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From Bird to Dog

2017年も終わりを迎えまして、電影と少年CQは学業のため年末年始が割と余裕あるので、本年の総括とか来年の豊富とか書こうかなと思います。

スピード感が重視される今のアイドルシーンにおいて、電影と少年CQは他のアイドルグループと比べていささかスローペースです。いきなり飛車角を暴れさせることはなく、じっくりと一マスずつ歩を前に進めていくグループです。近場のアイドルさんたちがどんどんと金に成っていくなか、電少はまだ歩のままで、個人的にちょっと焦っていたりもしたのですが、多分それが我々のやり方なんだろうなと思っています。そう。2017年はどんな一年だったかなと思うと豆を撒く年だったのではないかなと。
例えば曲の数を増やしました。年明けは3曲しかなかったレパートリーも10曲まで増えました。
例えば色んな方と一緒にお仕事をしてみました。大きいのだと夏の大△さん、SE$IMON DIAZさん、Summer Rocketさん、SAKA-SAMAさん、•••••••••さんとやったコラボ企画、あヴぁんだんどさんと合併してやった亞卍Qなどは話題性的にも結構良い感触を得たと思います。
例えばダンスや歌のレッスンをしっかりとやりました。様々な曲に一つずつ丁寧な振り付けと指導をしていただいたRikako先生や歌による見せ方のコツを的確に指導してくれた小林清美先生には頭が上がらないです。ルアン・ユッキュンも一年前とは比べ物にならないほどステージングが美しくなってきました。もっともっと伸ばしていかないとならないですが。
そういった豆を少しずつでも花に開かせていくのがとりあえずの2018年の仕事なのではと思っております。
ただ加えて今年以上に多くの豆を撒き続けないととも思っています。多分そっちの方が重要。

今年はツイッターなどで「アイドルソングを超えた〜」なんて発言がちょっと話題になり、そこから「アイドルとは何か」みたいな議論が巻き起こりましたが、アイドルは定義するべきものではないのではと僕は思っています。
いやアイドルに限らずの話なのですが、定義してしまったらそれでその文化が固定化されて閉じてしまう。
アイドルとは何かを答えることはできませんが、アイドルであることの強みは心得ているつもりです。
アイドルは、たとえそれがどんなに無謀で難解な挑戦でも、たとえそれがどんなに無意味な挑戦でも、若さ(肉体的な若さではなく精神的な若さ)や好奇心を武器に、(相応の実力を持ち得ていなくとも)立ち向かっていくことができる。それがアイドルの強みなんじゃないかと。
逆にいえば、その精神的な若さや好奇心さえあれば、老若男女(無生物でも)誰でもアイドルになれる。それがアイドルの美しさ。誰でもなれてなんだって挑戦できるということにおいて芸術表現の一つとしてアイドルって最強の肩書きだよな〜なんてこと思っています。そのジャンクさと(ときに実力が伴わないゆえに)稚拙になりがちな表現をすることでバカにされやすいのですが。

電影と少年CQはアイドルとしてはかなり亜流の立ち位置にいると思います。アイドルと認識されていないことも多いです(受け取り方は自由なので、どう思われても構わないのですが)。
主流のアイドルさんたちのやり方に対して、基本的に歌で盛り上げることはないし、MCをほとんどしないでわかりづらい芝居でつなぐし、その芝居も暗いオチでシメることが多いし、男女コンビだし、エイガサントラーとか名乗ってるし。
でもそういう行為こそがアイドルらしいと僕は思っています。無駄で無意味で無謀な挑戦なくしてアイドルをやるのはそれこそ「無駄」だろうと。電影と少年CQは誰がなんと言おうとアイドルです。もしあと10年続けてメンバーの2人が30前後になって誰もアイドルと呼んでくれなくなっても、やっぱりアイドルであり続けたいなと思っております。

なので2018年はもっと豆を撒きます。奇妙で無意味でときに悪趣味で、でも美しい豆を撒きたいなと。

来年の抱負ついでに来年の予定を。
とりあえず1月にライブが2本あります。

2018/01/15(月)
【CQ#74 シネマテークのアイドル】
「たたみゅ!新年会」
会場:代官山・晴れたら空に豆まいて

Open18:30 / Start19:00
料金:無料(2ドリンク)※予約不要
出演:ハシダカズマ(箱庭の室内楽)/DJごいちー/Summer Rocket/宇佐蔵べに(あヴぁんだんど)/へっぽこーず/ようなぴ(ゆるめるモ!)/電影と少年CQ

「豆を撒いて豆を撒いて」なんて書いていたら、早速一発目のライブが晴れたら空に豆撒いてさんでのライブです。
入場無料ドリンク代のみのライブなので、ぜひ足を運んでください。
ここでは「2018年の電影と少年CQ」をテーマにしたSFドラマをやろうかと思っております。

2018/01/21(日)
【CQ#75 君が月影に喰われる前に】
「フェスボルタランド」
会場:渋谷LUSH/HOME/FAMILY/イェネガ/WEST

出演者などの詳細はフェスボルタ公式サイト

電影と少年CQ3回目の出演となるフェスボルタさん。毎回奇妙でアバンギャルドな出演者でごった返す最強に楽しいサーキットフェスにまた出演させていただきます。
今回の電少のテーマは1950年代のSFパニック映画の世界です。

そのほか、2018年の電影と少年CQは様々な楽しいイベントを用意しております。
例えばもう我々も活動開始してそろそろ一年半になるから、そろそろね…な案件とか。あのユニットの復活とか。

というわけで2018年の電影と少年CQ、期待して待っておいてください。

みなさま今年もありがとうございました!
2018年もよろしくお願い申し上げます。