能力系マンガのラストシーンに納得いかない 2022/05/25

異能力系というか能力バトルとか、そういう系の漫画を見てると、ラストシーンは大体の相場が「能力なんて使わなくていいよね」とか「能力を使ったバトルはもうやめようね」に帰属するんだよね。某錬金術とかさ。

いやいや、違うだろ!作者は何を描きたかったんだよと思いたくなる気持ちと、落とし所として綺麗で分かりやすいよなって気持ちが混在してる。視聴者目線だとなんとでも言えるけどね。最高なのはその能力を最終的にプラスにして終わるか、ホントに必要ない世界を作るかの2択とかだと思うんだよね。

現実世界でもそうじゃん。戦争が起こったから科学がより発展したんじゃん。それなのにその戦争の歴史から目を逸らしたら絶対に批判されると思うのね。自分は無視したら疑問点だと思うし、それを教訓にしてなきゃダメじゃんね。

でも、ラストシーンって大概ラスボスとかを退治した後で、能力をプラスとして終わるのって落とし所として難しいんだろうね。同じ能力を悪に使ってるかどうかの違いで、本質は同じなわけだから否定はできないよねって思うし、かといって今まで散々使ってたのに100%切り捨てるのもどうかと思うよね。だから、最終的にちゃんと能力者とかにルールが設備されましたよってエンドが一番丸い気がするけどね。

ラスボスを倒しても悪人はまだいる世界だけど、腐ってた内部の組織とかはクリーンに戻って、能力者も統治された上で主人公はその能力を捨てましたよ なら話は分かるけどね。ただ、これ必要なくね? じゃ筋として意味分かんないから難しいよね。

NARUTOとかは火影の引き継ぎとかストーリーの落とし所は分かりやすかったけど、なんか後半いっぱいありすぎててんやわんやだったし、BLEACHは組織が一新されただけで死神の本質とかそっちにあんま触れずに終わっちゃったから少し残念だね。能力系というより忍者とか死神の偶像にそれっぽいネーミングと能力を付与した感じではあるけどね。

ま、要するにさ、主人公とか名脇役がどうなったかの視点もありつつ、その世界はルールを変えて組織をクリーンにして平和になりましたよってのを大きな視点として持つべきな気がする。

主人公が大人になって普通になんか結婚とかして、更に世界もこういう風に変貌したし、これを教訓にしたから次からはそういうことを無くすように頑張りたいねってことだと思うんよね。実際にその後どうなるかは知らんけどさ、視聴者目線はやっぱ抜本的に解決されなきゃ気持ちよくないじゃんね。

そういう意味だと東京喰種:reのラストは良かった。連載当時は後半のヤツは割と大丈夫かこれ?ってなったけど、最終すごい主人公周りとか喰種が生きやすくなって、その従来の人間vs喰種のバトル構造も新しい形に刷新されて、とりあえずチャンチャンっていう石田スイ先生の落とし所がちゃんと見える良い作品ではあった。几帳面なんだろうね。こういうの。

なんか特定の作品を贔屓してる感じになってしまうので、アレだけど自分としてはこういう終わり方だとしっくり来ないな〜って作品はあるし、こうなったら良いなの妄想でした。別に作品を悪く言ってる訳じゃなくて、自分は納得できない!!!って話だね。

鬼滅とかも見たけど、アレはちょっとやりすぎだね 後日譚として描きすぎ。シンプルに100年くらい時飛んでるし、そういうことじゃないよねってなった。進撃の巨人は綺麗だったけど初見じゃ理解しづらい終わり方だった。わりと好きな終わり方だったけどね。

伏線を回収してほしいってのはあるんだけど、今まで戦ってた意味とかそういうのが報われたらベストよね。子供が出来てチャンチャンだとさ、それは違うくね?ってなるじゃん。別に幸せに暮らしてればいいんだけどさ。

でも、そんだけ言っといて、この記事のオチはどうなんだって、、、  え?ノープランですけど、、、 生意気なこと言ってスンマセンした!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?