SNSとの付き合いかた

ここ最近、僕は近くに住んでいる友だちとしか会わず、かつての僕からは想像できないような狭い環境のなかで生活していました。
そして実のところSNSとの関わり方も変わったのですが、まず面識がない人(どうしても会ってみたい人を除く)を全員フォロー解除して、仲良い人どうの関係なくフォローしている人全員をミュートしてみました。

今の多くのSNSの情報の流れ方は、フィード画面が時系列順に流れるタイムラインではなく、コンピューターによってが自分が興味あると判断して流れてきています。
ずっと感じていたことなのだけれども、そもそも”フィード”(Feed)という単語の意味を直訳すると”餌を与える”という意味だと気づいて、僕はSNSを見ていると言葉通りスマホから餌付けをされているかのような感覚に陥ってこのような行動に至りました。
SNSとの付き合い方を変えて、変化したことはまず、全員ミュートしていて自ら情報を選びにいかないと情報を仕入れられないからわざわざ人の名前を調べて投稿を見に行くようになりました。
そして、ふと考えてみると自分はごく一部の人しか検索していないことに気がつき、これにはいろんな意味で自分にショックを受けました。
自分が普段本当に気になっている人がわかったのとともに、検索している人にしか興味がないんじゃないかという疑い。
無理かどうかは置いておいて、この世にいる人全員を平等に愛したいと思っていた自分には大変大きなショックでした。

しかし同時に、今確かに自分のことを大切に想えているということにも気がつきました。
自分のキャパシティ以上は動かない、情報を入れない。
何事にも興味を持ってしまう自分にすごく必要なことでした。
今の自分にはこの情報の選び方があっていてすごく生きやすくなりました。
何より、今目の前で起きている出来事、目の前にいる人たちをより大切にできるようになりました。
目の前で起きている出来事が全てじゃないし、知らない世界を知ることはとても大切なことだけど、
目の前のことを大切にできない人が、いざ知らない世界に飛び込んで目の前が夢見ていた世界になったとして、その世界を大切にできるのでしょうか。

僕は常に、自分がいる環境、目の前の出来事に感謝しつつ、自分の世界が変わって行くことを楽しみたい。
かといって、目の前のことにしか興味がないのではなく、会ってみたい人もいるしあの人元気かなって人もいるし、行ってみたい場所もあるし帰りたい場所もあります。
そういう時はSNSとか科学技術とか、便利なものを利用するべきだと思います。
あくまで目の前のものを大切にしつつ、必要な時に必要としたいです。
なので僕のことを知っている人も知らない人も、久しく会っていない人もよく会っている人も、気軽に必要としてください。
あなたの目の前と僕の目の前が一致しますように。
自分のこと大切にしようね😌

最後に。
ライター石井ゆかりさんの言葉をお借りして締めたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

”起きているときも夢は見ているのだ
という説があります。
眠ったとき、夢を見るのは
五感や意識が閉じたとき、
それまで夢をかき消していたノイズが消えるから、
なんだそうです。
昼間も星々は空に光っていますが、
太陽が輝いているとき、星の光を見ることはできません。
太陽が沈むと、夜空に、見えなかった光が現れます。

見えないからといって、星が消えたわけではないように
意識にのぼらないからといって消えたわけではないもの、
というものもあります。
遠くにいる友達も、懐かしい思い出も、
いつも目の前にあるわけでなくとも、
消えてしまったわけではないのです。“

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