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MIRACLE fire #5

電話

窓を開けて目に入ったのは道路に立ってた女性だった。
聴こえてきた声は『もう消防車呼んでますので!』だった。
熱でテレビがショートし、黒い煙に覆われ部屋から光を失ったことでようやく焦りを感じた。
目に入った服から身につけ部屋の外に出たが、なぜか鍵が気になりドアに手をかけドア裏の鍵を手に取った。
ドアは熱かった。

外に出るまでに会社に電話をかけた。
聴きなれている同僚の声は明らかに状況をつかめてなかった。
当然である、まさか同僚が出勤前に火事に遭遇するとは夢にも思うまい。

~to be continued~

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