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シンクロはマブダチ 2022/04/15

以前の記事で軽く触れたが、6期~7期に遊戯王を紙でやっていたことがあり、私自身その6期~7期の当時に主流であったシンクロテーマに未だに愛着があるのだ。もっと詳細に言うならば、「受け入れてくれる居場所」のような気がしてならない。地元の友達や実家に帰省した時のようなずっとそこに待っていてくれるような錯覚さえする。

マスターデュエルで遊戯王に復帰した今の私にはエクシーズやリンクは親戚や職場の先輩のようなもので、馴染みこそあまりないが、顔を合わせているので仲良くしている。そんな上辺だけの関係。

シンクロとは色んなバカもやったし、徹夜でゲームやったし、一泊二日の旅行にも行ったし、一緒にキャンプにも行ったし、ゴヨウ・ガーディアンの葬式にも一緒に参列した。そんな存在しない記憶が頭を駆け巡っている。

だから、4/12にマスターデュエルにて開催される「シンクロフェスティバル」にはそれなりの思いがあるのだ。最近では「アロマ」というテーマや「アダマシア」やYouTubeで見かけた「天威ローズ」などのシンクロを活用したテーマを使用したいと試行錯誤しているところだ。

実際のところ、シンクロテーマは普通に今でも「強い」のだ。最近話題の≪フルール・ド・バロネス≫や≪ヴァレルロード・S・ドラゴン≫は兎も角、シンクロ現役時代から存在して今も猛威を振るう≪氷結界の龍・トリシューラ≫や≪PSYフレームロード・Ω≫などのパワーカードは今でも危険視されており、OCGでは2022/04リミットレギュレーションにてトリシューラの準制限化が決定したが、約10年も制限指定され睨まれていたのだ。ほぼ呪術廻戦の両面宿儺みたいなもん。

ただ、ひとつだけ許せないことがあるとすれば、それは≪水晶機巧-ハリファイバー≫と≪幻獣機アウローラドン≫の存在だろうか。

こいつらはいわゆるLINKモンスターで星が存在しない代わりに、アドバンス召喚のようにモンスターの数(厳密にはリンクマーカーの数)をリリースすることでLINK召喚が可能な性質を持っている。

これとシンクロに何の関連性があるのか?そう、≪ハリファイバー≫というモンスターはシンクロ召喚に必要なチューナーを場にリクルートして、機械族×2でリンク召喚が可能な≪アウローラドン≫を簡単に場に出すことが出来るのだ。そして、この≪アウローラドン≫は幻獣機トークンをリンク召喚時に特殊召喚し、2体をリリースすることで更に場に幻獣機をリクルートしてくるのだ。

そして、リクルート先は≪幻獣機オライオン≫で、星2チューナーのオライオンと星3の幻獣機トークンでシンクロ召喚を重ねていく流れなのだ。


水晶機巧-ハリファイバー チューナーを含むモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。②:相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

幻獣機アウローラドン 機械族モンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分フィールドに「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)3体を特殊召喚する。このターン、自分はリンク召喚できない。②:1ターンに1度、自分フィールドのモンスターを3体までリリースして発動できる。リリースしたモンスターの数によって以下の効果を適用する。●1体:フィールドのカード1枚を選んで破壊する。●2体:デッキから「幻獣機」モンスター1体を特殊召喚する。●3体:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。

やや分かりにくかったかもしれないが、これは「ハリラドン」と呼ばれ、強力なシンクロのパワーカードにいとも容易くアクセスできるのだ!  できるのだ.... のだ...

こんなんでいいのか?なぁ...私たちが愛したシンクロはこんなトゲトゲした小僧とよく分からん戦闘機にヘコヘコ頭下げておまんま食わせてもらって嬉しいんですか?!

マスターデュエル環境に存在するシンクロを使用するTierの高いデッキの中では、≪電脳堺≫を除いたデッキは基本的にハリファイバーの靴を舐めて、おまんまを貰うデッキに成り下がっている。ジャンクドッペルもアダマシアも全員「ハリファイバーさま万歳!」と万歳三唱をしていることだろう。

ちくしょうめ!おっぱいぷるんぷるん! 総統閣下もこればっかりはお冠だ。 ハリラドンは出張性能が高く、必要な枚数もオライオン・ジェットシンクロン・ブンボーグ001などで事足りる。せいぜい5枚かそこらで≪ヴァレルロード・S・ドラゴン≫や≪フルール・ド・バロネス≫が簡単に場に出てしまうのだ。誠に遺憾であるよね?!みんなもそうよね?!

かくいう、私もハリラドンギミックをデッキ内に入れているが、これが悪いのは展開がいつまでも凡庸で画一的なのだ。対戦相手はスマホでYouTubeの#Shorts を5本は余裕で見れるほど面白みが無く、長く、飽きるのだ。

そこまで文句を言っている私だが、シンクロが主流だった当時に存在した≪レスキューシンクロ・ネコシンクロ≫という、とんでもないシンクロデッキをご存じだろうか?

≪サモンプリースト≫を通常召喚→≪サモンプリーストを特殊召喚≫→≪レスキューキャット≫を特殊召喚して、≪ダーク・ダイブ・ボンバー≫をシンクロ召喚して、≪レスキューキャット≫の効果で≪Xセイバー エアベルン≫を2体特殊召喚し、≪ダーク・ダイブ・ボンバー≫ですべてダメージに変換し、先行ワンキルするクソデッキなのだ。(割と現実的で無理がない)

これがあったことでレスキューキャットとダークダイブボンバーは禁止+エラッタされてしまった経歴があるので、ハリファイバーを実は手放しに誹謗中傷できないのです... 

みなさんも、ネコシンクロにはお気を付けを... お後がよろしいようで...

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