【PC関連銘柄は買い?】IntelがThunderbolt 4を発表した件について、投資材料になるか現役エンジニア視点で語ってみた

初コラムです。
Intelが7/8に新規格Thunderbolt 4を発表しました。
2020年後半に製品が登場するようです。
これが電気機器業界に影響があるかエンジニア視点で考察します。

そもそもThunderboltって何?

これはちょっとややこしいんですが、「普通より速くデータを転送出来るUSB-typeC」です。これによって享受出来るメリットは色々あるんですが、基本的には以下の2点に尽きるかと思います。

Point1:高電力のUSB-typeC充電器1個あればスマホとPCの充電が出来る

これまでは出張に行ったりする時はノートPC用の充電器とスマホの充電器を2つ持ち歩く必要があったのですが、Thunderbolt対応なら1個で済みます。ミニマリスト大歓喜。

Point2:1本のケーブルで外部ディスプレイに接続・充電が出来る

これめちゃくちゃ便利です。
テレワークの普及で外部ディスプレイの需要って結構あると思うんですが、
USB TypeCの出力に対応したPC・ディスプレイだとケーブル1本で充電とディスプレイ出力が出来ちゃうわけです。
HDMIケーブルが1本減るだけじゃねーか!って思うかも知れないですけど、やってみるとこの良さがわかります。

Thunderbolt 4になったら何が美味しいの?

Thunderbolt 3は非常に優れた規格でした。
しかし、Thunderbolt4は基本性能のアップグレードのみで、正直
特筆すべき点は無いと思っています。
一応違いをピックアップすると、大きくは4点かと思います。

・映像出力が最大4K→最大8Kに引き上げ
・伝送速度が2→4GB/sに引き上げ
・搭載できる最大端子数を2→4基に引き上げ
・よりセキュアな接続に
・対応ケーブルが1m→2mに引き上げ

画像1

結論:正直、全部要らないから市場には関係無さそう!

8Kのディスプレイなんて誰が持ってんの?4Kで良いじゃん!
伝送速度や端子数にシビアな人が世の中に何人いるの?そんな使わないじゃん!みたいな感想です。

強いて唯一利点を上げるとすれば対応ケーブルの長さでしょうか。
ただノイズ大丈夫なんかなぁ・・・ブースターつけるみたいな事書いてありましたけど、価格高騰しそう。

僕みたいなPCオタクみたいな人なら少し反応するかもしれないですが、
普通の人はThunderbolt 3でも全然OKな訳です(むしろそれすらも要らない可能性すらありますね)。

ポイントはターゲットが基本PC市場で(多分)ロイヤルティフリーな所かな?
・Thunderbolt 4ではPC市場は活発化しないのでPC関連銘柄には影響しない
・ロイヤルティフリーなのでこれを使う製品が増えても直接的にIntelの収益になるとかはない。

と推測します。

以上です。



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