絵本を読む〜『おちばきょうそう』『さわさわもみじ』
(2021.11.1)
おはようございます。sizukukoboです。
とうとう11月になってしまいました。 それなりに毎日いろいろなことがあって頑張ってきたつもりですが、過ぎてしまうとあっというまで早いです。いつもだと「 この一年何やってたかな」と 思い出すのに一苦労ですが、今年は目標を決めてそれに向かってコツコツとできることをやった1年でした。忘れたことも、この音声配信とnoteに記録してあります。手帳も1年間使い続けることができました。 ここまで無事過ごすことができて本当に良かったです。残りの2ヶ月も丁寧に生活したいと思っています。
本題に入ります。月曜日は「 絵本を読む」というテーマでお届けしています。
秋も深まった11月。今回も「秋ど真ん中の絵本」2冊を紹介です。
一冊目は『おちばきょうそう』です。白土あつこさん作の、表紙を見ただけでほっこりできる絵本です。
この絵本はチャイドル ブック アップル 傑作選8と書かれています。2014年に初版が発行されています。表紙が柔らかい装丁も好きです。内容もタイトルと表紙から想像できるお話です。主人公のたっくんがじいじのお家で落ち葉の掃除を手伝っていると、タヌキがやってきて「ぼくの方が上手だぞ」としっぽで落ち葉を掃いてみせます。それに負けじとたっくんもほうきで落ち葉をたくさん集めて、 気づけば二人で競争です。たくさん集めた落ち葉を見て思わず二人は、、、。この後半はおそらくこの記事を読んでいる皆さんのお察しの通りです。落ち葉を集めたらやりたいこと、これが見事に表現されていて大好きな一冊です。
この絵本と出会ったのは1年ほど前です。 私が良い本と出会うのは図書館が多いですが、この絵本もやはり図書館で見つけました。そして、これを手に取った時、昔落ち葉で遊んだこと、落ち葉を使って焚き火をしながら みんなで美味しいものを食べたこと、そんなことを思い出しました。 今と違って、まだ焚き火があちこちでできていた時代でした。落ち葉を山のように集めてやることはどこも同じでした。この絵本を見た時に昔の懐かしい記憶が蘇りました。普段全く思い出さないような昔の記憶が、 絵本の描写から一瞬で思い出せるのですから、絵本の力はやっぱり凄いと感じずにはいられませんでした。
11月は行事に挟まれた地味な月に感じますが、季節の変わり目も味わい深いと感じる一冊です。 よかったら手に取ってみてください。
二冊目は『さわさわもみじ』です。この絵本は、ひがし なおこさん作、きうち
たつろうさん絵です。 表紙の紅葉が鮮やかで目を引く絵本です。
物語というよりは、もみじが風に乗って飛んでいく様子をわかりやすくやさしい表現で書かれた絵本です。私は「もみじさんの おやまは どんぐりくんの ベッド ぬくぬくだよ」という箇所が好きです。そしてもみじがかくれんぼしている場所があるのですが、そのページも好きです。絵本を開くと風の音やもみじが揺れる音が聞こえてきそうな絵本です。この絵本をとると冷たい風も嫌ではなくなるなあと感じました。
表紙に写っている男の子と一瞬目があったような気になった一冊です。 この絵本を手にとって音を感じてほしい一冊です。
この音声を録っている時に地震がありました。皆さん被害などありませんか?いつも思いますが自然災害はいつどこで発生するか分かりませんね。日本で生きていく以上地震を避けることはできません。出来る備えをして、自分の命を守れるように普段から正しく恐れて行動できる自分でありたいと思った次第です。