方が良いかもしれない。

SIOP (Self-Issued OpenID Connect Provider) の概要。面白そう。もうちょっと調べてみたい。

OpenID Connectの証明書ってOpenID Connect Provider の証明書なんですよね。例えばGoogleならGoogleのサーバの証明書。

これは個人が証明書を持ち、それをサーバ側に登録することで検証可能にする方法のようです。

元々は、「アカウント作って当時のOpenID Connectプロバイダでアイデンティティを検証してもらってたけど、このOpenID Connectプロバイダがサービス停止しちゃったらもうこのアカウント使えなくなっちゃうよね」問題から出ているようです。スライド欲しい。セキュリティ面白い。

APIってリリースしてクライアントが作られてしまうと大きな改変ができず、バージョンを分けると二世代サポートしなければいけないのでサポートコストが倍以上になるので、意外と厄介なんですよね。

それを防ぐために設計段階でより満足度の高いAPIの設計にするにはどうしたら良いか。

APIのスタイルが多様化している中で、いつどれを使うか。

例えばRESTはいつ使うか、SOAPはどんな時に使うか...etc

最後に紹介のあったRapid APIって面白そうです。

APIプログラム、プラットフォーム、戦略、ガイドラインの関係について。

Ericさんはカンファレンスがあると資料をWebにアップロードされるのですがまだありませんでした。

Melissa PerriのEscaping the Build Trap に出てくるValue Exchangeの考え方を通じて理解するAPIビジネスの価値の交換の特徴。

アジアの時間帯なのにオンラインで待機してくださった。

中にこの資料へのリンクがあって、こちらの資料も面白かった。

APIエコシステムに関する今日の状況。

API戦略はビジネス戦略とは違うよとか、API戦略を考えるときにビジネス戦略を作って、そこにAPIを入れて見てどうかといった考え方はあまりいいやり方ではなく、APIを作るということはそこにエコシステムを作るということだと。

いい話だったのですがメモが薄かった。資料が欲しい。

JPMorganChaseで行なっているAPIの設計からポータルへの発行までの、Developer Experience 観点の一連の流れを説明したもの。

API as a Productの考え方による設計から発行までの実例。いい事例でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？