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スケーターの足の悩み「脚の長さが違う」

セルフチェック:

両足で立ってください。

膝・腰骨・肩に印を左右つけて

位置が対称的か確認してください。

治療等が必要になるのは、不快感を伴う5mm以上の脚長差とされています。しかし、スケート選手の慢性的なスポーツ傷害を予防するためには3cm以上脚の長さが違う場合は要注意です。

「解剖学的な脚長差」「機能的な脚長差」


また脚長差は一般的に2種類あります。「解剖学的な脚長差」「機能的な脚長差」です。解剖学的な脚長差は一方の下肢の骨が他方より長い、構造的な違い。いわゆる「左右の下肢の長さが違う」状態のことです。しかし実際には骨の長さが左右異なる人は非常に少なく、外科的な手術などで、人工関節などを入れた人などに起こります。スケート選手のほとんどは、機能的な脚長差の問題です。機能的な脚長差とは骨盤が歪んでいたり、足が片方だけ甲高(ハイアーチ)だったり、扁平足だったり、プロネーションしている場合が多いです。
セルフチェックで3cm以上の脚長差があった方は、扁平足など別のテストも行ってください。

あるべき姿:

脚長差が1cm以内

起こる問題:


片方の足に体重が多くかかることで、片方だけが坐骨神経痛になる人が多いです。
また、右側は体を回旋させやすいが、左側は回旋しにくいなどということを訴える選手が多いです。約25年間前にコンパルソリー競技が無くなって以来、スケートの片側回転の繰り返しが原因で、起こっている可能性もあると私は考えています。


インソール以外での解決方法:

左右が対象になるように、自分の足首、膝下のねじれ、股関節のねじれ、足にかかる体重バランスを左右均等にする。肩の位置や頭の傾きが内容に真っ直ぐ立つ練習をオフアイスで鏡の前でチェックする時間を日々取りましょう。左右対称な動きをして、ひっかかかる部分があったり、バランスが取れない部分があったら、その障害を取り除きましょう。通常欧米ではこれらの課題は、理学療法士(フィジオ)かカイロプラクティックの先生が治せます。しかし、日本では非常に残念なことに、理学療法士が開業権が無く、カイロプラクティックが国家資格ではないので、体のバランスを見ることができる専門家が不明確です。
スケート選手としてまず一歩確実にできることは、筋膜リリースグッズを使い自分でセルフケアの仕方を覚えることです。徐々に弊社でもYoutubeチャンネルなどでこれらのやり方を公表してゆきますので、自分の体がバランスが取れる状態を一緒に目指しましょう。


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