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<SKI GEAR 2023/24>NEWモデル情報 2023/24シーズン イチ推し! 4ブランドからBOAフィットシステム採用ブーツが新登場

2023/24シーズンの最大の話題は、BOA®フィットシステムを搭載したブーツの登場です。スノーボードブーツではすでに登場していましたが、スキーブーツでは、フィッシャーのツアーブーツやK2のフリーライドブーツのインナーに採用されているだけでした。それが2023/24シーズンには、4ブランドから一気に23モデルが登場。しかも、それらは初級、中級モデルではなく、エキスパート向けのアルペンブーツ、フリーライドブーツで、俄然注目を集めるモデルになっています。

BOAならフィット感の調節が簡単!

フィッシャーのRC4 130 MV

BOA®フィットシステムを採用している箇所はどのモデルも共通しており、ロワシェルの第一、第二バックルの部分。ダイヤルの取り付け部分に若干の違いはありますが、基本的にどのモデルも同じシステムです。

BOA®フィットシステムの特徴
①ダイヤルを回すだけで締まるのでバックルを閉めるよりも簡単
②微調節がしやすい。締めるだけでなく反対に回すと緩めることができる。
③ワイヤーに均一にテンションがかかるので、上から押さえつけるのではなく、丸く包み込むように足をホールドできる。
④リリースはダイヤルを引き上げるだけのワンタッチのクイックリリースが可能。
⑤バックルより軽量にできる。
⑥大型のダイヤルによりグローブをしたままでも操作しやすい。

高い強度、耐久性を実現して不安を解消

アトミックのホークス ウルトラ XTD 130 BOA GW

一方で、エッジが当たってワイヤーが切れてしまわないか、しっかり締めることができるのか、強度は十分にあるのかなど、不安に思う人もいることでしょう。
ブーツのインサイド側のワイヤーを通すガイドは、ロワシェルのほぼ真上部分にあり、ワイヤーがスキーのエッジに接触しにくくなっています。
いちばんの突起物であるダイヤル部分は、アウトサイド側のやや上にあり、身体を思い切り倒しても通常の滑り方では雪面に干渉することはないでしょう。

K2のリーコン 120 BOA

これだけダイヤルが横に出ていると何かに当たらないかと心配ですが、K2はダイヤルの周りを盛り上げてガードするような作りになっていて、アトミックやフィッシャーも、ダイヤルの前方にガードが設けてあります。
ワイヤーは、軽量で高い強度のステンレススチール製の1.7㎜を採用。254kgの引っ張り強度を誇り、高い耐久性をもっています。

いろいろな特徴のあるBOA®フィットシステムですが、何より見た目がスタイリッシュでカッコいい。2023/24シーズンの目玉プロダクトになること間違いなし。
それでは、各メーカーのモデルの特徴を紹介しましょう。

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