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2018年2月の記事一覧
孤独を愛しちゃおかしいの?
夜が好きだといけないかい
ネガティヴな奴だとつつかれる
独りが好きだとおかしいかい
独りじゃなければそれでいい?
それができない人もいる
できないことにくよくよすれば
それはなおした方がいい
けれども平気な人もいる
だけどそれはおかしいかい
誰かといるのは嫌いじゃないけど
独りでいてはおかしいかい
詩集・ほら、あなたの隣にも から 酒
酒を飲んでいるときにゃ
側にあなたがいるようで
見えないおちょこに注ぎます
酒の香りに包まれて
時は一気に逆戻り
楽しい想いに浸ります
酒の味にはちとうるさい
理屈をこねる癖さえも
すっかり移った私です
酒を飲んでいるときも
酒に飲まれちゃいけないと
酒を勧めた人がいた
詩集〝ほら、あなたの隣にも〟から 大樹と雷雨のはざまで
赤い小さな花びらが
雷雨と風にあおられる
大樹に生まれた青葉の群れは
強い心を持ってるが
赤い小さな花びらは
びくびくしながら咲いていた
大樹に生まれた青葉の群れは
赤い小さな花びらに
僕が守ると言っていた
それを聞いてた雷神は
そうはいかぬと暴れ出す
大樹と雷雨の戦いを
そっと見ていた赤い花
争い好かない赤い花
自らひとひら舞い上がり
一心不乱に空頼み
やはり戦さは続きます
争い好かない
〝ほら、あなたの隣にも〟から 夜咲く花
(台湾民謡「雨夜花」のメロディに乗せて)
見知らぬ街の灯に 照らされる姿が
遠ざかる風のように 小さく消えてく
時計のリズムにこの身を乗せて
待っているのは静寂(しじま)の中よ
南の窓から見上げてみれば
きっと三日月が伝えてくれる
ほのかに照らされる小道を行けば
きっとどこかに小さな花が
夜咲く花は優しい花よ
夜咲く花は悲しい花よ
夜咲く花に涙をあげて
夜咲く花を咲かせてあげて