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書きたいことを書いていく

もうすぐ62回目の誕生日。
あと何年生きられるんだろう。
誰だっていつかは死ぬよね。

先輩の女性が、友人のお葬式前に言っていた。
「長生きすると、悲しい事が増えていく」
ほんとそれ。
楽しい事だってあるけど、悲しい事が帳消しになるわけじゃない。
悲しい事が消えてなくなるわけじゃない。
悲しみって消えないもんね。

いつかは見て懐かしむ時がくるかもって、
昔の落書きとか、
旅先で買い物した包装紙とか、
チケットの半券とか、
ペットの抜け毛とか、
捨てずにとっておいたものだけど、
その「いつか」なんてもうこないよねって思えて、
捨てちゃおうって思うようになった。
別に悲観的になってるわけじゃないけども。

ふとした時に思い出す一瞬の記憶もそう。
美しさや素晴らしさに感動したあのときや、
悲しみに打ちのめされたあのときや、
幸福感で満たされたあのとき。
あの時の私はどこにいるんだろう。
あの時の私の心はどこにいったんだろう。
ちょっと切なくて、なんだか不思議だなーって思う時がある。

想いも、記憶も、私がいなくなればなくなってしまうよね。
それはそれでかまわないけど、
とりあえず書きたいことを書いておこう。
気負うことなく書いていこう。
思いつくままに書いていこう。
残された私の時間を豊かにするために。

20221114


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