刻まれた言葉

                   (2021.1.10)

 かけ足で時間が過ぎていきます。2021年のスタートからもう10日たったんですね。1月は行っちゃう。2月は逃げちゃう。3月は去っちゃう。という言葉を知ったのは高校3年生の時だったと思います。受験と卒業を控え先生から教えてもらった気がします。第2回の配信もそうですが、私は学校の先生に言われた言葉で強烈に刻まれている言葉がいくつかあります。いい言葉も嫌だった言葉も。ということで今日は「刻まれた言葉」について話したいと思います。

 今は私も大人になり、人生経験を積んで自ら学んでいる成果もあり、「嫌だった、傷ついたコトバ」に目を向けずに「嬉しかった、感動したコトバ」に焦点をあてているので、過去の傷ついた暴言は少しずつ忘れつつあります。でも私はかなり長いこと、嫌だった言葉集めをし、思い出してはムカムカしたり落ち込んだりして、しこりを固く、大きくしてしまいました。だから、そのしこりを柔らかく小さくするためにはもう少し時が必要です。ですが、「一生忘れない。」と怒りに震える人生より、「あぁ、あれだけの辛いことを経験してよくここまで生きてきたね。がんばってきたね。だから今、こんなに幸せなんだね。」と、笑顔で過ごす人生の方がいいので傷口と向き合い続けています。ついでに言うなら、「底辺からの脱却~私を変えたあの一言」というシナリオを脳内でイメージし、傷ついた言葉バージョンと、感動したバージョンのストーリーを作ろうか、と思っています。どちらの言葉も私の中に刻まれているコトバ。そのコトバの捉え方は「だから、今がある」。そしてどちらのコトバも今を肯定したハッピーエンドにする、と決めています。