高知馬躍進の理由
今回は東京ダービー4着シンメデージー
黒船杯2着ヘルシャフト
そして昨日の関東オークス3着クラインドアウト
最近交流重賞で躍進している高知馬の強さの理由を土日はJRAと二股して高知、佐賀競馬を1R毎日掛けている高知競馬愛好家で、一応高知競馬回収率100%超えている自分が解説します!
高知馬の躍進のポイントは
・日本一時計が出にくい競馬場で鍛えている
・賞金の上昇
・打越、田中守厩舎
大きくこの3点だと思っていて
主にこの3点について深堀りしていくので良ければ見ていただけると嬉しいです
日本一時計が出ない競馬場
高知競馬は主に砂厚が内ラチ沿いは14.5cm、馬場の真ん中でも12cmと全競馬場の中で最も重く、コースも小さく小回りでコーナーがきつい1週競馬になるので時計が非常にかかります
どれだけ時計がかかるかわかりやすく例を出すと
高知1400m重馬場を(高知は年中雨が降り水はけが悪いのでほぼほぼ重になる)1.32.0で走る馬が笠松1400m重馬場で1.29.0程で走破します
正直これでも甘く見てるぐらいで実際は馬の適正によって変わりますが、大体4秒前後タイムが早くなることが多いです
こんな感じで時計がかかる競馬場なんですが、競争馬にとって走りにくい高知の馬場で走れると、ほかの馬場でスイスイ走れるようになるケースが多いんです
この理屈は簡単に例えると、人間でもよく砂浜ダッシュなどあえて走りにくい場所で走る事で足腰を鍛えてパワーを身に着けますよね?
そのあとで走りやすいコンクリで走ると気持ちいぐらい早く走れますよね?
競争馬も同じで重くて走りずらい場所で走る事がいい感じの負荷になって、いつの間にか能力が向上して他場で他所属馬を時に圧倒する。こんな現象が起こっていると私は考えています
賞金の向上で好循環
高知競馬はここ10年ほどで飛躍的に賞金が向上しました
関係者様の努力とハルウララの影響で次々に廃止する地方競馬を生き残った高知競馬はネット投票の普及と高知ファイナルなどで爆発し2008年から15年で20倍以上になりました
これについてはその時代を生きてきた方の詳しい記事が一杯あるので良ければググってみてください
この売上に比例し賞金も右肩上がりに向上し、2010年に始まった重賞福永洋一記念の1回目は優勝賞金50万だったのが2024年の福永洋一記念は優勝賞金1200万円になってます
このような形で下級条件~地元重賞まで満遍なく賞金が爆増した結果高知に馬が集まり、生存競争が起こる事で入厩する馬の馬質も向上しました馬質が向上することでさらにレースの質が上がり、レースに勝つための調教技術がさらに研鑽された結果今の高知競馬の強さがあります
高知競馬特有の時計が出にくい馬場はダート馬を鍛えるに最適な環境であり、その環境の中賞金が爆増する事によって全てが好循環して今の高知競馬が強くなった。これが私の結論です
打越、田中守厩舎
今回のnoteで一番言いたいことは今の高知はこの2トップの厩舎が他場開催で無双しているということです
高知競馬は今の恵まれてる環境で数多の調教師が覇を争っていますが、この2つの厩舎が飛びぬけています
厩舎成績を見ると打越厩舎は地方リーディング1位で勝率30%超、複勝率65%超 田中守厩舎は地方リーディング4位で勝率25%、複勝率55%超です
これはJRAの騎手で例えると川田とルメールです。ちなみにJRA厩舎で比較になる所はないです
この数字の何がすごいかって、地方もJRAと同じで1勝クラス2勝クラス見たいな格付けがあるんですが、この2厩舎の馬は勝ちまくって上級条件で見る事の方が多いんです。下級条件だとあまり見ないのにA2とか重賞だと3頭出しが常識的に起こります。この上のクラスで詰まる現象はつまり、この2厩舎はもう調教師が出せる限界に近い成績を出している証明であるということになります
雑賀厩舎や別府厩舎、工藤厩舎など他の調教師も腕が立つ方が多い高知競馬の中でも天井に近い成績を出しているこの2トップ厩舎が遠征するからこそ他場で無双し、今の高知競馬の強さを世に知らしめている。私はそう考えています
シンメデージー、ヘルシャフト、プリフロオールインなどの打越勢
ユメノホノオ、グラインドアウト、リケアサブルなどの田中守勢
この2厩舎は今や西日本所か全国の地方競馬を蹂躙する勢いです
そしてその流れはさらに加速すると私は考えています
最後になりますが、個人的に高知最強馬はプリフロオールインです
この馬が東京ダービー出てたらラムジェットとたたき合いしてたんじゃないかと思うぐらい私はこの馬の能力を買っています
高知競馬ファンに最後に爆弾を設置して終わりにしたいと思います(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?