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【ポケモンORAS】6年前の自分の構築を今更”ガチ添削”してみる【2336文字】

この前の記事で、化身ボルトロスのヤバさを振り返る記事を作りました。

その中で自分の過去に使用していた構築があまりにも弱そうだと私の中で話題になったので、今回は過去の構築を添削してみたいと思います。

それがこちら!(HIKAKINのボイパ)、KP33位~!(イエーイ)

はい、並びを見ていきましょう。

ガルーラ、ボルトロス、ガブリアス、バシャーモ、クレセリア、ギルガルド。

構築記事は流石に残っていないのですが、2016年の1月の大会なので、レートのシーズンで換算するとちょうどORASシーズン13辺りでした。

それを踏まえた上で何個か添削および疑問点を取り上げましょう。

・ゲンガーの一貫性
・バシャバトン軸のように見える
・受けル対策が薄い
・マリルリ、ジャローダ対策が薄い

まあ、この辺りですかね。当時は高校生ですし、XYでガチレート始めたのが2014年辺りなので、ガチで初めてから約2年ほどですか。

普通にクレセリア→スイクンにすれば、それなりに戦えそうではあるが、受け対策がやや薄い。

この並びを添削したのがこちら。


添削内容


ガルガブボルトを軸に残し、バシャ・クレセ・ガルドのバトン展開を、そのままウルガ・ゲコ・ゲンガーへと変化させた。

まず、バシャバトン軸だとして、滅びゲンガーや対スイクンなどの積み特殊ATや強引に1:1を取ってくる相手に対する処置が気になった。

また、バシャバトンをメインギミックで使用するとなると、メガ枠を割きたいので、ガルーラとの食い合わせがかなり悪い。

そこで非メガでガルーラに対してそこそこ強い崩し+サイクル枠として、「ほのおのからだウルガモス@アッキのみ」を採用。

次に、初動が消えたので安定して動かしやすい『信用可能ゲッコウガ』を採用。これにより、気になっていた対ゲンガーに対しても初手の動きがとても緩慢になった。

最後に、受けルを強引に崩す枠として「滅びゲンガー」を採用。


構築解説

内容を解説していこう。

ガルーラ

猫/不意/捨て身/地震@メガ石 HAs S - メガ後最速70族+1

・初手性能と詰め性能が高く、6世代の結論に近い技構成。

・特に言うことは無いのだが、AD秘密/空元気は殴り合いには強いのだが、ガルーラとしての制圧力に欠ける。

・スイクンがやや重たいのだが、空元気を積んでねっとう運ゲーになるくらいなら猫捨て身で殴り切った方が速い。(ゴツメはウルガorボルトで対策)

・どうしても崩せない相手に関しては、後述の滅びゲンガー等で崩していく。ガルーラで受けルに勝ちたいなら両刀投げガルーラじゃないと勝てない。

ガブリアス

・普通の陽気ASスカーフ。構築上、スイーパー2枚になるので、どうしても崩し枠が足りない場合は意地の炎の牙/剣舞@珠でエアームドを壊す。

・初動のガブリアスミラーが重たいので、ここは要検討だが、鋼枠orフェアリーでガブに勝てる存在がこの世代には存在しないので仕方ない。

・裏から出てくるガブリアスで崩壊する恐れがあるが、最悪50%の運ゲーを制す。そういうゲームなので。



ボルトロス

・HS@オボン 10万/めざ氷/悪巧み/電磁波 努力値配分がキモい。

・対ガブが薄めなので、ここはCSカムラに変更かもしれないが、対面でマンダ軸やグロスなどの面倒な相手を誤魔化せるのが強い。

・氷の一貫性は感じるが、立ち回りでどうにかなる。レートのBO1形式ではあまり強くないかも。

・電磁波上振れがなんだんかんだ最強。猫ガルーラにあまり強くないので、ほのおのからだガモスやガブリアスの鮫肌などで分からせる。

・ORAS後期環境は悪巧みを積む余裕が無いのが苦しい部分だが、崩し枠が足りていないので仕方ない。


ここまでは同じ。次から変更点を交えて考えていく。


???

まず、ガルド→ゲンガーの採用。

・メガゲンガーを採用した理由としては簡単で、受けループ対策および面倒な並びのサイクルカット要因。

・無理矢理1:1を持っていくことが大事で、恐らくHS滅び。ガルーラを出せない構築に刺すのは7世代でも伝統。

・崩し枠として優秀なのと、道連れが最強すぎる。許されてはならない。



???

クレセリア→ゲッコウガに変更。

・今まで見た時にガブリアス、バシャーモ、カバリザ、ゲンガーなどの面倒な因子を弾こうとした時にもっとも適していると考えた。

・バシャガブを厚めに見た方が良いので、恐らく信用可能ゲッコウガでの採用。

・対面構築への勝率を落としづらく、ウルガモスとの相性が良い。

・初手性能がとにかく高い。物理にかなり厚めだが、逆にスイクンに薄くなっているので、ガルーラをスイクンに少し厚くしたい。

・7世代と違い、速攻火力が出ないので、ガルーラ軸以外に浅く広く戦いたい。対面厨パにありがちなエスパー技の一環が切れるのも素晴らしい。テテフとかいうヤツいないのに。



???

バシャーモ→ウルガモスに変更。

・ゲッコウガ+ウルガモス+ガブリアスの相性補完が素晴らしい。

・ガルーラ軸へのクッションを兼ねて、アッキ羽休めでの採用。初手ゲンガー守る+アッキウルガモスの安定感が素晴らしい。

・スイクンやニンフィアなどへの動きが怪しいのがネックなので、なるべく初手出しではなく、裏から出すことを意識したい。



まとめ

・対ゲンガーへの最低限の初手対面やケアなどを組むことは出来たが、あまりにもBO1に向いてなさすぎる。

・立ち回りで戦うのは強いのだけれど、あまりにも構築が貧弱すぎる。S17の最終シーズン時点で戦うとするなら厳しいが、当時の2016年1月に持っていけばそれなりに戦えそう。

・ORASは開拓していくのは楽しいのだが、開拓幅が狭くなりがち。どの世代にもトップメタがいて、この世代は結局ガルゲンの2強すぎた。バシャでもギリ船には乗れない。


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