ストックイラスト後発組がラスターのみでも３万円稼げました
ストックイラストはもう飽和状態と言われる2022年10月後半にスタートし、
ベクター形式がいいと言われる中、ラスター 形式( jpg、png )のみで約4か月で3万円以上の収益があげれました。
もっと言うと2月末までの４か月半で複数サイトの収益を
合計すると39800円、ほぼ4万円まで収益を上げることができました。
ストックイラストに投稿したジャンルと使用画材
私が投稿したのはアナログの水彩イラストと
クリップスタジオで描いたデジタルイラストです。
内容は主に素材系とシンプルイラスト系、
これまで主に登録したものは、
年賀状と背景テクスチャ、フレームです。
今からはじめても無理では？問題
ストックイラストは参入者が多くて飽和状態、昔のようには稼げないとよく言われています。それだけじゃなくて、いまは定額制の波にあおられたり、報酬額が下げられたりして、ストックイラスト初期に比べると簡単には稼げないようになっています。
けれどコツコツと数を積み上げられるなら、まだまだ少しは絵をお金に換えることはできるなというのが実感です。
ベクター形式じゃなくて売れるの？問題
売れました。
ベクターだったらもっと売れたかもしれないという可能性はまだ検証できていないけれども、今言えるのはラスターだけでも売れるということです。
AdobeStockではアナログの水彩タッチがコンスタントに需要がある様子。
水彩が得意な人は、そのまま水彩素材をだすというのでいいかも。
１枚絵としての水彩画じゃなくて、素材として使える水彩タッチのイラストが求められています。
クリスタではシンプル系イラストを作っているので、これに関してはベクター素材の方が求められているかもしれないです。
これまでの登録数と期間
イラストAC 約300件
集中的に登録したのは一か月半。一か月半の間、毎日５件～１０件登録したら、みるみるダウンロード数があがり、１日のDL数は600DLを超えた。しかし登録をしなくなると日に日に下がった。イラストACは放置しない方がいい。一週間のうち2日登録しない日があっても、それほど落ちなかったけども、逆に一週間のうち2日しか登録していないと、がた落ちだった。
Adobe Stock 約130件
その他４社のストックイラストサイト
実際には200回登録しているけども、審査落ちなどがあったりして、
私の中で一番売り上げているAdobeStockでの登録件数は130件です。
有料のストックはやはりダウンロードされるまでのハードルが高く、
0回か1回しかダウンロードされない素材がほとんどでした。
その中で、10回以上ダウンロードされるアイテムが２つあり、それのおかげでなんとか着々と伸びていきました。
一つはうさぎ年賀状。色違いと賀詞ありなしバージョンあわせて５０ダウンロードありました。
もうひとつは初期のころに出してたシンプルな水彩パターン。
数回DLされていて、もしやと思い色展開してみたら、そのうちの１色がよくダウンロードされてくれました。
爆発的ヒットではいえないが、この色展開した水彩パターンが１日に数回ダウンロードされていてひじょうにありがたい。
ここで残念なお知らせですが、ストックイラストは副業や子育ての合間にする人が多い中、私は本業としてやろうとしています。本業でこの収益は少ない！なので副業の人にとって、期間は目安にならないと思いますが、成果が出はじめる登録枚数はひとつの参考になると思います。
後発組に不利なストックイラストサイト３選
あくまで一個人が感じたことです。
フォトライブラリー
サイトの作りが古参有利。
イラスト素材のカテゴリー別で数件出てくるイラストが、
４か月間いつ見ても変わり映えがないように見える。これは過去のDL数が多いものを表示しているだろうか。人気順上位の絵を見ると、今売れているというよりは数年前に売れていたのではないかと思うもので、単純に累計のDL数でしか計っていなさそう。古参有利で新参者に不利なつくりをしているように見えます。
フォトライブラリーは価格設定を自分でできるからか、「価格安い順検索」というのができるのも、イラストの価格破壊を助長しそうで心配。
フリー素材サイトも乱立してるので今さらかもしれませんが。
サイトの作りは想像でしかないですが、もう少し利用者にも寄稿者にも利便性のある設計に変えてほしいなあ。
私の場合、フォトライブラリーでの年賀状のアクセス数は多いもので５０件あったものの、通年素材はアクセス自体が１件とかでした。
ダウンロードは年賀状の２件のみでもちろん換金額には達していません。
フォトライブラリーは設定金額のうちの投稿者の受け取り分の割合が大きいだけに、ここで売れてくれるとありがたいんだけどな。
PIXTA？
ストックイラストするならどのサイトがいいのかはじめる前に調べた中で、
PIXTAとAdobeStockの名がよく上がっていて、やってみたものの、
DL数に歴然とした差が。
私の場合、pixtaはAdobeStockの１０分の一の収益しかあげていません。
pixtaとAdobeStockと同じくらいの収益の人とかいるのになあ。
私がよく出してる背景素材系の需要がないのか？
売れるサイト、売れないサイトは個人差があるとは聞いていたものの、
ここまで差がつくと、pixtaが売れるというのは過去の話では？という気がしてくる。ベクターでないのがいけないのでしょうか？
どうやらpixtaは人物素材が人気と言われています。
人物系イラストを一つもあげていないので、あげてからまた検証します。
shutterstock
これは昔はよかったものの、いまでは寄稿者への取り分が減らさせました。定額制サブスク化のしわよせが寄稿者の方に来ています。
一度波に乗るとよくダウンロードされるものの、１ダウンロードの余りの報酬の少なさに、寄稿を取りやめました。
有料のストックサイトでこの報酬で満足していると思われると、他のストックサイトに申し訳がないし、他のストックサイトでも減らされると困る。
あと英語で登録しなければいけないのでひと手間かかる。
後発組でもやっていけるストックイラストサイト３選
Adobe Stock
AdobeStockは順調に売れているし、数か月前に投稿したものも売れていたりするので、投稿が古くても新しくても、あまり関係なく売れるサイトのよう。Adobeのソフトと紐づいているのが強い。illustrator、 photoshopは業界の標準となり、世界中に利用者が多い中、それに紐づいたサービスのAdobe Stockは閲覧数もまた多い。
AdobeStockは素材系が人気らしく、現に私も素材系がよく売れています。
人物系よりは素材系の方がハードルが低く、初心者でも作りやすくてはじめやすそう。なんでこれが？ってのがダウンロードされてたりするので、傾向はまだ掴みきれないところがあります。
イラストAC
今現在のイラストACはむしろ新規参入者ウェルカム状態。
新着表示を積極的にしてくれます。
キーワード検索して出てきたトップページにに新着が数件表示されるようになっています。
イラストACは利用者は無料で利用でき、投稿者は広告収入で１ダウンロード４円程度入る仕組みです。
ただ注意しないといけないのは、著作権譲渡という点。イラストACに登録したイラストは他で使いまわしできません。
で、さらに昔の私は著作権譲渡と聞いて、ストックイラストはやらないでおこ、と思ったんですが、著作権譲渡はイラストACだけです。他にも私が知らない小規模なストックサイトではあるかもしれませんが、少なくとも私の知ってる大手のストックサイトでは著作権は作者に帰属します。ので、安心してください。ここだけですよ著作権譲渡なんて。
そして最近はちょっとシステム面に不安があります。はたしてコツコツ頑張った分、ほんとに支払ってくれるのだろうかという一抹の不安があります。
アルゴリズムも頻繁に変わるようなうわさもあります。
長期的には不安ですが、短期的には成果が見えやすいので、
ストックイラストはじめたての時期に、モチベを保つのには適しています。
イメージマート
株式会社アフロがてがけているイメージマート。
イメージマート自体がストック界での後発組ゆえ、まだまだ素材が少ない状態。これからイメージマートが盛り上がっていくとすると、今は狙い目なのかも？
私の場合、105件登録の中、年賀状が４件、背景素材が１件DLされました。
今のところ収益はpixtaとほぼ同じくらいです。
そして、これからストックイラストをはじめる人に、おすすめのサイトをもう一つお知らせします。
その名も PIXTA
…あれ？さっき今からはじめる人には不利だって言わなかったっけって？
違うんですよ。たしかにダウンロード数は少なく、AdobeStockの十分の一しか利益出てません。
でも、ストックイラストをする人への情報が手厚いんですよ！
初心者の疑問にこたえる記事や、毎月おすすめのテーマを案内してくれます。ストック初心者向けの記事がありがたいです。なので別の視点からPIXTAはおすすめです。
あと大手ではiStockの名前も中堅どころとしてよく聞くのですが、
登録がとてもめんどくさそうでまだ手を出せていません。
サイトとの相性は個人差があります。
素材ごとに見ても、一つのサイトだけでよくDLされているなんてことがよくあります。
まとめ
ベクター素材じゃなくても、ダウンロードされます！
無料のイラストACなら、はじめたばかりでもダウンロードされます。
有料のストックサイトだと、100枚を目安にぽつぽつとダウンロードされ始めます。
イラストACは投稿をやめるとダウンロード数が減っていきます。
長期的に考えたら、有料のストックサイトの方がおすすめです。
最後に、これまでラスターのみでやってきましたが、
シンプルイラストを描く分にはクオリティとスピードを考えて、
やはりベクターデータがいいのではないのかと考えて、
このたび稼いだ分でillustratorを導入しました！
ちょっとテーマに反することになっちゃいましたが
まずは今できることをする、という形で始めて続けてきたので、
わたしにはこのタイミングでの移行だったのだと思います。
2023年の現時点でラスターだけでも、
コツコツと登録枚数を積み上げていけば、３万円は稼げます。
分析をしたり、考え方がマッチすればさらに少ない枚数で成果を上げることができると思います。
これからはじめようかという人の参考になると良いです。
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